JAPANESE DEE ロックダウン下のアメリカのDJ・ラッパーの動きを語る

JAPANESE DEE ロックダウン下のアメリカのDJ・ラッパーの動きを語る INSIDE OUT

ニューヨーク在住のDJ、JAPANESE DEEさんが2020年4月27日放送のblock.fm『INSIDE OUT』block.fm『INSIDE OUT』に電話出演。DJ YANATAKEさんとロックダウン下のアメリカのDJやラッパーなどの動きについて、現地の情報を話していました。

(DJ YANATAKE)ここからはグググッと朝9時のニューヨークにつないでみたいと思います。

(コールをする)

(DJ YANATAKE)もしもし?

(JAPANESE DEE)もしもし?

(DJ YANATAKE)おお、おはようございます(笑)。

(JAPANESE DEE)おはようございます!

(DJ YANATAKE)今、朝の9時すぎ?

(JAPANESE DEE)朝9時すぎっすね。眠たい、眠たい(笑)。

(DJ YANATAKE)早起きさせちゃってすいません。

(JAPANESE DEE)いえいえ、とんでもないです。

(DJ YANATAKE)ご無沙汰しております。いつもね、インスタで楽しませていただいております。

(JAPANESE DEE)いえいえ。

(DJ YANATAKE)というわけで、改めまして本日はニューヨーク在住。ニューヨークを拠点に活躍しているDJのJAPANESE DEEさんです! いらっしゃい!

(JAPANESE DEE)はい! すいません。朝からハイテンションで(笑)。

(DJ YANATAKE)いやいや、元気そうというのは知っていたんですけども。でも元気そうでなによりです。で、ちょっと最近、少しだけDMでやり取りしてたんで。「あっ、そうだ! 今、ディーさんにお話を聞いたら面白いかも?」と思って。まあ、ちょっと深刻な話にもなっちゃうかもしれないですけど。いろいろとお伺いしていってもいいですか?

(JAPANESE DEE)はい、いいですよ、全然。

(DJ YANATAKE)よろしくお願いします。ということで、今ニューヨークにお住まいということなんですけど。ディーはニューヨークのどの地区にお住まいですか?

(JAPANESE DEE)自分は今、ブルックリンに住んでます。

ニューヨーク、ブルックリンの状況

(DJ YANATAKE)ああ、ブルックリン。実際に今のそのブルックリンの街ってどんな感じなんですか? 現状というか……。

(JAPANESE DEE)現状で言うと、治安とかは意外と大丈夫で。

(DJ YANATAKE)ああ、暴動が起きたりとか、そういうことはないってことですね?

(JAPANESE DEE)そうですね。そういうところまでは行っていなくて。意外とニューヨークの人はほら、たくましいじゃないですか。

(DJ YANATAKE)いやいや、世界一たくましいですよね(笑)。

(JAPANESE DEE)それで結構意外とみんな「Help each other」っていうか。みんなヘルプしあってこの状況を乗り切ろうっていう感じがすごい見えますね。

(DJ YANATAKE)なんかね、やっぱり助け合いの精神はすごいあるって言いますよね。アメリカの人はね。

(JAPANESE DEE)そうなんですよ。意外とニューヨークは……俺、危ないんじゃないかな?って思ったんですけども。意外とヤバくなったらみんな、お互いをヘルプするんだねっていうのがよく見えて。逆にそういう風に思ってます。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほど。そうなんだ。でも今……ニューヨークも一番すごい時があったじゃないですか。規制っていうか、ロックダウン的な。

(JAPANESE DEE)はい。ロックダウン、していますね。

(DJ YANATAKE)今も?

(JAPANESE DEE)今もしています。全然もう、Stillですね。

(DJ YANATAKE)完全にそういう感じなんだ。で、外出はできる状況なんですか? 買い物ぐらいは。

(JAPANESE DEE)外出は一応、基本的にエッセンシャルワーカー以外は待機っていうことになってるですね。病院とか薬局、スーパーとか、酒屋さんとか。そういうところ以外の人は基本的には自宅待機。グロサリーとかスーパーマーケットに行く以外とかは自宅で待機してくれっていう風になっています。

(DJ YANATAKE)でもスーパーとかデリとかに買い物に行けたりするんですか?

(JAPANESE DEE)そうですね。それは意外と行けるんですけど。でもなんか夜遅くまで開いてるところとかはスーパーとかでももうなくなりました。

(DJ YANATAKE)ああ、そうだ。

(JAPANESE DEE)時間は結構短くなって。で、その間に……結構サクっと行ってね、みたいな。必要なものだけ買って帰ってね、みたいな。あまりたむろしたり、みんなでガヤガヤしたりはしないでね、みたいな感じですね。

(DJ YANATAKE)ああ、まあまあ、そうですね。

(JAPANESE DEE)みんなの意識の中でもそういう風になっているかなと。

(DJ YANATAKE)ああ、そうか。そうですね。で、このコロナ騒動が始まって。最初は中国からアジア圏を通っていったと思うんですけど。結構ニューヨークは1回、爆発しちゃったみたいなこともありましたけど。感染者数が。

(JAPANESE DEE)そうですね。

(DJ YANATAKE)実際に、たとえばクラブの営業とかができなくなったのって、いつぐらいからなんですか?

