テークエムさんとteppeiさんがTOKYO FM『AuDee CONNECT』の中で梅田サイファーが三浦大知さんをフィーチャーして制作した『キングオブコント2023』オープニング曲について話していました。
（teppei）ということでですね、テークの『Communication』のアルバムの話もいろいろとしたいんですけれども。その前に1個、先週大きいイベントがありました。
（テークエム）はいはい。地上波系ね。
（teppei）そうそう。地上波系で。
（テークエム）キングオブコントのオープニングを今回もさせていただきましたね。我々、梅田サイファーが。
（teppei）2年連続って、結構すごいよな？
（テークエム）すさまじいですね。しかも、しかも……？
（teppei）フィーチャリングに……？
（テーク・teppei）三浦大知！
（teppei）っていうことですよ。
（テークエム）半端ないっすね。あれは。
（teppei）半端なかった！ あれはどういう……まあ、こっちで「三浦大知さんにやってもらいたい」って言ってオファーしたところまでは知ってんねんけど。結構、快諾してもらったんやんな？
（テークエム）そうそうそう。結構、俺らの知らないところで選抜メンバーがやり取りをしてたみたいやねんけど。結構、快諾みたいで。割と早い段階でデモとかも上げてきてもらったり。まあ、いろいろそのフェイクとか、バージョンとか、結構こちらの無茶ぶりにもたくさん応えていただいて……っていう感じだったみたいよ。
（teppei）すごいよな？ あれ、聞いてみて。しかも俺的に、ちょっと俺の中では攻めた感じのトラックのイメージやってん。
（テークエム）まあ、ジャージークラブやねんね。
（teppei）そうそう。「今年、こんな感じなんや」って。
（テークエム）トレンドど真ん中で（笑）。
（teppei）そう。世間的にはトレンドど真ん中で流行っているんやろうけど、日本の……まあ言い方はあれやけど。お茶の間というか、そこに受けるのかな？ みたいなのはね。
（テークエム）そうそうそう。クラブミュージックとして、とか。あとはヒップホップとしては結構、トレンドな位置にあるけど。お茶の間で普段、音楽を聞かない層に対してどうなんだ？ みたいな。そういうところやね。
（teppei）そうそうそうそう。やけど最終、めちゃめちゃ評判よかってさ。
（テークエム）そうね。三浦大知さんのデモが上がってきた時に「あっ、すげえ！ 本物だ！」って（笑）。
（teppei）そうそう。デモの段階で「ヤバッ！」って（笑）。
（テークエム）「プロと仕事してる！」みたいな。まあ我々もちろん、プロ意識を持ってやっていますが。「ああっ、プロだ！」ってなりましたね。
（teppei）そう。で、最終ミックスも上がったやつを聞いたら「ああ、この感じ。CDで聞いたことある」って（笑）。それぐらい、初期衝動を思い起こされたっていうか。
（テークエム）半端なかったね。teppeiは誰を担当したんやったっけ？
（teppei）俺はゼンモンキーさん。
（テークエム）ああ、はいはい。
（teppei）そう。ゼンモンキーさん、めっちゃおもろかったよ。
（テークエム）いやー、面白かったね。
（teppei）最高やった。テークはファイヤーサンダーさんやんな？
（テークエム）そう。ファイヤーサンダーさんを担当させていただいて。
（teppei）あの、これはここだけの話やけどさ。あれ、出来上がったテークのバースさ、「これで大丈夫かな？」みたいなんを気にしていたやんか。「適当な名前♪」っていうところ。あれ、元々結成がそういう感じやったんよな？
「ファイヤーサンダー 適当な名前」
