安住紳一郎さんが2020年7月19日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で人生のステージごとに変化する「モテ」の要素についてトーク。10代、20代、30代、40代、50代のモテる人の要素について話していました。
(安住紳一郎)佐賀の50歳男性の方、ありがとうございます。「今、切実にほしいものは『健康な左肩』です。1年前から五十肩になり、左肩が全く上がらなくなってしまいました。ついには動かそうとすると激痛が走るようになり、年末からリハビリを始め、少し改善しつつあったのですが、このコロナ禍でなかなか受診することもできなくなり、すっかり肩が固まってしまいました。シャンプーしようにも頭の上まで腕が上がらず、服の脱ぎ着も恐る恐るの状態。
この肩の関節痛から解放されるのなら、悪魔とでも契約しますよ。あとはテレビのリモコンの電池の蓋を無くしたので、これもほしいです」というね。いやー、肩ねえ……肩はキツいよね。四十肩、五十肩、悩んでいらっしゃる方、多いと思いますよね。これはちょっと生島ヒロシさんに相談するしかないかな?
(中澤有美子)フフフ(笑)。そうか、ああー。
(安住紳一郎)肩ね。昔ね、「肩が上がらない」っていう大人の人が周りにいて。私は小さい時にそれは物のたとえだとずっと思ってたんですよね。「もう頭が上がらない」的なことでね。「首が回らない」とか。「いやー、もうおじさんも歳取っちゃったから肩が上がらないよ」っていうのがその言葉のたとえだと思って。慣用句だと思っていたら、私も40を超えたら疲れてくると本当に上がらないっていうのがあって。「ええっ? 物のたとえじゃなかったんだ!」っていうね。物のたとえ実感シリーズ!
(中澤有美子)フフフ(笑)。
慣用句かと思っていたら……
(安住紳一郎)あと、ほら。親戚のおじさんに久しぶりに会ったら「いやー、びっくりした。本当に。ええっ? こんなに大きくなってびっくりした!」っていうのもお世辞だとずっと思っていたんですよ。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! その「成長したね」の「大きくなったね」っていう。
(安住紳一郎)そう。「いや、こんなちっちゃかったのにこんな大きくなって。見ないうちに大きくなったな」っていう。その「見ないうちに大きくなったな」っていうのも久しぶりに会った人への慣用句だと思っていたんですよ。そしたら大人になったら、本当に1年に一変ぐらい会う子供に対して「いやいやいやいや、びっくりした。気付かなかったわ!」みたいなことの連続でしょう?
(中澤有美子)フフフ、そうですね(笑)。
(安住紳一郎)これもね、びっくりしまいた。聞いてないと思いますけど、このラジオ、10代とか20代の人が聞いていて、どう思うんだろう? ただのおじさんとおばさんの朝の世間話。病院とか爪とか肩の話っていう。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! ごめんねー!
(安住紳一郎)やだ。ごめんなさい。もうちょっとみずみずしい話もしたいと思うけれど。申し訳ございません。ただ! 青少年諸君には伝えておきますよ。10代、20代の頃、異性にモテるのはルックスもいい人が確実にモテます。これは間違いない。見た目ですよ、やっぱり。30代になってくると中身。いくら美男子、美女でもやっぱり中身が伴わないと30超えてくるとキツい。これはあるね。うん。
ずっと見てるわけじゃないから。話をするから。ねえ。きれいな人、かっこいい人でも話がつまらないと懲役以上の苦しみだから。もう見てるだけしかないんだから。それはつらい。40代。このステージに入ってくるとね、もうおいしいレストランとか、いい時間の過ごし方を知ってる人がモテてくるから。で、この次のステージがあるんだ。50代。50代になると、病気の話に詳しい人がモテるから! これはね、確実だから。
50代は病気の話に詳しい人がモテる
おいしいレストランを知ってるよりも、いいお医者さんを知ってるとか、「ああ、その肩の痛みだったらこういう風な体操するといいよ」っていう人がモテるから。びっくりするステージがあるから!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 乗ってきたのか(笑)。
(安住紳一郎)本当に! それで、「肩が痛い」とか「なんか爪が刺さってる」とか「私の外反母趾が……」っていう話に対して、面白くユーモアを持って解決策を示してくれる大人が俄然、異性に人気があるから!
(中澤有美子)フフフ、そうなの?(笑)。
(安住紳一郎)いろいろ異性とか友人とのコミュニケーションで悩んでる10代、20代の皆さんがいたとするならば、人生のステージは10年ごとに変わるから! 期待していてちょうだい!
(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)皆さんからのメッセージをお待ちしています。
<書き起こしおわり>