(JAPANESE DEE)クラブの営業……自分が最後にやったのは3月15日。自分はたぶんギリギリまでやっていた方で。それから以降、一応3月のその次の週。3月17日とかからもうロックダウンが始まりましたね。

(DJ YANATAKE)じゃあもうそこからクラブとかも停止?

3月中旬のロックダウン以降、クラブも閉鎖に

(JAPANESE DEE)レストラン、クラブ……さっき言ったエッセンシャルワーカーの働いている場所以外はもうほとんどがクローズになりましたね。

(DJ YANATAKE)そうか。聞いている人にもわかりやすく言うと、エッセンシャルワーカーっていうのは生活に必要な職種の方々ですね。

(JAPANESE DEE)そうですね。でも、なんか面白かったのが一時期だけドアマンとかもエッセンシャルワーカーっていうのに入っていてびっくりしましたね(笑)。今はもう入ってないっぽんですけども。「ドアマンも働いてください」みたいな。「いやいや、それはないだろ?」みたいな(笑)。

(DJ YANATAKE)でも、まあ日本も……日本は強制力はないんですけど。「出歩くな」っていうのは日本も出ているんですよ。だけど別に出歩いたからって別に罰則みたいなのがあるわけじゃないですけど。そういうのってニューヨークはどうなんですか?

(JAPANESE DEE)ニューヨークは罰金とか、あったっけな? 「1000ドル」っていうのは一応、言われてはいるんですよ。でも結構普通にみんな……どういう風にしてそれに対処するのかな?っていうか。普通に結構みんな歩いてるのも見かけるで。なんか難しいところではあるのかなっていう。

(DJ YANATAKE)まあまあ、一応そういう風なことを言っているっていうことなのかな?

(JAPANESE DEE)でもまあ、「マスクをして外を歩くように」っていうのは決められました。

(DJ YANATAKE)ああ、マスクをしてなきゃいけない?

(JAPANESE DEE)ニューヨークですけどね。他の州では変わると思うんですけども。

(DJ YANATAKE)へー。アメリカ、マスク買えます?

(JAPANESE DEE)買えます。なんかストリートとかでハッスルしていて(笑)。マスクとか、あとは手袋なんかもしなきゃいけないから、ゴム手袋したりとかして。本当にハッスルを……なんか20ドルとか(笑)。マスク1個が5ドルとか、そういう感じの……。

(DJ YANATAKE)ああ、でも日本も実はそうなんだよな。

(JAPANESE DEE)ええっ? そういう風にハッスルしてるのがあるんですか?

(DJ YANATAKE)うんうん。なんかね、タピオカ屋が急にマスク屋になったりとかね(笑)。

(JAPANESE DEE)フハハハハハハハハッ! もうタピオカやっている場合じゃねえよ的な感じ? マスクの方が商売がいいぞって?

(DJ YANATAKE)うちの近くも昨日まで外でお弁当を売ってたのが急にマスクを売り始めてたりとか(笑)。

(JAPANESE DEE)フフフ、面白いですね(笑)。日本もなかなかハスラーの考え方をする人、多いっすね?(笑)。

(DJ YANATAKE)たしかに(笑)。アメリカっぽいかも。でも実際、クラブが3月の中頃から閉まってっていうことはもうそろそろ1ヶ月半じゃないですか。

(JAPANESE DEE)そう。ロックダウンしてからもう1ヶ月ちょっと経ちましたね。

(DJ YANATAKE)クラブなかったら、いわゆるクラブだけのDJの人とかって生活とか、どうしちゃってるんだろう? 仕事とか。

(JAPANESE DEE)仕事に関してはもう今はDJはほとんど家からライブストリーミングしたり。まあバーチャルパーティーでDJしたり。

DJのライブ配信とバーチャルパーティー

(DJ YANATAKE)あ、そうそう。「バーチャルパーティー」っていうのをもうちょっと聞きたいんですけど。まず、ストリーミングの方は昨日、志保とアトランタのアキさんっていう人がインスタライブでつないでいて、その話をちょっと聞いたんですけども。なんか「Cash App」っていうので……。

(JAPANESE DEE)そうそう。キャッシュアップっていうアメリカのアプリで。

(DJ YANATAKE)そういうアプリを使って投げ銭みたいなのを貰うっていうことなんですよね?

(JAPANESE DEE)そうそう。投げ銭です。

(DJ YANATAKE)じゃあ、家からその配信を見ていて、そのアプリに課金してあげるみたいなことなんですね? 見てる人が。

(JAPANESE DEE)そう。自分が好きなプレイをしているDJとかだったら「私、このDJ好き!」っていうことでキャッシュアップでお金を振り込んでくれたりとか。あと、DJにリクエストをして曲をかけてくれたらいくらやるとか。感謝の気持ちじゃないけど。チップじゃないですけど。そういうキャッシュアップとか、そういう風に軽くすぐにお金を移動できるアプリとかがあるから。日常で結構簡単にそういうことのできて。そういうのを使っていますね。

(DJ YANATAKE)じゃあ、実際にそれで収益を得ているDJも結構いるっていうことですよね?

(JAPANESE DEE)います、います。Dナイスのやつとか、見ました?

(DJ YANATAKE)ああ、見た、見た。

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