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宇多丸 ショーン・コネリーを追悼する

宇多丸 ショーン・コネリーを追悼する アフター6ジャンクション
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宇多丸さんが2020年11月2日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でショーン・コネリーを追悼していました。

(宇多丸)ちょっといろいろカルチャーニュースがあるんですけども。まずはこれ、いろんなところでもすでに報道されてますが。やはりこの番組、映画の話題なんかも多いんで取り上げないわけにはいかない。俳優のショーン・コネリーさんがお亡くなりになったということで。10月31日にお亡くなりになった。90歳ということで。

晩年はね、ずっと認知症を患っていたということで。だからねフィルモグラフィーを振り返ってみると、結構ずっといろんな映画に出てて名演を残してきた人ですけども。たしかに言われてみると、結構もうだいぶ映画には出てないなというか。半分引退状態だったという。

で、先ほど話していて「だいたい2003年の『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』ぐらいかな?」みたいなね。すでにだからもう17年前になってるわけで。まあ、『007』の最初のスター役者として有名ですけど。熊崎くんはだいたいショーン・コネリー、イメージとしてどのへんですか? 見たこと、あります?

(熊崎風斗)あります、あります。でもやっぱり『007』とかは僕、途中から……ショーン・コネリー世代ではなかったのんですけども。それを踏まえて昔のから見直したりしてみたりはしていましたね。

(宇多丸)やっぱりね、「『007』といえばショーン・コネリーが一番だ」みたいなことを……僕はロジャー・ムーア世代なんだけど。その次の次の人なんだけど。だからやっぱり、ショーン・コネリーボンドってのは当然見るし。その『007』の名作中の名作というあたりもありますし。あと、その後の……一応ね、ちょっとねその『007』後にいろいろと、『未来惑星ザルドス』とかね、『オリエント急行殺人事件』も出てましたね。

『風とライオン』『ロビンとマリアン』。こんなのも良かったな。いろいろ模索している時期というか。「『007』はもうやりませんよ」っていう風にやって。やっぱりね、イメージが付いちゃってそこから脱するのに苦労するというののある意味初期の例というか。そういうことかもしれないよね。

なんだけど、僕の感覚で言うと、その後も『アウトランド』とかね。まあ『ネバーセイ・ネバーアゲイン』でもう1回、『007』をやったりとかね。1983年で僕、ちょうど中2でしたけど。ちょうどね、ロジャー・ムーアの『オクトパシー』とね、『007』……要は両方権利が分かれてる『007』同士の対決みたいのがあったりね。興行的には『オクトパシー』の方に軍配が上がったんじゃないかなと思うけど。僕はこの『ネバーセイ・ネバーアゲイン』も好きでしたね。『帝国の逆襲』のアーヴィン・カーシュナー監督。キム・ベイシンガーが出ていたりしましたね。

で、ずっとある種模索期みたいなのがあったんだけど、86年のこれ、最近NHKでもね、ドラマ化されました。『薔薇の名前』とかね。これはジャン・ジャック・アノー監督の中世を舞台にしたミステリー映画。そしてなんと言っても1987年、ブライアン・デ・パルマの『アンタッチャブル』。ケビン・コスナー主演。元はテレビシリーズだったやつ。要するにアル・カポネを追い詰めていく話なんですけど。これの老警官役であの僕の感覚だともう本格再ブレイク。

要するに、まあお爺ちゃんキャラみたいなのがようやく板についた。やっぱりさ、これだけハンサムだと……で、ちょっと脂ギッシュハンサムじゃん? スコットランドハンサム。で、ちょっと中年ぐらいの時は結構グイッと脂ギッシュで、それがよかったりもしたんだけども。『ザルドス』の毛むくじゃらな感じもいいんだけど。やっぱちょっと脂が抜けてきて、本当に2枚目のいい男。脂の抜けてきた時に一番いいみたいなものってあると思うんだよね。

(熊崎風斗)味が出てくるんですね。

(宇多丸)そうそう。で、『アンタッチャブル』。これ、もし熊崎くん、見たことがなければ……。

(熊崎風斗)見たことないです。

『アンタッチャブル』

(宇多丸)まあ、今の感覚で見ても絶対に面白いんで。ケビン・コスナー率いるFBIチームがアル・カポネを……これ、ロバート・デ・ニーロが演じているんですけども。そのアル・カポネを追い詰めていくんだけど。その最初、ケビン・コスナーが追い詰める役になっていくんだけど、あんまりうまく行かなくて。それで悩んでるところで老警官が来て。ちょっと軽く人生のアドバイスをして去っていく。

「不正に、賄賂に毒されていないあいつを雇うんだ」っていうんで、ショーン・コネリーがそのケビン・コスナーのメンターになっていく。なんだけど、途中これがまたまためちゃめちゃエモい展開があったりなんかして。まあ、絶対に熊崎くん、今の感覚で見ても面白いと思いますし。

で、そのお爺ちゃんキャラのままで『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』とかね。要するにハリソン・フォードのお父さん役であるとか。『レッド・オクトーバーを追え!』なんてね、ソ連の潜水艦の艦長役をやったりとかね。あとはまあ、そうだね。『ザ・ロック』なんてのもありましたね。ドッカンドッカン、アクションをやったりとか。いろいろとありました。『ザ・ロック』が1996年。でもこうフィルモグラフィーに並べてみると結構後の方なんだなっていう。この頃、すごい活躍してるなって感じがあったんだけどね。

で、なんかショーン・コネリーの映画って『007』も含めてちょいちょい見返すから。なんかあんまり見てない気がしない人っていうか。

(熊崎風斗)そうか。ずっと出ているかのような?

(宇多丸)そう。この間も……今年に入ってからかな? 『エントラップメント』っていうね、まあ泥棒物ですね。キャサリン・ゼタ・ジョーンズが不二子ちゃんみたいなもんだと思ってください。あれですよ。レーザー光線がブワーッと行き交っていく中、レオタードを着てそれをすり抜けていくっていう、そういうようなことをやる映画ですよ。

それでキャサリン・ゼタ・ジョーンズのお爺ちゃん役ではなく、普通に恋仲になる役みたいな。で、この間、午後ローでそれをやっていて「おい!」っていう(笑)。「おい、ショーン・コネリー、おいっ!」っていう(笑)。「おいおい!」なんて思いましたけども。そうそう。でもね、長年活躍されてきてということで。まあ、90歳。まだまだ見たかった気もしますけど。

有名作以外にもいい作品が多い

ご冥福をお祈りしますし、もちろんショーン・コネリーさん、出られた数々の作品。もちろん有名作以外も本当にいい作品が多くて。さっき僕が挙げたような一連の……『王になろうとした男』とかもいいですよ、これね。ジョン・ヒューストンの作品。このあたりとか。いわゆる有名作以外にも本当に実は渋い演技をいっぱい見せていますし。まずは熊崎くん、『アンタッチャブル』。配信サービスとかにも入っていたりするのかな? もしなかったらウタヤにありますんで。

(熊崎風斗)わかりました(笑)。

(宇多丸)あ、ウタヤっていのは私の私物のDVDですけどね(笑)。ショーン・コネリー作品、いっぱいあるのでお貸ししたいなと思います。

<書き起こしおわり>

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