Creepy Nutsのお二人がニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中ではじめて『タモリ倶楽部』に出演した際の模様について話していました。
(DJ松永)(メールを読む)「Creepy Nutsさん、ついにあの毎週ゲストチョイス意味不明番組こと『タモリ倶楽部』に出演されるそうですね。工事現場のクレーンの動かし方を学ぶ学校を体験する回にL’Arc~en~Cielのkenが出ていた番組なので絶対にヒップホップに関係ないテーマでしょうし、タモリさんにハマるのは死ぬほど難しいでしょうが楽しみにしています」というメールが来ております。
(R-指定)フフフ、来ましたね。
(DJ松永)そう。『タモリ倶楽部』の6月28日……今週の金曜日ですね。実は我々、『タモリ倶楽部』に出演が決まっております。
(R-指定)そうなんです。決まってるんですよ。でも、嬉しかったよな。むちゃくちゃ上がるよ。『タモリ倶楽部』よ?
(DJ松永)『タモリ倶楽部』に出るんだよ? Twitterにね、告知画像みたいなのが上がっていたと思うけど、俺はゴリゴリタモリさんの横に座ってるから!
(R-指定)なあ。ホンマや。
来週の『タモリ倶楽部』に出ます!!!
●番組名
テレビ朝日「『タモリ倶楽部』」●放送日時
6月28日(金)
24時20分~24時50分●出演
タモリ
ケンドーコバヤシ
六角精児
Creepy Nuts●番組HPhttps://t.co/St0f01w6MF pic.twitter.com/YweccfSNlU
— DJ 松永(Creepy Nuts) (@djmatsunaga) 2019年6月22日
(DJ松永)これ聞いてる地元のやつ、どう思う?(笑)。ええと俺、松永邦彦なんだけど俺、タモリさんの横に座って仕事したんだよ。えっ、どう思う?(笑)。これに関して、どう思う?
(R-指定)いやー、これはモテるやろ?
(DJ松永)ヤバくない? とてつもなくない? タモリさんとさ、本当にお会いする機会があるとは思わないじゃないですか。でも本当にこちらに緊張をさせないなにかがあったよね?
(R-指定)たしかに。
(DJ松永)全然緊張をさせない。普通に世間話を振ってくれるじゃないですか。
(R-指定)だからホンマにちょっと遡ると、それこそ『タモリ倶楽部』が決まったっていう時点で俺ら的には「えっ、マジで?」って。それで打ち合わせをして。で、『タモリ倶楽部』とか俺も普通に地元におる時とか東京に来てからも夜中、フワーッとテレビを見ていて気づいたら全部見てまうみたいな。
(DJ松永)そういう番組だよね。
(R-指定)そんな感じやし、たしかに変な特集を……俺、覚えてるのは地図とか、うまい棒の特集とか、ホンマに「なにそれ?」みたいな。あとね、空耳アワーね。これは結構ヒップホップが使われることが多いんですよ。ヒップホップ以外やと普通にマイケル・ジャクソンの『Smooth Criminal』とかね。みなさんも知っている「宿直」っていうあのラインで有名なやつ(笑)。「パンッ! 茶っ! 宿直!」っていうね(笑)。
(DJ松永)宿直(笑)。
(R-指定)あとはヒップホップでもウータン・クランが使われていたんですよ。ウータン・クランの『Da Mystery Of Chessboxin’』でオール・ダーティ・バスタードのところで「嘘? 釈放?」っていうラインが……。
(DJ松永)フハハハハハハッ! ああ、世界観ばっちり! オール・ダーティ・バスタード、ODB的な世界観だ(笑)。
(R-指定)そう。ちゃんと「嘘? 釈放?」って(笑)。
(DJ松永)フフフ(笑)。
(R-指定)そんなね、言うたら当然2人とも超知っている番組やから。
(DJ松永)で、知らない人がいない番組じゃん。『タモリ倶楽部』って。
(R-指定)で、ラッパーも、ヒップホップで言うと宇多丸さん。出てるんですよ。
(DJ松永)宇多さんねー。なんでさ、宇多さんって俺らが行く道の先にいるの?
(R-指定)で、たしか宇多丸さん、俺の記憶が正しければ「マイ電柱を探せ」っていう企画で。
「マイ電柱を探せ」
(DJ松永)へー! 面白っ! しかも宇多さんさ、いつも『タモリ倶楽部』ってタモさんがいて、回しの人が1人いて、あと2、3人ゲストっていう感じなんだけど。宇多さん、もう回し的な立ち位置で出ているんだよね。
(R-指定)まあまあ、その前にみんな「電柱?」ってなっていると思うんだけど(笑)。
(DJ松永)なに、その企画? 電柱?