（テークエム）そう。なんかいろいろ調べさせていただいたんですけど。そのコンビ名自体はすごい、だいぶ適当に決めはらはったみたいな。「何をつけてもダサくなるから、もう適当に決めた」っていうのが、コンビとしての言い分みたいで。それを早速、入れさせていただいたんですけど。そのデモを作る段階で俺は2パターン、作っていたじゃないですか。作ってたんですよ。2パターン。で、1パターンはみんなよろしく、結構詰め詰めで早口のラップやったんですけど。なんか、そのズラーッと聞いてる時に「なんか早口、つまんねえ」と思って。「もうちょっと小気味いい感じで、ラフなというか、肩の力を抜いたのバージョンも作ってみよう」っていうことで、「ファイヤー、サンダー♪」っつって。
（teppei）そうそうそうそう。あれ、でも入ってきた瞬間、みんな爆上がりしてたよ？（笑）。
（テークエム）フフフ（笑）。そうね（笑）。なんか結構、チャレンジ精神で作ったけど、みんな……特にドイケンとpekoさんは絶対にこっちやろっていう感じやったからあれでGOしたんですけど。なんか幸いみんなも、あそこがかなりイケてたみたいで。
（teppei）そうそう。結構コメント欄、「テークのところが印象に残る」みたいなんが多かったもんな。
（テークエム）多かったみたいね。なんか聞いた話によると、他の芸人さんが舞台とかで自己紹介であれを替え歌にするみたいなんも時折、行われたりしてるみたいよ？
（teppei）えっ、マジで？ すごっ！ そのテークのところを替え歌に？
（テークエム）あのリズムで自己紹介みたいな（笑）。
（teppei）えっ、ヤバッ！
（テークエム）そういうムーブを作れたのが面白いっすね。
（teppei）普通にうらやましい（笑）。
（テークエム）いや、でもファイヤーサンダーさん、超面白かったっすね。
（teppei）いや、面白かった。すごいすごい。
梅田サイファー×三浦大知『キングオブコント2023』OP曲
（teppei）ここではね、いっぱいKOCのメッセージが来てるんで、ちょっと読んでいきたいなと思います。「キングオブコントのオープニング、見ました。去年も良かったですが今年のバチクソイカしてましたね。個人的にコーラさんバースは雰囲気違うような気がして新たな一面見た感じでした。テークさんバースは耳の耳に残るキャッチーさで、最初のワンフレーズで頭に叩き込まれました。三浦大知さんとどういう風になるのかとイメージつかなかったのですが、聞いてびっくり。見事な融合でした」。はい。そうなんですね。結構、コーラのバースというか。コーラはテークもさ、『RAPNAVIO』のツアーの時から言ってたけど。なんかメキメキ、コーラ色みたいなのができてきている感じがして。最近、めっちゃいいよな。
（テークエム）そうね。頑張ってるね。
（teppei）続いて。「KOC、すごく良かったです。かっこよかったのはもちろんなんですが、いい意味で三浦さんが梅田のメンバーの中から飛び出てくるイメージがすぐ浮かぶぐらい自然な流れで、最上のコラボでした。お二人とも時間がない中での制作だったと思いますが、それぞれの担当部分の制作話を教えていただきたいです」。これ、僕個人的にはね、たしか制作時間がないっていうのもほんまにそうで。
（テークエム）うん、そうやったな。
（teppei）ソニーさんの会社のオフィス、ミーティングルームみたいなところに土日、缶詰めで。土日で作り上げるみたいな。2日で……それも2日も2日で、午前中に今回はKennyDoesとpekoさんとCosaquさんの3人で曲、作ってんな。トラックを作って。で、3人が2、3時間ぐらいでたぶんベースを作って。
（テークエム）それも缶詰めでね。
（teppei）そうそう。それも缶詰めで作って。そこからみんなが歌詞を書き始めるっていう感じやったんです。
（テークエム）で、俺らはその間、準決勝の皆さんのネタを全員で見て。「クソヤベえな！」みたいな。ケタケタ笑って。
（teppei）俺、すごい印象的な自分の感情があって。それが、みんなでキングオブコントのネタを見さしていただいていたやんか。その時に面白すぎて、普通にみんなで爆笑しててんけど。俺、その時にふと冷静になって。「これって今、仕事してんねんな」っていうのをすごい感じた（笑）。だから仕事をしてんのか、遊んでるのか、わからん感覚というか（笑）。
（テークエム）ああ、なるほどな（笑）。
