（DJ松永）もう完全に、突発的に来てるじゃん。いや、わかるよ。俺も「ああすればよかった、こうすればよかった」っていうのはさ、マジで体に負担が来るよね。「もしも……」ってなったら本当にキツいよね。
（R-指定）で、もうやり方を間違えてると思うけど、俺はそのフジテレビから家に帰る車中、ずっと外を見渡しててん。「サイファー、やってないかな？」って。
（DJ松永）あ、よくない！ これはよくない！
（R-指定）フハハハハハハハハッ！
（DJ松永）お前、最悪！
「サイファー、やってないかな？」
（R-指定）「おい、どっかここらへんでサイファーやっとらんのか？ おい！」って。「おう、めっちゃ上手いラップ、やったろうやないけ！」って（笑）。
（DJ松永）フフフ、どうすんだよ、お前。そこで高校生がサイファーやっていたら？
（R-指定）ボッコボコや！ もう乗り込んでいって。プロを見せたりますよ。「プロって、こう！」って。もう頭を押さえつけて。「プロってこうやから！」って。もう倍速でめっちゃ踏みまくって。意味もかけて。「わかった？ これがプロの技やから！」って。「ナメんなっ！ 二度と俺を、ナメんなっ！」って（笑）。
（DJ松永）ナメてない、その子はナメてない！
（R-指定）さんざん、キレキレのラップをカマして。もう高校生が全員引いて何も言えなくなっているけど。俺はずっと1人で1時間、ラップをやりまくって。みんな「もう勘弁してください。家に帰してください！」って言っているのを地面に頭をおさえつけて。「二度と俺をっ、ナメんな！ わかったかっ！ フジテレビ、ナメナメんなーっ！」って（笑）。
（DJ松永）フフフ、もう最悪。本当に。ああーっ！
（R-指定）フハハハハハハハハッ！
（DJ松永）はあ、フジテレビ、これの責任取れるかな？（笑）。でも俺、タクシーで帰って。それで俺が外を見渡していて。高校生のサイファーの中にRが入ってボコボコにしていても、俺は止めない。俺……もうビートを流し始めるかもしれない（笑）。俺、タクシー乗りながら「♪♪♪♪」ってビートボックスやる！
（R-指定）ビートボックス？（笑）。
（DJ松永）もうRが一番乗れそうなBPM帯を。「♪♪♪♪」って。
（R-指定）嬉しいんやけど、それもやめてほしい。そういう姿も見られたくないねん。さっき、言ったやろう？ 俺に寄り添うな。
（DJ松永）えっ？
（R-指定）俺が傷付いてる時に、寄り添うな。寄り添ったり、共感したり、手を差し伸べたりするな。
（DJ松永）R、R……面白かったよ？ R、お、おもろかったよ？
（R-指定）お前、それやめろ！ いや、だから寄りそうな。慰めるな。俺はもうただ、ガキをボッコボコにしたい。実力を見せつけて。「これがプロや！」っていうのを教えたい。「わかったか、お前！」って（笑）。
（DJ松永）高校生を救うため、俺はお前を慰める。
（R-指定）そんなところも見られたくない。松永さんも見ていない。マネージャーも見ていない。親しい人が誰もいない高校生に、俺がさっき滑ったことも知らない高校生たちにもう完膚なきまでの力で地面にたたきつけて。「ナメんな、オラーッ！」って……。
（DJ松永）もう最悪（笑）。
（R-指定）「オラーッ！ 榎並、おいっ！」って（笑）。
（DJ松永）もう……榎並さんの頭をつかんで地面にガーン！ってやるのかよ（笑）。
（R-指定）でも、ごめんなさいね。榎並さんは優しかったよ。俺がすごい滑ってしまって。「はあ……」みたいな。でも、「お疲れさまでした」って帰る時に榎並さん、来てくださって。「すいません。何も連絡が行ってなかったみたいで……」みたいな。振られるって知らずに俺が答えて滑ったと思ってはったから。「連絡、行ってなかったみたいで……」って榎並さんも気を遣ってくれたんですけど。ちゃんと「振るかも」っていうのは来ていたし。俺がまっすぐ正面から行って滑っただけなんで。だから榎並さんに「いやいや、そんなことないです」というのはちゃんと言いましたね。
（DJ松永）でも、よかったよ。あれ、Rがポンと答えたじゃないですか。で、「自分がやったら……」って想像しながら聞くんですよ。でもR、写真で一言ってポッポッポッポッ……ってなってボタンを押して。バーン！ってなったやつに一言。だからあれ、リズムが大事だったりするじゃん？ 間が開きすぎたりとかさ、言いよどんだりとかしたらさ……俺がやったら絶対にそうなるなと思ったのよ。でもRはちゃんとリズムに乗ってポンと言えたから、俺は手作りIPPONを……。
