草野マサムネ 1999年の邦楽ロックを語る

佐久間宣行『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』1999年特集を語る TOKYO FM

草野マサムネがお送りしています『ロック大陸漫遊記』。今日は日本のロック最盛期、1999年で漫遊していきますが。

次はHi-STANDARD、ハイスタですね。彼らはインディーズのまま……姿勢も音楽性もDIYの精神を保ってブレイクしたのがすごくかっこいいなと当時、思ってました。あんまり露出もなかったし、タイアップもなくて。で、当時では異例のミリオンセラーということでね。俺なんかは本当に曲を作って歌うのでもういっぱいいっぱいな感じなんで。なのでハイスタ、98年から主催してやってました『AIR JAM』みたいなねイベントとか。あとレーベルも仕切ってやってたじゃないですか。そういうのが本当にすごいなと思って見ておりましたが。それでは聞いていただきましょう。Hi-STANDARDで『Stay Gold』。

Hi-STANDARD『Stay Gold』

(草野マサムネ)Hi-STANDARD、1999年オリコン週間チャート3位。年間チャートは44位でミリオンセラーを獲得しました。4作目のアルバム『MAKING THE ROAD』から『Stay Gold』を聞いてもらいました。

草野マサムネがお送りしています『ロック大陸漫遊記』。今日は日本のロック最盛期、1999年で漫遊しています。これはあくまで私、草野が日本のロックの最盛期というのは1999年だったのではないかという考えのもとに、99年はこういう曲が出てきたよっていうテイでお送りしているんですけども。前半、もう1曲行けそうなのでNUMBER GIRLの曲を行ってみたいですね。NUMBER GIRL、福岡……私の地元なんですけれども。その福岡で活動していったバンドです。昔からロックが盛んな街なんですけれども。昔の福岡のロックというと「めんたいロック」とか言ってね、男くささとか、ちょっと分かりやすくとんがった感じのイメージのバンドが多かったんですけれども。

でも、99年にこのNUMBER GIRLが出てきて、「いろいろと福岡も変わったっちゃな、変わったんだな。俺も歳を取ったな」と思ってしまって。とても彼らが眩しく思えた記憶がありますね。こういうオルタナ感満載のバンドが大人気っていうのがね、本当にえらいこっちゃという感じでしたけれども。ちょっと羨ましくもありましたが。まあ福岡でね、くくっちゃうのももはや意味がなくなってきてたのかも。そういう時代になっていたのかもしれないですけれどもね。それでは聞いてください。NUMBER GIRLで『透明少女』。

NUMBER GIRL『透明少女』

(草野マサムネ)NUMBER GIRL、1999年のセカンドシングル。メジャーデビュー作でもありますが。オリコンチャートは85位でしたが、でもチャート以上のインパクトがありました。『透明少女』を聞いてもらいました。

(中略)

(草野マサムネ)草野マサムネがお送りしています『ロック大陸漫遊記』。日本のロック最盛期、1999年で漫遊していますが。ここまで聞いてもらって99年。どうですか? すごくないですか? ここまでだけでもね。そんなイメージを掴んでいただけたら幸いです。後半、まだまだ漫遊にお付き合いください。

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