（teppei）そうそう。それをすごい感じたな。
（テークエム）たしかにな。普通にこんなんで……でもね、まあまあ仕事ですけど。インスピレーションを得てね。ちゃんと隅から隅まで芸人さんのことを調べて歌詞を書いたんですから、あれも仕事ですよ。役得みたいなもの（笑）。
（teppei）約得（笑）。ほんまに傍から見てても、でもテークはちょっと悩んでそうな感じを受けたけどな。
（テークエム）ああ、そうね。「悩んでる」っていうと、まるでファイヤーサンダーさんに書くことがないみたいな。また語弊があるな？（笑）。
（teppei）いやいや、それはすごい変換の仕方やわ。そんなん、一言も言ってないよ。ヤバい、ヤバい（笑）。今日、全部ネガティブに取られてしまう（笑）。
（テークエム）でも、その人生がかかっているわけですから。そら真剣になりますよ。書く歌詞に関しては。間違ったことも言えませんし。だからその「ファイヤーサンダー 適当な名前」っていうのも、僕としてはかなりチャレンジングやったわけですよ。自分の作品やったら全然遊びますけど。人様の紹介ですから。だから結構、自分とみんなのセンスを信じて、ああいうノリにしましたけどっていうね。だから、「どういう切り口で行こうかな？」みたいなのは、すごい悩みましたよ。
（teppei）たしかに。切り口はめっちゃ俺も悩んで。なんやろ？ みんなの名前とかさ、ネーミングとかを上手いことリリックに落とし込みたいのと、あとはその乗り方をちょっと、みんなと違う乗り方したいなっていうのとの結構、押し問答みたいなのは自分の中であったな。で、俺は最終的にゼンモンキーさんのあの感じのフロウになってんねんけど。あれはあれですごい緩急もついて、よかったかなというのは思ってんけど。やっぱり古武道さんとかはちゃんとネームドロップみたいなんもしながらとか。ガガさんとKZさんかな？ 去年、や団とニッポンの社長を担当されていて。それを今年もやるっていう。
（テークエム）あそこの引き続きのところ、アツかったよね。
（teppei）アツかった。リリックの引用やったりとか。そういうギミックとかも。
2年連続出場者は同じメンバーが担当
（テークエム）ただ、やっぱりガガさんはみんなで作り上げた感、あるよね。あれはね（笑）。
（teppei）フフフ（笑）。そうね。まあまあまあ……。
（テークエム）あれはみんなで作りましたね（笑）。
（teppei）面白い。でも今日も見てんねんけど。あのオープニング、もう80万回ぐらい回ってたよ？
（テークエム）えっ、すごい！
（teppei）すごい！
（テークエム）やっぱり結構、話題性があるんですね。ありがたい。映像も素晴らしいですもんね。
（teppei）そうそうそうそう。もう一通、読んでいいですか？ 「キングオブコントのオープニング、最高でした。2年連続の出場者ではUCメンバーが去年と同じ芸人さんを担当するという激アツ展開」。これ、ガガさんとKZさんね。「お笑いの祭典にぴったりの最高のオープニングになっていました。三浦大知さんのフックとの相性も抜群でした」という。ありがとうございます。
（テークエム）そうね。今、言ってたことですよね。でももしさ、もし来年もって……もしね？ もし、そうなった場合、なんか去年と今年で担当した人たちがどっちも勝ち上がってきたら、どうするんやろうね？（笑）。
（teppei）ああーっ！ それ、めっちゃムズいなー！
（テークエム）まあ、虎の通らぬ狸の皮算用とはこのことなんですけども（笑）。
（teppei）うーん……4小節ずつやりたいかな？
（テークエム）4小節ずつ？（笑）。
（teppei）テークはどうする？
（テークエム）ああー、わかんないっすね。その時になってからの楽しみかな？っていう逃げ（笑）。
（teppei）そうやな。ちょっとキングオブコントさん、来年もよろしくお願いします（笑）。
（テークエム）よろしくお願いします！ この幸せな悩みを僕たちにもう一度（笑）。
（teppei）お願いします！
＜書き起こしおわり＞
