ピエール瀧さんが2024年2月3日放送のTOKYO FM『THE TRAD』の中で自身の人生を変えたイントロとしてNew Order『Blue Monday』を紹介。石野卓球さん宅で初めて聞いた時にこのイントロから受けた衝撃を話していました。
(山本里菜)さあ、今週の『THE TRAD』はリスナーの皆さんから『THE TRAD』ミュージックアワード、あなたが贈る勝手にベスト◯◯賞と題して表彰したいほどハマった曲をリクエストでお寄せいただいています。 ということで瀧さんにもぜひ、選出していただきたいなと思っているんですけれども。
(中略)
(山本里菜)瀧さん、まずどんな部門の賞にするか、お願いします。
(ピエール瀧) そうですね。賞の名前をつけるとしたら「スーパーイントロ賞」ですかね。
(稲垣吾郎)スーパーイントロ?
(ピエール瀧)このイントロは本当にすごいインパクトのあるイントロなんですけども、その曲のイントロっていうだけでなく僕の人生のイントロも加味されているという意味で、僕にとってのスーパーイントロ賞ということですね。
(山本里菜)なるほど。ピエール瀧さんが選出されたスーパーイントロ賞。では受賞者はどなたでしょうか?
(ピエール瀧)はい。受賞者はニュー・オーダーです。
(山本里菜)それではピエール瀧さんのベストスーパーイントロ賞の受賞曲、ニュー・オーダーで『Blue Monday』、このままお届けしていきたいと思います。
New Order『Blue Monday』
(山本里菜)じゃあ、少しお話を伺いましたけれども受賞理由を改めてお願いします。
(ピエール瀧)このイントロ。16分キックっていうドッドッドドドドドドドドッていう、これがまた聞いたことない感じで。さっき、卓球くんと出会ったって話をしたじゃないですか。卓球くんの家に初めて16歳の夏に……僕、野球部だったんでその部活が終わってから初めて行くんですけども。卓球くんと初めて会った時に「おう、お前が瀧ってやつか。まあ、とりあえずこれを聞け」って言って聞かせてくれたのがこの曲だったんですよ。
で、さっき言ったYMOとクラフトワークあたりを聞いていた僕にしてみたら、このイントロがものすごくアタッキーで。「聞いたことない! モダンだ!」っていう。この曲、ネタ……このチャチャチャチャッて入るブレイクとか、あとこのシンセベースのかっこよさとか。これで本当に一発で持ってかれちゃいまして。
(稲垣吾郎)へー!
(ピエール瀧)で、そこから足しげく卓球くんの家に通ったって言いましたけども、この曲をきっかけにそっちの部分をその掘るようになっていって。それで結局、そこから卓球くんとつるむようになったので。それが今の電気グルーヴまで繋がってる。だから僕の人生を変えたイントロというか。それ以降のイントロでもあるんですよね。
(稲垣吾郎)本当に音楽人生のイントロっていう。
人生を変えたイントロ
(ピエール瀧)いまだに上がりますもんね、このイントロを聞くと。FMでイントロからしっかりかけるのもあんまりないんですよね。『Blue Monday』を。
(稲垣吾郎)今、1分ぐらいかかっているけど、まだ……。
(ピエール瀧)そうなんです。そろそろ歌ですけども。
(山本里菜)それでは改めましてピエール瀧さんのスーパーイントロ賞の受賞曲、ニュー・オーダーで『Blue Monday』をお届けしていきます。
(山本里菜)本日のお客様、ピエール瀧さんによるベストスーパーイントロ賞でニュー・オーダーの『Blue Monday』をお届けしています。
(稲垣吾郎)いや、でもかっこいいね。今、聞いても。
(ピエール瀧)1983年の曲ですけども。
(稲垣吾郎)いいね。ニュー・オーダー、今、聞きたいね。
(ピエール瀧)そうなんですよ。今聞きたいっていうのにちょうどいい時期ですよ、今。
これまでに何度も聞いてきた瀧さんが卓球さんの家で初めてニュー・オーダー『Blue Monday』を聞かされたお話。でもこうやって「自分のその後の人生を変えることになったイントロだ」という瀧さんの発言は改めてエモさが増して素敵ですね。こんなお話、何度聞いてもええですからね。(ミルクボーイ風に)