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辰巳JUNK レディ・ガガ、ビヨンセ、リアーナを語る MUSIC GARAGE:ROOM 101

(辰巳JUNK)そうですね。まあアジアって言ってもアメリカとかカナダ出身のアジア系の俳優とか音楽家もそうかな? そういう人の活躍の場はもっと意識的に増えていくんじゃないかなと思いますし。何よりも『クレイジー・リッチ!』っていう映画がめっちゃ流行ったんで。

(渡辺志保)ねえ。本当に。で、オークワフィナとかもまた新しい『The Farewell』っていう映画の評価が高かったようですし。なかなか風向きがどんどんと変わっていくのかな?っていう風に私も思っているところです。では、ここでもう1曲、辰巳JUNKさんから紹介していただきたいんですが。なんの曲にしましょうか?

(辰巳JUNK)アジアつながりでこの本、ちょっとしたコラムもついているんですけども。そこでアメリカにおけるアイドル概念というものがありまして。

(渡辺志保)これ、めちゃめちゃ面白かったです。このコラム。

(辰巳JUNK)「日本とか韓国のようなアイドル概念ってあるのか?」みたいな感じで書いたんですけども。そこで紹介したのが世界的に人気がある韓国のガールグループ、K-POPのブラックピンクなんですね。このグループも結構国籍が多様だったりするんですけども。このグループがコーチェラのあたりに出した曲が派手で面白いので紹介します。ブラックピンクで『Kill This Love』。

BLACKPINK『Kill This Love』

(渡辺志保)ただ今、お届けした曲はブラックピンクで『Kill This Love』でした。引き続き辰巳JUNKさんにお話を伺っていくわけですけれども今、誰もが予想していなかったコロナパンデミックの真っ最中っていう感じだと思うんですよね。2020年……2010年代が終わってどんな世の中なのかな?って思った矢先に今みたいな状況になってるわけですけれども。ざっくりした質問で申し訳ないですが今後、そのポップカルチャーの風向きっていうのはどうなるとお考えでしょうか?

(辰巳JUNK)そうですね。やっぱり定番なんですけども、バーチャルコミュニケーションとか仮想空間とかが今回のでさらにどんどん需要とか関心が上がってるので。トラヴィス・スコットがフォートナイトっていうすごい人気のゲームで仮想コンサートをやって。これはすごかったですけど。それをして話題になったんですけど。やっぱりそういうエンターテインメントもバーチャルでどれぐらいできるか、みたいなのがどんどん増えていくんじゃないかなという感じですね。

(渡辺志保)うんうん。今もね、Netflixとか大きい映画スタジオもどんどんこう撮影を中止しているとかね。それで消費者の行動が元に戻るのには4、5年はかかるじゃないかという風にも報じられておりますし。なんか寂しいなって思うけれども今、辰巳さんが仰ったみたいにまた新しいエンターテイメントの楽しみ方の形っていうのが……もしかしたらどんどんそこが発達して、いろんなものが我々にまた面白い形で提示されていくのかな?っていう。ちょっと悲観的にばかりいてもいけないなとか思ってしまいますね。

(辰巳JUNK)そうですね。もう楽しむ時には楽しもう、みたいな感じで行った方がいいかもしれませんね。

(渡辺志保)ねえ。で、この本でもレディ・ガガであるとかアリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュなんていう、本当その時代を彩る女性のポップスターについてもフォーカスをしているわけですけども。今、すごいビリー・アイリッシュがここ2、3年は非常に大きな注目を集めてますけれども。次にこのビリー・アイリッシュに代わるような、もうめちゃめちゃすごいポップスターが現れるとしたら、いつごろ、どんなポップスターになるか。辰巳さん的な予想はございますか?

コロナパンデミック後のポップスター像

(辰巳JUNK)それはわかんないですけど……でもなんかね、もしこのパンデミックが落ち着いて、ちょっとそのみんなで出れるようになったらたぶん求められるのって、もう派手な王道。やっぱり元気がもらえるような……アメリカで自己隔離みたいなのが本格的に始まった時、みんな「ビヨンセの『Homecoming』をNetflixで見よう!」みたいなイベントがあったんですけど。

やっぱりそういうビヨンセ的な、もう「見たら絶対にすげえ!」みたいなね、そういうのが安心できるし。伝統的でもあるから案外……アメリカも2028年にオリンピックもあるし。だから結構もう、いきなり派手なのかがまた来るんじゃないか、みたいには思っていますね(笑)。

(渡辺志保)すごいですね。またレディ・ガガの再来かどうかはわかんないけど、でっかい羽とかをブワーッと付けたようなすごいポップスターが現れるかもしれないし。個人的にもやっぱり2年前ぐらいがそのヒップホップがアメリカのマーケットを独占したピークなのかなってちょっと思っていて。で、グラミー賞のラインナップとかを見るにつけ、やっぱり去年はリゾとかビリー・アイリッシュとか、そういった女性アーティストが席捲した年だったのかなという風にも思っていて。なので、今年、来年以降は辰巳さんが仰ったような結構その絶対的なポップスター……しかも女性のシンガーがまた台頭する時代がやってくるのかなという風になんとなく私も思ってるところですね。

で、この『アメリカン・セレブリティーズ』は後書きもすごいキュンとなるようないいことが書かれていて。最初から最後まで読み応えたっぷりという感じなので、まだゲトッてないという方は急いで……まあ今、「書店に急げ!」ということはなかなか言えませんので。ECサイトなんかでポチッとしていただければなと思います。

辰巳さん、これ続編とかは……私は続編をぜひ書いてほしいだなんて思っちゃんですけど。

(辰巳JUNK)いや、わからないですね。早くても5年後とかですね(笑)。

(渡辺志保)ちょっと気長に待ちたいと思いますので。またお話したいトピックがあれば私もこの番組にお誘いしたいなという風に思っておりますので。ぜひぜひ懲りずにまた、お話聞かせてください。

(辰巳JUNK)はい。もう続編がこの次のラジオ出演みたいになると思うので(笑)。

(渡辺志保)ありがとうございます。というわけで2週に渡って辰巳JUNKさんをお迎えしました。どうもありがとうございました。

(辰巳JUNK)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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