（R-指定）評価するな！
（DJ松永）手作りの、お手製のIPPONを……。
（R-指定）評価するな！ せめてのいいところを1個、見つけるな！ なあ？
（DJ松永）フフフ、あれはできないって。勇気がすごい！
（R-指定）まあ、でも俺、あの写真で韻やったら100個、踏めたけどな。フハハハハハハハハッ！
（DJ松永）ああ、ダサい（笑）。
（R-指定）ナメんな、榎並、おいっ！ 韻やったら踏めていたんじゃ！ 韻やったら連絡が来ていなくても、踏めていたんじゃ！ 打ち合わせしていなくてもな！
（DJ松永）最悪、最悪（笑）。R、R、今日は俺が読むから。このミクチャの呼び込みとか。R……今日、体調が優れてないから。
（R-指定）気遣うな！ 俺、読めるから！
（DJ松永）R、大丈夫だよ。大丈夫。
（R-指定）もう一晩経ってリセットしてきたから。大丈夫やから。それでは行きましょう。Creepy Nutsの……
（R・松永）オールナイトニッポン0！
（R-指定）だから気遣うなって。ナメんな、松永！ 俺は大丈夫やーっ！
（DJ松永）それは大丈夫じゃないから（笑）。
（中略）
（DJ松永）いやー、でもオンエアーが楽しみですね。わくわくする。
（R-指定）しかもな、カットされてたらされてたで、この放送で気を使わせているやん？ それも嫌やん？
（DJ松永）そうだよ。
（R-指定）いや、しっかり……しっかりちゃんと流してください。一切、気を使わないでくださいね。
（DJ松永）本当に？ えっ、全部流れても、本当に大丈夫？
（R-指定）大丈夫。っていうか、「気を使うな」言ってるやん？ 大丈夫やって。
（DJ松永）それ、後悔しない？
（R-指定）俺、だからオンエアーの後は外に行くから。家の近くのサイファーを見つけて。そしたら、いいよ。
（DJ松永）いやいや、よくない！ みんな、自粛して！ サイファー、今の時期は危ないよ！ 家にいて！
（R-指定）ちょっと待って。次の自粛の原因、俺？（笑）。待って？ 次の原因、俺？
（DJ松永）第二波（笑）。
（R-指定）第二波って、俺のせい？（笑）。
（DJ松永）ネクストウェーブ（笑）。
（中略）
（DJ松永）じゃあ、ここで1曲、聞いてください。KGMで『君が泣く』。
（R-指定）お前、やめろ！ やめろって！
（DJ松永）いや、「泣いていいよ」っていう曲だから。
（R-指定）KGMさんもやめてください！
KGM『君が泣く』
（DJ松永）フフフ……（笑）。
（R-指定）うるせー！ 慰めんな！
（DJ松永）ずっとそばにいるよ。泣かないで。ずっとそばにいるよ（笑）。
（R-指定）やめて！ いい曲すぎんねん。一番泣きそうになるから、これが！
（DJ松永）フフフ（笑）。（メールを読む）「Rさんが滑った時に、共演した青山テルマさんはR-指定さんに『ここにいるよ』と言って慰めてくれましたか？」（笑）。
（R-指定）フハハハハハハハハッ！ 「Baby Boy♪」やあらへんから！（笑）。
（DJ松永）えっ、慰めてくれていた？
（R-指定）いや、慰めてくれなかったっす。むしろ、天真爛漫の笑顔で触れないようにしてくれました。本当の優しさ！ テルマさんの本当の優しさ。歌で『そばにいるよ』って歌っている人は本当の優しさを知っているから。ホンマにキツい人にはあえて寄り添わない。放っておく。
（DJ松永）いや、R。共感なのよ。共感。本当に、つらいな？
（R-指定）だから言うな！ まだわからんのか？ お前、やめろって！
（DJ松永）フフフ、怖い怖い。ヤバいヤバい（笑）。あと、仕事して？
（R-指定）（棒読みで）お聞きいただいたのは……。
（DJ松永）ああ、俺、読もうか？ お聞きいただいたのはKGMで『君が泣く』でした。
（中略）
（R-指定）（メールを読む）「なんかMixchannelをつけたらヒゲがめちゃくちゃ文句言っていてウケる。ラップ弱そう」。ナメんな、オラーッ！ 誰や？ どこ住んでんねん？
（DJ松永）ああ、ヤバい、ヤバい（笑）。（ゴトッ）。
（R-指定）フハハハハハハハハッ！ 松永、椅子から転げ落ちてるやん！ えっ、ここで桂文枝師匠？ ちょ、ちょっと、切れ！ 切れ！ これ、流されへん。切れ！
（DJ松永）く、首……首をやった！ 椅子が……。
（R-指定）もうめちゃくちゃや！ ちょっと、カメラ切れ！ こっち見んな！ 今日、めちゃくちゃです！
（DJ松永）おい、映してんじゃねえぞ！
椅子から転げ落ちるDJ松永
＜書き起こしおわり＞