(R-指定)電柱を愛でるのかな? 「これ、俺っぽいわ!」みたいな?
(DJ松永)フハハハハハハッ! 差がわからない(笑)。
宇多丸&レキシ「『タモリ倶楽部』」でオーディオマニアの夢“マイ電柱”に迫る – 音楽ナタリー https://t.co/IYRmEwOE9J
— DJ DAISHIZEN (@daishizen) 2016年10月25日
(R-指定)あと、呂布カルマさんも出ている。
(DJ松永)ああ、グラドルの回でしょう? あの人、グラドルの権威になりつつあるからね。
(R-指定)あの人、大好きですからね。グラドル。まあ、呂布さん。だからどんな企画で俺ら、呼ばれるの? みたいに思っていたら、俺らが呼ばれたの、タイトルが「スキマうどん美人」っていう。
(DJ松永)ちょっと待ってね。タイトルが「つるつるしこしこ 麗しのスキマうどん美人」っていう。告知、見た? 来週の告知みたいなので、「来週、こんな企画をやります」みたいなのでテロップみたいなのが出るじゃないですか。「つるつるしこしこ、R-指定です!」って。フハハハハハハッ!
(R-指定)ナメられとんな(笑)。
(DJ松永)俺、あれ超面白え!って(笑)。「つるつるしこしこ、R-指定です!」って(笑)。めっちゃ面白いな!って思ったけど(笑)。
つるつるしこしこ 麗しのスキマうどん美人
(R-指定)まあ、その名前にした俺が悪いしな。でも、タイトルだけだと「ん?」って思うけど、はなまるうどんでうどんを食う時、カウンターでついたてがあるでしょう? そのついたて、お互いに顔を合わせて不快にならないようについているそのついたて。その向かいに女性が座ってうどんを食べていた場合、その対面に座っている自分がパッとうどんを食うのをやめて前を見れば、女性が目が隠れた状態で……ついたてで目が隠れた状態でうどんをすすっている口元だけが見える。それがセクシーなんじゃないか?っていう(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハッ!
(R-指定)それを見てどうこう言うっていう。
(DJ松永)さすが『タモリ倶楽部』。マジでアレな番組(笑)。アレなやつらが作っているアレな番組に……。
(R-指定)アレな俺たちが呼ばれたっていうね(笑)。
(DJ松永)ディレクターさんが打ち合わせにやってきてくれたんだけど、ディレクターさんがずっと首をかしげていたんだよね。
(R-指定)「うーん、本当にエロいかどうか……ちょっと僕もまだそこは懐疑的で……」って。「お前が100%信じないでどうすんねん!」って(笑)。
(DJ松永)俺らが「ああ、たしかにエロそうに見えますよね?」って……。
(R-指定)俺ら、全力で乗ってるのに!
(DJ松永)「なんかすみませんね。乗っていただいて……」って(笑)。お前が自信満々でプレゼンして来い!
(R-指定)お前が100%で乗せてこな、どうすんねん!っていう(笑)。
(DJ松永)でもね、スタッフさんにもすごくよくしていただいて。すごい面白くて。
(R-指定)ホンマ楽しかった。だって俺、正直緊張っていうか、ねえ。『タモリ倶楽部』って……。
(DJ松永)出演者としてはタモさん、俺ら、ケンドーコバヤシさん、六角精児さんっていう、「なんちゅう『タモリ倶楽部』……」っていう(笑)。
(R-指定)しかも俺、ちょうどその収録、ロケ当日にさ、ライブもあったやん? で、いろいろ俺も作業とかしていたから俺の生活リズム的には「これは寝ずにいくパターンや」って思っていて。
(DJ松永)『タモリ倶楽部』の収録がマジで朝方だったんですよ。
(R-指定)朝、めっちゃ早かったんですよ。で、それまでいろいろと準備しとこうと思ってパッとテレビをつけたら、ちょうど『タモリ倶楽部』がやっていて。「ああ、この後収録やし、ちょっと予習というか、もう1回見ておくか」って見ていたら、その回がヤバT、ヤバイTシャツ屋さんと四千頭身が石を積む、積石みたいな企画で。それをバッと見て「俺ら、この後どうなるんやろう?」って……(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハッ!
