JAPANESE DEE ロックダウン下のアメリカのDJ・ラッパーの動きを語る

JAPANESE DEE ロックダウン下のアメリカのDJ・ラッパーの動きを語る INSIDE OUT

(JAPANESE DEE)Dナイスのインスタライブのやつ。あれとか、もう相当バズッてましたからね。

(DJ YANATAKE)ねえ。すごいですよね。じゃあ、あれもキャッシュアップとかで課金をやっていたんだ?

(JAPANESE DEE)たぶん最初はやっていなかったんですよ。でも、スポンサーとかで本当、NBAのオフィシャルのInstagramでライブをして。ミシェル・オバマが見に来たりとか、オプラ・ウィンフリーが見に来たりとか、J.Loとか、結構セレブな人たちが参加したりして。

(DJ YANATAKE)そう。リアーナとかもいましたよね。

セレブも集まるDナイスのインスタライブ

(JAPANESE DEE)そう。リアーナとか。なんかたしかロングプレイをしたんですよね。9時間とか。でもすごい有名人が来てましたからね。

(DJ YANATAKE)そうそう。まあ、ぶっちゃけるとアメリカでも音楽の権利とかはあるんだろうけど。でも、そのDナイスのやつはインスタがオフィシャルにそこをカバーしたっぽいですよね。

(JAPANESE DEE)そうですね。やっぱりその影響力がすごいですよね。なんか100万ビューとか、そのぐらいのクレイジーな数が出てましたね。

(DJ YANATAKE)でもアンダーグラウンドDJたちもストリーミングライブをやって、そのキャッシュアップっていうアプリで投げ銭を稼いでいるっていうのは結構多い?

(JAPANESE DEE)そうですね。みんながそれぞれのあれでハッスルしている感じですね。

(DJ YANATAKE)みんな何のプラットフォームでストリーミングDJしてるんですかね?

(JAPANESE DEE)今、でもインスタライブ意外だとTwitchとかも結構メジャーですね。ゲームの配信の。Twitchとか……あとはFacebookのライブとか。

(DJ YANATAKE)ああ、いろんなところで。意外と日本も似ているな。

(JAPANESE DEE)あとはZOOMとかもあるじゃないですか。

(DJ YANATAKE)そうっすね。Twitchってあれですよね。たしかそういう権利の包括とかできているんですよね。

(JAPANESE DEE)そうなんですよ。だからやりやすい、やりにくいとかアプリによってあるのかなっていう。そういう投げ銭とかも変わってくるし。

(DJ YANATAKE)僕もそれ、昨日そのアトランタのアキさんっていう人に聞いたと思うんだけども。今、みんなZOOMで飲み会とかするのが日本では流行っていて。それでそこにDJを呼んでBGMをかけていてもらうみたいな(笑)。

(JAPANESE DEE)そうそう。俺もそれ、やりました。なんか「Houseparty」っていうアプリもあるんですよ。自分はそれを使って、友達とか……まあ知らない人も参加できるんですけども。それで自分がDJをして。で、自分はストリッパーを呼んでいるんで(笑)。アメリカのストリッパーを呼んで、それでパーティーをやって……みたいな(笑)。

(DJ YANATAKE)それがさっき言っていた「バーチャルパーティー」っていう感じですか?

バーチャルパーティー

(JAPANESE DEE)そう。それがバーチャルパーティー。バーチャル飲みというか、飲みをしつつ、ストリッパーのお姉ちゃんがケツを振っていて、それを見つつ飲みつつガヤガヤしているみたいな。

(DJ YANATAKE)それでそのお姉ちゃんたちのキャッシュアップにチップを入れてあげたりするんだ。

(JAPANESE DEE)そうそう。それを見たかったら参加して。その女の子が好きな感じだったらヘルプするっていう意味も込めてチップとか。

(DJ YANATAKE)ああ、今、そんな感じなんですね。

(JAPANESE DEE)そうそう。そういうの、結構激しく……たぶんアトランタのマジックシティっていうストリップクラブとか、あるんですけども。そことかは自分らのウェブサイトで毎月いくらかって……Pornhubじゃないですけども。毎月、いくらかお金を払ったらストリッパーの子たちがもう1日中ライブをやっているから、それを見れるみたいな。

(DJ YANATAKE)ああ、はいはい。

(JAPANESE DEE)そんなシステムもできてきているっぽいですね。

(DJ YANATAKE)そうか。みんな、もうあらゆる手段を駆使してどうにかやってるんだね。

(JAPANESE DEE)そう。どうにかこうにか、そのソーシャルディスタンスは取りつつ、どうやって稼ごうか? ハッスルしようか?っていう(笑)。もうみんな、すごいユニークだなと思って。こういう風になるとみんな結構クリエイティブになるなと思って。面白いですね。

(DJ YANATAKE)いや、そうですよね。本当に。俺も今、いろいろと逆に勉強する時間に使ったりしてるんですけどね。あと、DJは割とパッとそういうことができるのかもしれないけど、ラッパーとかミュージシャンとかってみんな……ライブとかがないとね。

