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宮藤官九郎 映画『白い暴動』とThe Clash『White Riot』を語る

宮藤官九郎 映画『白い暴動』とThe Clash『White Riot』を語る ACTION
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宮藤官九郎さんが2020年6月8日放送のTBSラジオ『ACTION』の中で映画『白い暴動』を紹介。さらにThe Clash『White Riot』を選曲していました。

(宮藤官九郎)それで今日、何を話そうかなと思って。幸坂さんにさっきもちょろっとお話しして。「これは本番に取っておいた方がいいな」と思ったんですけど。幸坂さんってあれですか? パンクロックってどういうイメージがありますか?

(幸坂理加)パンクロックはですね、江頭2:50さんみたいな格好で暴れまわっているイメージですね(笑)。

(宮藤官九郎)フフフ、それ、誰だろう?(笑)。江頭さんのBGMじゃないの、それ?

(幸坂理加)ええっ? ギターを持った江頭さんみたいなイメージですけど……違いますよね?(笑)。

(宮藤官九郎)ええっ? 誰のことを言っているんだろう? 不正解じゃない気がする……(笑)。いやいや、僕、コロナで入院してたり、自宅で休んでた時。自粛生活をしてた時にですね、なんかわかんないけど最初のうちは結構、ラジオを聞いたりとか、音楽もわりと優しい音楽を聞いてたんですけど。だんだんやっぱり体が回復していくに従って、元々僕はパンクがすごい好きで。パンクのレコードとかCDを聞くのが好きなんですけど。で、聞くようになってたんですよ。

で、なんか俺、この自粛生活で皆さんストレスがたまっていらっしゃるけど、パンクロックを聞くと元気になるんじゃないかな?ってどこかで思っていて。それで何となくですけど、やっぱり元々ロンドンでパンクロックが生まれた時っていうのはものすごい不況で。経済的にも不況で、国はすごい不安定な時期に若者たちが集まって。演奏も大してできないやつらが「ウオーッ!」って。で、同じ単語ばかり繰り返して「○○○○! ワーッ!」みたいな。社会に対する不満をぶつけるみたいなことから始まっているから。今、まさにそういうのが何で生まれないんだろうな?ってずっと思っていたんですよ。

(幸坂理加)ああー、はい。

(宮藤官九郎)で、たまたまこの間、言ったと思うんですけど。アップリンクでクラウドでどうしても見たいのがあって。そのために入会したっていうのは実はそれ、『白い暴動』っていう映画で。これは『白い暴動』っていう曲があるんですよ。それをちょっと今日、かけようかなと思うんですけど。あのですね、ホームページのあらすじのところを読むと……。

「『白い暴動』の舞台は英国病と呼ばれるほどに経済破綻状態にあった1970年代のイギリス。市民が抱えていた不安と不満は第2次世界大戦後に増加した移民たちへ転嫁されていきました。街は暴力で溢れかえり、特に黒人たちが襲撃される中で、芸術家として活動していたレッド・ソーンダズを中心に数人の仲間たちで発足された“ロック・アゲインスト・レイシズム” 略称RAR(差別に対抗するロック)は、人種や生まれによる差別への反発。不平等への反抗、主張、抗議活動を始める」っていう。

要するに、経済がおかしくなった時に「なんで俺たちがこんなに貧乏なんだ? これは絶対に移民が来て、元々イギリスにいた俺たちよりも後から来たやつらに仕事が全部持っていかれたからだ!」って言って。要するに、ナショナリズムの人たちがワーッてなった時にそれに対して「そうじゃない! 人種差別をやめろ!」っていう人たち、若者たちが集まって抗議デモと10万人を呼んでロンドンのトラファルガー広場っていうところに集めてコンサートをやるんですよ。それで10万人集まってすごいデモ行進と、それで人種差別反対を訴えたっていう映画があって。それをちょっと見たかったんですよ。それは『白い暴動』っていう、ザ・クラッシュっていうバンドの曲なんですけど。

(幸坂理加)へー!

映画『白い暴動』予告編

(宮藤官九郎)それをね……だから幸坂さんが今、あまりにも「江頭」って言われたんで(笑)。「これは何から教えたらいいのかな?」ってちょっと思ったですけど。今までずっと僕、清志郎さんの曲を毎週かけていたじゃないですか。それはやっぱり清志郎さんの曲ってすごいメッセージが……実はメッセージとアイロニーにすごい満ちていて。すごい僕は10代の時にそれが好きだったんですけど。

その後にやっぱりもっと遡って、パンクロックを聞くようになった時に、なんかすごい単純明快だけど、なんだかわかんないけど元気になるな!っていうところから入ったんですね。で、よくよく歌詞を聞くと実は社会的なメッセージがこもっているっていう。これは今、まさに聞いた方がいいんじゃないの?ってちょっと思っていて。

なので、これからちょっとオープニング、しばらくの間、パンクロックをかけます。ちょっとずつ、幸坂さんに「江頭じゃない」っていう風になって勉強になるといいなっていう。「勉強」ってそんなに別に偉そうなことは言わないんですけども。まあ、じゃあとりあえずザ・クラッシュの『白い暴動』を聞いてもらいましょうか。

The Clash『White Riot』

(宮藤官九郎)はい。『White Riot』を聞いていただいている間に江頭2:50の理由がわかりました。あの、『シド・アンド・ナンシー』の映画でよく見るポスターのシド・ヴィシャスの格好がたまたま下がブラックジーンズで上は上半身裸でものすごい内股になっている写真があるんですけども。これだ!

(幸坂理加)江頭さんですね(笑)。

(宮藤官九郎)江頭さんじゃないですけども(笑)。まあ、イメージね。シド・ヴィシャス。で、この人はセックス・ピストルズっていうバンドのベーシストで。途中でやめちゃうんですけども。その話は来週しましょう(笑)。そんなに通じないわけでもないということがわかりました。

(幸坂理加)そうです(笑)。

(宮藤官九郎)で、要するにこれ、「白い暴動 暴動を起こしたい(White riot, I wanna riot)」っていうことしか言っていないんですよ。で、「黒人の人たちはたくさん問題を抱えているけど、白人は親の金で学校に行って、太り方だけ教えられているんだ(Black man got a lotta problems But they don’t mind throwin’ a brick White people go to school Where they teach you how to be real thick)」「黒人があんだけやっているんだから、白人も白い暴動を起こさなきゃダメじゃないか(White riot, I wanna riot White riot, a riot of my own)」っていうような歌ですね。まあ、俺が言ったわけじゃないですよ。クラッシュのジョー・ストラマーさんが歌った歌です。

(幸坂理加)はー、名曲!

(宮藤官九郎)フハハハハハハハハッ! 終わらせたな?(笑)。

(幸坂理加)フフフ、じゃあ、メニュー紹介に行ってもいいですか?

(宮藤官九郎)いいですよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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