(R-指定)でもやっぱ、アレなことをやっていたよな。アレな人らがアレなことをやっていた。
(DJ松永)アレなバンドとアレな芸人が呼ばれていたのね(笑)。
(R-指定)失礼やけどな。でも、すごかった。
(DJ松永)あれ、すごい面白かったけどね。やっぱり俺が最近、ちょこちょことバラエティーに呼ばれるようになっていまだにわからないのがさ、手応えがわからん!
(R-指定)いや、それはホンマにそう。
手応えがわからない
(DJ松永)手応えがわからない。一生懸命がんばったけど。で、終わりでなんかスタッフさんとかも「またこれからもよろしくお願いします」みたいに言われたけど。「うん? 今日って、大丈夫なの?」って。なんか、特に『タモリ倶楽部』は独特じゃないですか。
(R-指定)ねえ。空気感とか。
(DJ松永)わかりやすく爪痕を残した、結果を出せたみたいな感じがやっぱり……なにが結果なのかがわからない。
(R-指定)「ナントカカントカ」「わーっ!」みたいなんじゃないもんな。
(DJ松永)その空気感を楽しむっていう感じだからさ。ちゃんとわかりやすくポーンとヒットを打ってどうこうっていう感じじゃないじゃないですか。
(R-指定)だから俺ら的にそれがなかったから、下手したらだいぶ俺らがゴリゴリうるさすぎたんじゃないか?っていう懸念もあって。だからホンマにその日、収録が終わって速攻で俺ら、飛び出しで新潟に行ってライブやったんですけども。新潟の楽屋についた瞬間に2人で「大丈夫やったんかな、俺ら?」とか言いながら(笑)。
(DJ松永)「大丈夫なの?」って。なんか、大きなミスをした感覚はないんだけど、正直成功した実感はないね?
(R-指定)ないよな。で、もう1個、話があって。タモリさんの存在感。ホンマにたしかに緊張をさせへんっていうか。なんか不思議なんですよ。実は俺、1回共演したことがあって。それがフリースタイルダンジョンでね、出ているモンスターたちで『MONSTER VISION』っていう曲を出して、それでMステに出させていただけるっていうことになってMステで1回、タモリさんとは共演してるんですけども。
(DJ松永)そうかそうか。
(R-指定)そのMステのスーツのタモさんとは別の生き物のような……。
(DJ松永)へー! 俺は『タモリ倶楽部』で初対面だったけどさ、本当にマジで親戚のおじさんが来たような感じ。あと、タモリさんってレアな動物にあった感覚っていうか。
(R-指定)そう。未確認生物感、あった。「おっおっ!」って。
(DJ松永)「タモリさんだ!」って。でも、緊張とかはしないの。不思議な……物腰も柔らかいし、すごい仙人感、達人感みたいなの、すごかったよね?
(R-指定)そうっすね。優しかったし。
タモリさんの仙人感
(DJ松永)すごい優しかったし。なんか本当に収録が始まる前にはなまるうどんの席について、「はなまるうどんとかよく行くの?」「あ、はい! たまに行きます」みたいな話とか、マジで緊張せずにフラットにできる感じ。不思議な人だよね。あれは本当にね。でもタモリさんさ、レコードとか好きだよね。音楽とかブラックミュージックとか古いレコードとかが好きだったりするからさ。ちょっと今後、ハマれるかもなー?
(R-指定)フフフ(笑)。
(DJ松永)そういう企画だったらもっとハマれたんだけどな。
(R-指定)えっ、レコード企画とかだったら?
(DJ松永)ただね、うどんなのよ。企画がアレなんすよ。
(R-指定)企画がちょっとアレなのよ。俺ももしかしたらそれこそもうちょっと……。
(DJ松永)Rさん、言葉遊びの世界なら。古文とかさ。
(R-指定)そう。だから韻の特集の時にちょっとどうですか。タモリさん、いとうせいこうさん、宇多丸さん、俺! 俺、どうですか?
(DJ松永)ああ、いい! これ、どうですか?
(R-指定)『タモリ倶楽部』の韻特集。そのまま韻の流れで全員で空耳アワーもやっちゃうみたいな。「これはこういう音だからこういう風に聞こえるんです。韻的な見解から行くと……」みたいなね。
(DJ松永)ああ、いいですね。いいですね。
(R-指定)電柱とか、絶対に嫌です!(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハッ! 俺、電柱行きますよ! 俺だけが! なんかガタガタ抜かしているガキがおりますけど、俺はなんでも行きます!
(R-指定)おい、媚びんな!
(DJ松永)どんな企画でも受けて立ちます!
(R-指定)ハマろうとしてる(笑)。
(DJ松永)呼んでくださいっ!
<書き起こしおわり>