安住紳一郎さんが2020年6月14日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でニッポン放送で7月からスタートすることが発表された有働由美子さんのラジオ番組『うどうのらじお』についてトーク。ニュースを聞いて受けた衝撃について話していました。
(安住紳一郎)さて、長くなっていますがお知らせ最後は今から5週間前。5月10日の放送です。お聞きください。
<音源スタート>
(安住紳一郎)話が弾むところがあったんですけども、最終的にはもう揚げ足の取り合いみたいになっちゃって。
(中澤有美子)ええっ!?(笑)。
(安住紳一郎)「有働さん、あれですよね? 『外出自粛要請』って3回ぐらい言い間違っていますよね?」「いやいや、安住くんも昨日、『コロナ関連のニュース』っていうところを『コロナ感染のニュース』って言っていなかった?」みたいな。「言ってませんよ! 『関連』って言っていますよ、ギリギリ!」みたいな。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)「いやいや、有働さんは私たち同業者の中では北極星的な位置ですから。有働さんのいる位置をめがけてみんな進んでいるんですよ。ちょっと輝きが足りませんけども……」みたいな。「やめろ!」みたいな。「うるさいっ!」みたいな(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! こらっ!
(安住紳一郎)で、その作法がわかっていない若手の皆さん方がInstagramで「仲のいい○○さんと会いました」みたいなのを出すからダメだっていうことを私は何回も言っているんですけども……あっ! ごめんなさい! また私の前頭葉が崩壊しているので。思っていることが全部口に出ちゃった!
(中澤有美子)フフフ、余計なことがダダ漏れに(笑)。
(安住紳一郎)いいんです、いいんです。若い人たちはそれでいいんですけれども、私たちの世代は同業の人と会うとちょっと甘噛みをするっていうのが嗜みとして上級とされてるんです。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! わかってもらえるかな?
同業者の嗜みとしての「甘噛み」
(安住紳一郎)まあ「ジジイたちが何を言ってるんだ?」っていう感じになるかもしれないけど。「じゃあ、有働さんがババアっていうことになっちゃうじゃないか!」っていうことで。「やめろ!」って言っているんだけれども。
(中澤有美子)フフフ、こらっ! もう(笑)。
(安住紳一郎)「やめなさい!」っていう。
(安住紳一郎)有働さん、ラジオを聞いてくださっているみたいで。またメールを送ってくださいました。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「番組制作者の皆様」ということで、もうすでに私宛ではないということですね。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)「メディアはこういう時期、自身はハイリスク・ローリターンですが、聴取者にはハイリターンをお届けできるように励まし合っていきましょうね。どうぞ、ご安全に」という。さすが、いいところ持っていくじゃない! くぅーっ!
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)うーん、やっぱり表の攻撃は不利じゃのう……(笑)。
(安住紳一郎)フリーキャスターの有働由美子さんからメールが来ています。有働さん……暇なのかな?
(中澤有美子)そんなことはないと思いますけども(笑)。
(安住紳一郎)「毎週書くと負けた感じがするので控えようと思いましたが、どうしても安住氏に聞きたい質問がありまして、悔しさを忍んで投稿しました」。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)どうしたんでしょうか? 「……その前に構成作家さま、おはがき、ありがとうございました」。先週ね、メッセージを読まれたということで、有働さんにも返礼のはがきを出そうということで。「いらないかな?」って思ってメールでね、「もし必要でしたら住所を教えていただければ送ります」って言ったらリアル住所を書いて送ってきましたね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。ありがとうございます(笑)。
(安住紳一郎)「……おはがき、ありがとうございました。安住さんを美化しすぎたはがきの絵に、いよいよ安住さんもお山の大将に祭り上げられているのではないかと老婆心ながら心配申し上げました」。出ました! 皆さん、聞きました? これが同業の甘噛みですよ。ある程度、信頼しあっている仲間とはまずちょっとね、技をかけあって、お互いにどれぐらいで限界があるのか?っていうのをガッとやるわけですよ。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)で、有働さんは有働さんでこの本来、自分だったら読みたくないような文章を書いて、それを安住が読むのかどうかを確認しているんですよ。それで「ああ、これぐらいなら行けるんだな。わかりました」っていうことですよね。「わかりました」っていう感じで。私はこれと同程度の毒を返せばいいということですよね。どうですか?
先週、中澤さんもおっしゃっていましたけどもね。他業種の方から見ると「なぜ傷つけ合うのか?」って思ったりしますよね。ただ結婚式とかに出ますとね、「ああ、そうなんだ。ここまでお互いに罵り合いながらコミュニケーションを深める業界なんだ!」って思ってね。「ちょっと怖いな……」って思ったりすることもあったりするわけですけども。
(中澤有美子)そうらしいですね。
(安住紳一郎)「悪口を言える」ということが「信頼している仲」ということなんですよ? 有働さんはもうラジオをやるべきでしょうね。これは、声がかかりますね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。本当、そうですね。
(安住紳一郎)日曜日、できるんじゃないですか? お願いします。
<音源おわり>
(安住紳一郎)フリーキャスターの有働由美子さんから3週続けてメッセージが届いたということで。私も嬉しくなって嬉々として余計なことまでしゃべってしまったという放送の回なんですけれども。ご覧になりました? 木曜日、6月11日。ニュース、出てましたよね? 有働由美子さん、ニッポン放送でラジオ番組をやるんですよ。7月から。金曜日に。完全なる偵察ですよ!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
有働由美子『うどうのらじお』
これか! #nichiten
有働由美子「ニュースキャスターの鎧も脱いで……」~ニッポン放送新番組7月スタート https://t.co/cxdhdxnKDC @NEWSONLINE1242より
— くらら? (@clara954radio) June 14, 2020
(安住紳一郎)やっぱり。「アナウンサー系が2時間のワイド、どういう風にやってるんだろう? 安住ちゃんどうなの?」っていうのでたぶん聞いていたわけじゃないですか。「なーんだ!」と思った。ちょっと私たちの番組に興味があって聞いてくださっているのかと思ったら、完全に偵察だもん。やられちゃったよ、本当。で、調子こいちゃってさ。「有働さん、そんなに興味があるんだったらやられたらどうですか?」なんて言って。ちょっと斜め上から言ったら、実はもう向こう、話が決まってたんですよ。恥ずかしいったらありゃしない!
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)大恥をかいたよ。やめてよ。しかもライバル局で始めるなんてさ。「なんか、すごく2人、いい感じじゃない?」なんて親戚のおじさんとか、隣のおじさんとかがさ、「お似合いだもん。付き合ったら?」なんて言ったら「いや、私たちもう付き合っているんです」みたいな。「やめろよー!」みたいな(笑)。
(中澤有美子)フフフ、似てる、似てる。その感じ?(笑)。
(安住紳一郎)うん。「ごめんなさーい! お呼びじゃなーい!」みたいな。「ごみんねー?」みたいな(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 「ごみん、ごみーん」って(笑)。
(安住紳一郎)「ごめんごめん、じゃあねー。ばいなら!」なんて。恥ずかしいもん。嫌だ、嫌だ。有働さん、もう軽い準備運動みたいな感じで私に技をかけてるだけだもん。それを私、本イキで「よーし! 同業者の甘噛み、はじめー!」なんてやっているのに有働さんは普通にもうアキレス腱を伸ばしながら「ちょっとストレッチ程度ね。怪我しない程度にやりまーす」なんてやっているのに。おじさんだけ張り切っちゃってもう。「うわーっ! よーし!(ガシッ!)うっ!」なんて。失敗した……。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)失敗した……。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、3本立てでお送りしました。
<書き起こしおわり>