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DJ松永 Creepy Nuts武道館公演への思いを語る

DJ松永 Creepy Nuts武道館公演への思いを語る ACTION
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DJ松永さんが2020年4月1日放送のTBSラジオ『ACTION』の中でCreepy Nutsの武道館公演についてトーク。武道館に対する思いなどを話していました。

(DJ松永)そしてそんな中ですね、うん。まあ私、DJ松永が所属するCreepy Nutsというヒップホップユニットが今日、解禁した情報がありまして。それが11月12日に日本武道館でワンマンライブの開催決定ということなんですけども。なかなか時期が時期ですからね、自分の気持ちとしては若干不安なところもあるし、複雑なところもあるし……っていうのが正直なところであって。今のタイミングでお知らせすべきなのかどうか?っていうのは結構迷ったんですよね。今、こう世間のみんなとか、我々のファンの皆さん、お客さんって喜べる余裕があるんだろうか、とか。それよりも、自分の生活で手いっぱいじゃないですか。それどころじゃないんじゃないかという気持ちがあるし。

このタイミングで告知のようなものをするのってどうなのかな?って正直、思ったことがあるんですよ。まあご存知の通り、音楽ライブは最近は軒並み中止じゃないですか。もしくは延期だったりとかね。で、我々が予定していたツアーの4月10日の東京公演があったんですけれども、それも昨日、延期を発表しました。やっぱり3月から入って……自分たちの企画のツアー以外にもお呼ばれしたイベントっていうのはたくさんあったんですが。それも全て飛んだっていう感じなんですよね。

まあ音楽ライブが不要不急であることは間違いないんですけども……その不要不急の音楽ライブで生活が成り立たっている。それを稼ぎに生活してる人というのもすごいたくさんいて。我々演者以外にもね、本当にたくさんいらっしゃって。いろんなスタッフさんだったり、あとは照明さんだったり音響さんだったり、現場で働く職人さんみたいな方もたくさん関わっていらっしゃって。しかもそういう職人さんって実はね、皆さんには知られてないんですけども、自営業の方がすごい多いんですよ。

音楽ライブで生活している人たち

会社には所属しているけれども、エージェント的な形で契約しているとか。もちろんその中でも若い人ばっかりじゃなくて……その照明だったり音響の職人さんの稼ぎでご家族を養ってるという方もたくさんいらっしゃるんですよね。そんな人たちが、今のところ1ヶ月以上収入が途絶えた状況じゃないですか。かつ、全く今、終わりが見えない状況になってしまっている。かなり地獄だと思うんですよね。それ音楽業界だけではなく、本当に多種多様な業界、どこもそうだと思うんですけれども。

そんなライブを作ってる側の人間も、あとはお客さんも。音楽ライブが好きな人。それが生き甲斐の人にとっても……もしかしたら、それすらも延期になるかもしれないけども、武道館とか、先に希望を持っておくのは決して悪いことではないよなっていう気持ちもあるんですよね。ただでさえ、毎日耳を塞ぎたくなるようなニュースが世間を駆け巡ってるわけじゃないですか。先に希望や楽しみたいなものが待ってないと、今は頑張れないよなって思うんですよね。

そういったものがあった方が、今を強く頑張れるし、耐えられるなっていう風にも思ったんですよね。あま、これは自分に言い聞かせている部分もあるんですけれどもね。まあまあ、正直都合のいいように捉えている部分もあるんですが、そう言い聞かせながらも予定通りの開催告知に今日、4月1日に踏み切ったわけですね。そういった意味でも取り敢えず今は感染拡大を防ぐためにも、みんなで一丸となって頑張る時期だと思いますよ。

ちなみにさっき、「正式に発表解禁」と言ったんですけれども。実は1週間ぐらい前からね、こちら匂わせ告知みたいなことをしたんですよ。どういうことをしたか?って言うと、駅に広告の看板を出したんですよ。ただ、その看板には「Creepy Nuts武道館開催」みたいな文言は一切書いてなくて。そこには絵文字で「栗」「ピーナッツ」「ブドウ」「缶」。そして日付。「2020年11月12日 ソニーミュージック」とだけ書いてあるんですよね。これ、パッと見、Creepy Nutsを知らない人が見たら全くわけがわからないんですけども……まあ読んでみると「栗」「ピーナッツ」「ぶどう」「缶」ってことで「クリーピーナッツぶどうかん」ってなるわけですよね。

