DJ松永『IPPONグランプリ』に観覧ゲストで出演した話

DJ松永『IPPONグランプリ』に観覧ゲストで出演した話 ACTION

DJ松永さんが2020年6月3日放送のTBSラジオ『ACTION』の中でCreepy Nutsが『IPPONグランプリ』に観覧ゲストとして出演した際の模様を話していました。

(DJ松永)一昨日ですかね。なんとね、Creepy Nuts。まあ、相方のR-指定と一緒に『IPPONグランプリ』の観覧ゲストに招待していただいて、収録に参加してきたんですよ。信じられないですよね? 騙されてるのかなと思いましたよ。

(幸坂理加)いやいやいや(笑)。

(DJ松永)だって観覧ゲスト……毎回ね、もうチャンピオンクラスの一流芸人の方たちが大喜利でしのぎを削って優勝、チャンピオンを決めるっていう『IPPONグランプ』の第23回に呼んでいただきまして。観覧ゲストも今まで、そうそうたる芸能人の方が出ていかれるところで。我々のような一介のヒップホップアーティストが……。

(幸坂理加)いやいや、世界一ですから。

(DJ松永)そ、そう?(笑)。

(幸坂理加)当たり前ですよ!

(DJ松永)そう?(笑)。まあ、そう言われちゃしゃあねえな(笑)。もうめちゃくちゃ豪華で。セットとかも「見たことあるやつじゃん!」と思って。やっぱり初めての経験でしたけど……楽屋がね、分かれてました。

(幸坂理加)Rさんと?

(DJ松永)すごくないですか? 申し訳ないと思って。楽屋、別ですよ? 俺、最初嫌われたのかと思いましたけどもね。「ええっ? そういう時期かな?」みたいな。なんか相方のその方肩の角度も嫌いになるのみたいな。飲み物を飲む音もなんか嫌いになるみたいな。倦怠期なのかな?って思いましたけども。でも、もう寂しかったからすぐ、Rの部屋に行きましたけどね。

(幸坂理加)フフフ、寂しがり屋(笑)。

(DJ松永)もう自分の部屋に傘だけピョンと置いて。もう俺、片手しか自分の部屋に入ってない。そこからすぐにRの部屋に行って。不思議なものでマネージャーもスタッフも全員、Rの部屋にいて。「あれ、おかしい?」と思ったけども(笑)。俺の部屋にはスタッフが1人もいない。Rの部屋にスタッフが全員いたって、おかしくない? だって俺が1人で自分の部屋に戻ったら、たぶん誰もいなくなるでしょう?

(幸坂理加)ああ、そうですね。

(DJ松永)そう。俺1人でしょう? それで俺の部屋に入ってきたら、「気を使われた」って思うじゃん? もうそれは違うと思ってRの部屋に行って。よくあるんですよ。フェスとかに行っても。喫煙所とかで……スタッフはタバコを吸う。Rもタバコを吸う。で、俺1人だけタバコを吸わないんですよ。だから1人だけ取り残されることが多くて、ずっと寂しい思いをしているんですよ。だからずっと俺、いつも楽屋でスマホをいじってるだけの時間が続いているんで。

だったらもう今日は楽屋で……副流煙も食らわないのでいて。もう本当、たぶん仲間外れにされすぎて俺、猫背とストレートネックが進むと思って。このままだと、もうスマホを触るしかないから。「もう無理、無理。じゃあ、もうRの楽屋にいよう!」っていうことでずっといたんですけども。そしたらなんか、「コンコン……挨拶、いいですか?」「あれ? 挨拶……誰だろう?」ってパッと開けたらミルクボーイの駒場さんね。

(幸坂理加)ええっ!

ミルクボーイ駒場の楽屋挨拶

(DJ松永)「ええっ、駒場さんだ!」って思って。俺、ブワーッと立ち上がって先に行ったんですよ。「わざわざすいません。挨拶に来ていただいて……」って。で、その楽屋の部屋の構造上、駒場さんがいらして。で、俺が駒場さんの目の前で。Rはその後ろにいたんですけども。もう恐縮しきりで。俺が1人でワーッとしゃべっちゃって。「わざわざすいません」って。で、駒場さんも「ありがとうございました」って出ていかれたんですけども……「よく考えたらここ、Rの楽屋だな?」って思って。

(幸坂理加)フフフ(笑)。

(DJ松永)「めちゃくちゃ恥ずかしいことをした!」って思って。俺が1人でしゃべっちゃって、Rは一言もしゃべっていなくて。俺が挨拶でブワーッてしゃっていて、駒場さんも出ていかれて。駒場さんとしても想定外だったんだと思うんだよね。開けて、知らねえやつが対応して。別にRともしゃべれなくて……俺、マジで迷惑をかけたなと思って。

(幸坂理加)いやいや、松永さんもいると思っていらしたんじゃないですか?

(DJ松永)いや、俺のことなんて知らんて。で、Rと駒場さん、しかも1回、テレビで共演をしているんですよ。『テッパンいただきます!』っていうので。だから、来たんですよ。俺は共演もしてないから。そんなの、あれもう本当にめちゃくちゃ恥ずかしくて。あと、やっぱり『IPPONグランプリ』ってすごくて。ドレスコードみたいなの、あるんですよ。事前に「スーツを着てきてくれ」って連絡が来たんですよ。俺はいつも着ているから問題なくて。で、スーツを着てくるじゃないですか。それで、うちのマネージャー陣も全員スーツを着てたんですよ。

(幸坂理加)ええーっ!

『IPPONグランプ』のドレスコード

(DJ松永)びっくりして。超カジュアルじゃないですか。で、やっぱりメジャーレコード会社で働いている人たちってビシッとスーツ着てるのかな?って前までは思っていたんですけども。それでソニーに入っていろいろと会社にいてスタッフを見るようになったら、みんなすげえカジュアルな格好してるんですよ。1年でスーツ着ているところなんか全く見ないんですけれども。もう初めてくらいで見ましたよね。うちのスタッフが全員スーツを着ているなんて。

で、Rのところにも「スーツで来てくれ」ってドレスコードの連絡が入ってるんですけど。「じゃあ、どういう格好してくるのかな?」と思ったら、もう黒いパーカー、黒いジーンズ、黒スニーカーね。しかも、全部色あせているんですよ。クタクタの……なんか黒のケミカルウォッシュみたいな状態で来て(笑)。「こいつ、すごいな!」と思って。「信じられない!」と思って。

(幸坂理加)ええっ!

(DJ松永)マジでクタクタの黒いパーカー、黒いジーパン、黒いスニーカーなんですよ。すごくない、あいつ? 「こいつ、折れねえな。なんなの?」って思って。で、手ぶらで着ているんですよ。「こいつ、着替える気がない!」って思って。それでどうするのかな?って思っていたら、楽屋に服がボンと持ち込まれて。でも、それもよく見たら、黒いロンTと黒いTシャツなんですよ。「変らねえだろう!」って思って(笑)。

「それは家から着てこられる! それを着替えるって、変だよ!」って思って。ただ、新品なだけ。もう、Rはクタクタの黒いパーカーだから、でもたしかに新品なだけでいいなと思って。俺、それをずっと見ていて。まあ、せめて着替えてくれって。「ケバケバの黒いやつ、目立つから。恥ずかしいからやめてほしい。せめて着替えてくれ……」って思って見ていたんですけども。それでRが鏡を見て「どれがいいかな?」みたいな感じで。俺も「どれでもいいだろう?」って言っていたんですけども(笑)。

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