(R-指定)本来、あれはトークで「ちょっとラジオから生まれまして」みたいな。「キャッキャ」って。その笑いの部分もちょっと短めに差し込んで。あとはタモさんが「じゃあ、この曲どんな思いで?」って言って。そこで曲の話をしても、曲の脳みそに……ラジオの脳みそから曲の脳みそに切り替えて。シリアスなトーンになって。「いや、これはそういう舞台の上に立つ人間、板の上に立つ人間のラッパー、俳優、DJ。この三者三様の思いを語った歌なんです」「なるほど、そうですか。それではCreepy Nutsさん、菅田将暉さん、スタンバイをお願いします」で行く予定だったのに。
(DJ松永)うん。台本上もそうなっていたからね。
(R-指定)「『Mステ、出てえよ!」って。それで3人でメシ会に行って曲を作ることになって。『菅田は赤ちょうちんの方が似合うかな? でも、ミシュランの方か?』って。それで俺、ミシュランの店を予約したら、菅田さんがその店を知ってたんすよ!」「ありがとうございます。それではCreepy Nutsさん、菅田さん、スタンバイをお願いします」って。俺、もう全然……(笑)。
(DJ松永)「悩み事、隠し事♪」って(笑)。
(R-指定)「寿司の店、知っていて。それで会計もワリカンでしたわ!」「悩み事♪」やあらへん! どないすんねん? 人間はそんなに早く切り替えられへんから!
(DJ松永)もう俺、びっくりしたんだから。まだあったよ、あの話。俺、まだまだ面白くなる。まだまだ次の展開の話があったのに。俺、まだあそこから……「菅田、あの寿司屋知ってて……全然足並み揃わねえな!」っつって。それで菅田さんがワリカンの話をして。俺もまたそれに返して。で、どんどん雪だるま式に面白くなっていくはずだったのに。アナウンサーの人が「話も盛り上がったところで……」って。「もっともっと盛り上がるよ!」って思ったけども。
(R-指定)Mステはエピソードトークで10分ないねん!
止まらないエピソードトーク
(DJ松永)「話も尽きないですが」ってもっとあるんだよ! どんどん面白くなる。これからどんどんと上に行くのに。すごいところで腰を折られたから。
(R-指定)松永……お前、1回『タモリ倶楽部』で失敗しとるから。タモさんの横でギャーギャー長い話をするやつ、嫌いやねん!
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)見てたか? RADWIMPSの野田さんのあの感じが正解なの。なんか言われて「そうですね」って一言、二言話して完璧な演奏をする。それで正解。せやのにもう長尺のエピソードトークを持っていく。それで頭からケツまで全部話して……。
(DJ松永)フフフ、それで俺さ、あのまま「どうぞ」って言われて。そしたらすぐに始めなきゃいけない雰囲気になって。俺もびっくりしちゃって。
(R-指定)俺もびっくりした。「えっ、もう? ヤバい、ヤバい。全然曲のスイッチが入ってないんやけど……悩み事、隠し事♪」って。
(DJ松永)俺も気づいたら音を流していたもん。なんかあそこんところの記憶、ないんだよね。
(R-指定)気づいたら俺もラップを始めていて、気づいたら間違えていたから。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! いや、もうびっくりした。本当に。わかんないもん。だって俺さ、さっき言ったみたいに修学旅行みたいな。「テレテテー♪」なテンションで来ているからさ。それは「製作中のエピソード、ある?」って聞かれたらあの寿司屋のエピソード、しちゃうよね。
(R-指定)だから徐々に変えていかなあかんかったんよ。そのギアをね、アーティストの方に。
(DJ松永)難しいよね。いやー、菅田さん、昨日のラジオで言ってたわ。「完璧だったの、俺だけ」っていう(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ! ホンマにそう! ノーミスでちゃんとかっこよく歌い上げて。菅田さんだけやった。完璧だったの。
(DJ松永)参っちゃうよね。本当にもう。
(R-指定)いや、だから修学旅行っていう、そのテンションがそもそも間違いやから。『ミュージックステーション』やから。大番組『ミュージックステーション』。もう一世一代の……。
(DJ松永)素人歌ウマ選手権みたいな感じじゃないの?(笑)。
(R-指定)バカタレが。一世一代のステージやの。あそこ。「テレテテー♪」じゃなかった。間違えた……。お前な、『ハモネプ』ちゃうねんぞ? まあ、こんなこと言ったら『ハモネプ』に悪いけど。『ハモネプ』も最高よ?
(DJ松永)なんだよ、お前(笑)。『ハモネプ』って……(笑)。
(R-指定)『ハモネプ』も最高やけども。プロ、プロ。『ハモネプ』は言ったら学生のノリからいかにプロの目にとまるか?っていうオーディションやけども。俺たちはそこを通過したプロとして出るんですから。いや、すいません。本当に。そこをね、ちょっと僕も……。
(DJ松永)そうだね。
(R-指定)でも間違えて、「どうしようか?」って悩んだ結果、でもやっぱり結局ね、歌詞を変えるっていう。このラジオでは「木村する」とか言ってたけど、やりましたよね。だからあんだけ、ホンマにすいません。先週のラジオでMC漢さんのことを言って。俺もちゃんと間違えました。
(DJ松永)ちゃんとヒップホップの流儀に則っていたな。
(R-指定)そう。ラッパー全員間違えてきたのを、ちゃんと同じ轍を踏んだ。まああ……でも菅田さんも細かいミス、あった、けどな? あったんちゃう? 菅田も。今回、ミスは。
(DJ松永)うん。ゼロじゃないよ。
(R-指定)ゼロじゃないよな。
(DJ松永)ゼロじゃない。どっかあるよね?
(R-指定)ぼやけてるで。俺らがデカすぎて。
(DJ松永)そうそう。俺らが菅田さんを守っただけで、どこかあるよ。俺、帰ったらもう1回、見直そうかな。
(R-指定)おお、事細かに見ようぜ!
菅田将暉にもミスはある(はず)
(DJ松永)「なんかあそこの発音、もうちょっとくっきりできたけどね?」みたいな(笑)。
(R-指定)「もうちょっとここピッチ、あれやったんちゃうかな?」とか。「ここ、もうちょいファルセットの方がよかったかも?」みたいなのとか。うん。
(DJ松永)もう全然ある。全部出して箇条書きにして菅田さんにLINEで送ろう。
(R-指定)嫌われるで!
(DJ松永)「ここ、もっとよくなると思いますよ?」って。
(R-指定)誰が言うてるねや! 仲悪くなるよ?
(DJ松永)しかも菅田さん、昨日ね、「これにて完結」っておっしゃってましたけどね。
(R-指定)たしかに。「オールナイトから生まれて、1年近く育ててきた曲。『ミュージックステーション』に出てこれにて完結ということで」って菅田さん、言ってたな。
(DJ松永)ねえ。全然、まだ年末の可能性とか、残されてるわけだから。
(R-指定)ねえ。
(DJ松永)全然行く気でいるけどね。やっぱり、売れちゃうのが怖いのかな? なんか、売れすぎて怖くなってきてるのかな? やっぱり。
(R-指定)あ、菅田さん、そこ通り越してるから(笑)。
(DJ松永)ああ、通り越してるの?(笑)。怖いのかな?(笑)。
<書き起こしおわり>