田中康夫さんが2020年6月27日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』に出演。持新型コロナウイルス対策に関する専門家会議を政府が廃止する件について話していました。
(田中康夫)その一方で、情状酌量の余地がないのが河井克行・案里両容疑者だよね。だって残りの1億円はどこに行っちゃったのか? この中抜きの謎。ここが明らかにならないと、ねえ。真面目に政治をやっている人たちも辛いよね。
(土屋伸之)うんうん。
(田中康夫)他方でこの菅原一秀議員は……これも東京地検、不思議だよね。
(塙宣之)これでこの件が終わっちゃったら、そういう前例になってしまいますよね。
(出水麻衣)起訴猶予ということで。
(田中康夫)「謝罪をすればOK」というか、「お金じゃなくてメロンやカニだったらOK」っていう話になっちゃうとさ、例の黒川弘務さんの時の賭け麻雀。テンピンのレートはいいけども……みたいな。でも、たしか岐阜県の方では同じレートの人が書類送検されたなんて話もあるから。
法治国家として問題あり
東海テレビニュース『違いはどこに?1000点100円の“点ピン麻雀で摘発”…常習賭博等の容疑で客ら6人が書類送検』 https://t.co/HsPe92cBqq
— みやーんZZ (@miyearnzz) June 27, 2020
(田中康夫)これ、法治国家として問題だよね。あともうひとつは「お金をもらったから」ということで辞職をする市長や町長がいるんだけども、その一方で丸刈りにして「私は続投します」って言っている市長がいるというのも……これもね。
現金受領認めた市長が丸刈り姿に「反省を示さなくちゃ」:朝日新聞デジタル https://t.co/toXjFlvbRo #河井議員夫妻の買収容疑事件
— みやーんZZ (@miyearnzz) June 27, 2020
(田中康夫)それでその次のコロナウイルスの話題で。ニュージーランド。ニュージーランドは女性のアーダーン首相が大変に努力をされたということですが。このコロナウイルスに関しての全てのいろいろな書類をガラス張り化して、全面的に公開したんですよね。一昨日ぐらいに。そうすると、日本では今、まさに(持続化給付金事業の資料など)中抜きの部分が全部黒塗りで海苔弁化してしまっているじゃないですか。だからみんな、揚げ足を取るというわけじゃなくて「どうなんだ?」っていう検証ができない状態になっていて。こういう社会はちょっと問題だよね。
Covid 19 coronavirus: Government releases hundreds more documents on pandemic response, via @nzherald https://t.co/gKhjXC8o4j
— みやーんZZ (@miyearnzz) June 27, 2020
「持続化給付金」事務委託 文書示すも黒塗りへの批判相次ぐ #nhk_news https://t.co/Y4Eqfu871C
— NHKニュース (@nhk_news) June 8, 2020
(田中康夫)それと僕、前からずっと謎だったんだけど。だってさ、日本ってこの国民皆保険が維持されてきたのはずっと「早期発見早期治療です」っていう風に言ってきたわけでしょう? ということは、その「早期発見」はPCR検査に限らず、とにかく「検査をしましょう」っていうことだったわけじゃないですか?
それで、その上で本庶佑さんがおっしゃっていたように「早期発見と早期隔離と早期治療が大事。学問に王道なし」って言ってたのに、なんか日本はほら、「発熱後4日間は自宅で待機する」って言っていて。それが今、専門家会議とか諮問委員会の人はクビを切られそうになったら「私たちはそんなこと言ってません」って言っていて。でも、その記録がないんだからわからないですよね?
(出水麻衣)議事録がないですからね。
(田中康夫)それで昨日の政府・与野党連絡協議会っていう、自民党、公明党だけじゃなくて野党も参加したところで。「この専門家会議の話っていつ、どこで議論したんですか?」って国会議員の人たちが聞いたら、内閣府の担当職員が「政府対策本部会議が未開催なので、実はまだ決定していません」って言っているんだよ? だから自民党の中でも「聞いてないよ」っていうことで。それで公明党の高木美智代衆議院議員という新型コロナ対策本部の事務局長。彼女は「全く説明なしに廃止されるのは非常に心外だ」って明確に言っているわけ。
全く説明なしに廃止
ところが、これはほとんど報道されてなくて。逆に一緒に参加していた日本共産党の政策委員会の責任者の田村智子さんという参議院議員の方。彼女が「このことはやっぱり変だよね」って書いてるわけ。
専門家会議の廃止はいつどこで議論して決めたのか、と質問したら「まだ対策本部の会議がないので決定していない」と内閣府。
自民も「聞いていない」
公明は「持ち帰らせてもらう」
一体、西村大臣の会見は何だったのか。誰か廃止を決めたのか。6・26記者会見 https://t.co/Gn3qM0NMh0 @YouTubeより
— 田村智子 (@tamutomojcp) June 26, 2020
そうすると、記者クラブってなんなのかな?っていうか。うーん。だから実際問題、私は本当にもうこういうぐちゃぐちゃな世の中においては公明党と共産党が踏ん張るしか日本に未来はないんじゃないか?って思ってしまいますよね。
(土屋伸之)ちょっとまた感染者数が増え始めてきている中、それがすごい心配ですよね。
「今、大臣がそういう発表をされたんですか?」 廃止される専門家会議について、尾身副座長が語ったこと https://t.co/NZ0PZqmrXo @ForzaYutoより
— みやーんZZ (@miyearnzz) June 27, 2020
(田中康夫)それはやっぱり「検査はしない」って言っていた人たちがいて。元々僕、「37.5度の発熱」っていうのも皆さん、先ほどガラケーの話が出ていたけども。昔、水銀の体温計って赤い線が「37度」のところに引かれたの、覚えています? 今はデジタルだけど。あれは「37度になったら気をつけましょう」とか、あるいは「お医者さんに行きましょう」とか「薬を飲みましょう」っていうことだったわけでしょう? なんで今回は「37.5度」って言っていたの? その根拠って謎じゃない?
37℃が赤ペン先生だったデジタル以前の体温計?
科学的根拠ゼロの37・5℃?悲劇続出で撤回??♂️
厚労省&専門家 おまえら全員ブードゥー教徒かよ??大原則「早期発見・早期治療」を嘲笑う「早期診断・早期検査=医療崩壊」脳?#Tokyoインパール2020
新しい生活様式❓ニトリ IKEA 大塚家具のコピーかよ? pic.twitter.com/lhGM7fcsAX— 田中康夫 (@loveyassy) May 26, 2020
(土屋伸之)そこの違い……風邪とコロナは違うのか? みたいなね。
(出水麻衣)37度を「発熱」という風に捉える方もいらっしゃいますからね。
(田中康夫)だから「根拠」っていうものがとても大事なことなのになって思いますね。
<書き起こしおわり>
「先手先手」の「後手後手」まとめサイトhttps://t.co/S9TOIemo5V
— 田中康夫 (@loveyassy) July 2, 2020