(JAPANESE DEE)そう。ラッパーとかミュージシャンはやっぱりバーチャルフェスとか、バーチャルのライブとか、そういうのを企業とコラボして……とか。

(DJ YANATAKE)ああ、はいはい。それは結構見ますね。たしかにね、やっぱりチャリティーっぽいのが多いんだけど。普通に収益を取るようなイメージでやってるフェスみたいなのもあるんですか? オンラインライブみたいな? いっぱい多くの人が出るみたいなのってどうしてもチャリティーみたいなのが多いイメージなんだけども。

(JAPANESE DEE)うん。投げ銭のやつでもやったりとかしてますよね。

(DJ YANATAKE)ああ、みんなやっぱり基本、投げ銭なんだね。

(JAPANESE DEE)まあ、日本で言うところの。それでやっている。

(DJ YANATAKE)じゃあ、そういうのをなんとかやりつつっていうところですよね。で、アメリカはもう給付金がすでに国から払われた?

(JAPANESE DEE)そうっすね。今、徐々に徐々に……っていう感じですけど。国から見舞金っていうやつが出るんですよ。1人につき1200ドル。ちゃんとソーシャルセキュリティー番号を持っていて税金を払っている人全員に……っていう風になってるんですけど。あと子供は1人につき500ドルかな? もらえるですよ。まあ、でも実際にまだ自分はもらっていないですけどね(笑)。

(DJ YANATAKE)ああ、そうなんだ。

(JAPANESE DEE)そう。「いつ来るの?」的な感じで待ってますけど。

(DJ YANATAKE)周りはもらったりしてるんですか?

給付金の支給状況

(JAPANESE DEE)もらっている人もいますね。結構なんか、ちゃんと働いてるっていう言い方はあれですけど。自分みたいにフリーランスじゃなくて、ちゃんと会社に勤めていてっていう人たちは結構もらってる人が多いかもしれない。

(DJ YANATAKE)そうか。でも、逆にそういうので差が出ちゃうとみんなの中で「なんであっちは来ているのに、俺のところに来ないんだよ?」みたいに問題になってみんな、怒ったりはしないの?

(JAPANESE DEE)「本当に来るのかな?」っていうのはInstagramとかでも流れてきますけどね。「本当に来るのかな、これ?」みたいな。実際に自分のところに振り込まれない限りは信用しないじゃないですけども。

(DJ YANATAKE)でも、だって「仕事を休め」って言われてね、収入もなかなか思うように取れなかったら、そういうのがないとマジで暮らせなくないですか?

(JAPANESE DEE)そうですね。それがないともうパツパツで。みんな、だからそれで……ヤバいですよね。

(DJ YANATAKE)特にニューヨークなんて家賃とかもびっくりするぐらい高いじゃないですか。

(JAPANESE DEE)そう、家賃も……本当にその1200ドルもらったからって、家賃カバーできないんじゃないのか?っていうぐらい、ニューヨークはいろんな物価が高いんで。全然もうパツパツですよ。

(DJ YANATAKE)そうですよね。それでも暴動は起きていないというような状況なんだね。

(JAPANESE DEE)そうですね。暴動とかまでは行っていないと思います。自分のエリアではそういうのは感じていないですね。あと、失業保険とかももらえるので。そういう手続を自分もしました。また別のやつですね。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほどね。そういうのも今、あるんですよね。そういう方が先にお金がもらえたりするんですもんね。

(JAPANESE DEE)それも今、もうやってあるんですけど。まあ実際にはまだ来てないという……(笑)。結構、あれなんですよ。自分はフリーランスということもあって、今回特別に適用されるようになってありがたいなっていうのはあるんですけど。なんか結局、自分みたいなそういうフリーランスみたいなのはさっき言ったみたいに後回し的なのがあるのかなって。結構国もたぶんテンパっていて。初めてのシナリオ、やることだからかなりのテンパり加減で回っていないのかな?っていう。

(DJ YANATAKE)じゃあ、さっきのストリーミングでやって投げ銭みたいなやつって結構、マジで稼げます?

(JAPANESE DEE)たぶん……まあ、そんなの本当にギグを自分でフィジカルにやっているのとは違いますけども。たぶん今、そういうバーチャルのパーティーで……っていうのはこれから結構メジャーになってくるんじゃないかな?っていう。そういう風になってきたら、DJもそれをビジネスとして稼げるようになってくるんじゃないかと。逆にそれはそれでちょっと面白いのかなっていう。こういう事態になったからこそ、そういうのが発達してきてるのかなっていう。

(DJ YANATAKE)まあ、逆にそういうチャンスとして今のうちにいろいろやっていこうっていうことかな?

(JAPANESE DEE)そう。自分も週末、バーチャルのパーティーにブッキングされてますし。

(DJ YANATAKE)へー! それはじゃあ、家からDJして?

(JAPANESE DEE)そうですね。家からやって。

(DJ YANATAKE)ちょっと具体的に聞きたいんですけど。そのバーチャルパーティーっておよそ何人ぐらいが参加するパーティーなんですか?

(JAPANESE DEE)10人とか……でも、使うアプリにもよりますね。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほど。

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