渡辺志保さんが2021年6月28日放送のblock.fm『INSIDE OUT』でBETアワード2021でのジャズミン・サリヴァンのベストアルバム賞受賞について話していました。
(渡辺志保)あと、もうひとつのトリビュートといえばDMXのトリビュートですかね。
(DJ YANATAKE)これはメソッドマンが結構泣かせる感じでね。
(渡辺志保)最初にね。そう。しかもメソッドマンがグリゼルダのメンバーを……「グリゼルダ!」って言って最後、はけていって。やっぱりグリゼルダって今、日本にもグリゼルダファンはたくさんいるとは思うんですけども。実際にニューヨークとかに行くともっとすごいことになっているんだろうなってちょっと思いましたね。やっぱりあのメンツの中にいるわけじゃないですか。コンウェイとかベニー・ザ・ブッチャーとかがさ。だから、次にニューヨークに行く機会があればグリゼルダみを何かしら感じたいなと思いましたね。
(DJ YANATAKE)たしかに。実際に現地でのパフォーマンスとかを見たらね、いいかもしれないね。
(渡辺志保)相当熱いことになっているんじゃないかと思いましたね。
(DJ YANATAKE)こういうトリビュート物の作り方、本当に素晴らしいよね。BETアワードはいつもね。
(渡辺志保)心からリスペクトが込められて、表されているんだなっていう風に感じますよね。
Swizz Beatz, The Lox, Method Man & More Honor DMX With A Medley Of His Hits
(DJ YANATAKE)で、結構各ノミネーションがいろいろとありまして。すごい割と納得というか。ベストメールヒップホップアーティストがリル・ベイビー。フィメールはメーガン・ザ・スタリオンとか。ベストコラボレーションが『WAP』。ベストグループはシルク・ソニックとか。まあ、いろいろとあったんですけども。アルバム・オブ・ジ・イヤー。一番の大きい賞といいますか。それがなんと、ジャズミン・サリヴァンというのはなかなか……。
(渡辺志保)いい話だと思いますよ。
(DJ YANATAKE)僕は正直、意外だったんですけども。
(渡辺志保)まあ、バチコンと売れたアルバムではないけども。でも今回のジャズミン・サリヴァンのアルバムって何年ぶりでしたっけ? かなり久しぶりのアルバムで。すごく待たれていた感があったと思うんですよね。で、あのアルバムは架空の……たぶん自分の実話とかもあると思うけども。いろんな女の子のストーリーをアルバムで表しているんですよね。「こういう風に彼氏と別れた」とか。たぶんそのリードシングルになっているH.E.R.とやっている曲とかもそうなんですけども。やっぱり私もなんとなくの感覚ですけども。黒人女性からの支持というのが本当に厚いんだと思いますし。
(渡辺志保)で、今回のBETアワードもアリ・レノックスと一緒にジャズミン・サリヴァンはパフォーマンスをしていましたけども。なんと、黒人女性の議員さんも出てスピーチをしていたんですよね。なので、政治家の方と一緒にパフォーマンスをするっていう。で、それって結構インパクトがあるんじゃないかと思っていて。だから、彼女も歌……恋愛のR&Bソングだけではなくて、やはりご自身のパフォーマンスを通して表現をしたいものっていうのがたくさんあるんだろうなという風にも感じましたし。逆に、そういう若い女性シンガーが自分のステージに出てほしいと思うような女性の政治家の方がいるという状況がちょっとうらやましいなと思いました。
(DJ YANATAKE)なるほどね。
Jazmine Sullivan Is Joined By Ari Lennox & Maxine Waters For ‘Tragic’ & ‘On It’
(DJ YANATAKE)これ、他のノミネーションがChloe x Halle、ナズ、メーガン・ザ・スタリオン、ダベイビー、ザ・ウィークエンド。それらのアルバムを抑えての受賞ですから。これはね、やっぱりちょっと改めてアルバムをちゃんと聞いてみようかなと思いましたね。
(渡辺志保)すごく素晴らしいことだなと思います。だからあえてトリビュートも女性ラッパーのクイーン・ラティファにスポットライトを当てるということもとても素晴らしいなと私は思いました。正当に評価をする時期が来たのかなっていう風に感じましたね。
(DJ YANATAKE)まだこれから後日談がいろいろと出てくると思いますけども。BETのオフィシャルYouTubeにパフォーマンスがいっぱいアップされていますんで。皆さん、ぜひ見てみてください。
(渡辺志保)そうですね。私もザザザッとしかチェックしていないので。これからちょっとディグりたいなと思っています。
<書き起こしおわり>