つまり、まず最初にね、正式に発表する前にCreepy Nutsのことをよく知ってる人だけに届ける1週間があってもいいんじゃないかっていう、そういう発想のもとだったんですよ。あと「栗とピーナッツの絵文字」っていうのはね、Creepy Nutsのファンの人がCreepy NutsのことをTwitterとかでつぶやく時にこうね、エゴサーチよけのために隠語代わりに使っているパターンとかも結構あったりとかして。そしてその看板を出した駅っていうのが東京の九段下駅、新潟県の長岡駅、大阪府にある中百舌鳥駅。

九段下駅、長岡駅、中百舌鳥駅に看板掲出

以上の3ヶ所に1枚ずつだけなんですよ。それ以上の駅には全く出してなくて。九段下駅はま日本武道館の最寄り駅じゃないですか。長岡駅っていうのは私、DJ松永の地元の最寄り駅。中百舌鳥駅っていうのは私の相方のR-指定の地元の最寄り駅なんですよね。これもよっぽどCreepy Nutsに詳しい人じゃないとわかんないですけれども。意味のあるところに、知ってる人だけに届く告知をやっぱりまず最初にはさもうというプランだったので。だからマニアックではあるけども、そういうことを試してみたかったっていうのはあるんですよね。

まあ、なんか匂わせっていうプランだったにもかかわらず、思った以上にバレバレで。まあトレンドに入ったりとかしてね、上手くは行かなかったんですけれども(笑)。そうですね。知人からのおめでとうリプライに俺、返しちゃったりとかしてね、グダグダになってしまったももの、まあまあ、結果よかったですよ。やってよかったなっていう気持ちはあります。あとは、我々Creepy Nutsはね、もともと「武道館やろう」とかいう夢とか目標とかを掲げて突っ走ってきたタイプのアーティストのなくて。それよりはまず目の前のライブを頑張ったり、いい曲を作ろうみたいな。そもそもまず目の前でやってることが楽しいし、それが第一目的だし……みたいな。

それで頑張っていったその先に、何かしらの結果がついてくるだろうなという心持ちでやってる部分があって。先の具体的なことはあんまりイメージしてこなかったんですよね。でもまあ、思い返してみると昔、Creepy Nutsを組みたてくらいの時ですかね? 俺は昔、上板橋のワンルームのアパートに住んでたんですけども。その時期、年越しですね。大みそか、結構R-指定と一緒に過ごしてることが多くて。その時、だいたい2人で『ガキの使い』を見て、ピザを頼んで……みたいなことをして年越ししていたんですよね。

その流れでよく2人でライムスター……我々Creepy Nutsが尊敬するライムスターの武道館のDVDを見て、2人よく一緒に過ごしていたりして。2人でライムスターのお三方の演奏にしびれて。それで本当にウタさんがね、あの人は天才なんですけども。曲間のMCだったり、曲あおりみたいなのが本当に……たぶんあの人が1位なんですよ。マジで1位なんですけども。めちゃくちゃ上手くて。それにうなって。

そしてMummy-Dさん。ライムスターの名曲で『リスペクト』という曲があって。その『リスペクト』へのMummy-Dさんの曲振りが非常に伝説的で。あれを見たら俺、100%泣くっていう。俺、Mummy-Dさんにしょっちゅう泣かされるんですけども。あの曲振り、伝説的なんでみなさん、よく見てほしいんですけども。それでだいたい、3時間半ぐらいあるDVDを食い入るように見るわけですよ。

Mummy-D『リスペクト』曲振り

だけど実はその後が本番で、このDVDのパッケージに書いてあるトラックリストを見ながら、2人でもう3時間半、ただしゃべるんですよ。それは何でか?っていうと、「ああ、なるほど。この曲からつなぐのか」とか。「ああ、ブロックをこう分けて、こういうライブ構成にしているんだな」とか。あと、「ライムスターってタイトルの付け方が秀逸だよね。俺らもこういう曲が作りたい」とか。「こういうテーマが面白い」とか。「俺らもこういう技術を身に付けないとな」みたいな。やりたいこと、想像が無限に膨らんだりとか。そこで勉強になったり、考察したりみたいなことを死ぬほどしたんですよ。

それが実は今にすごいつながっていて。その時、Creepy Nutsの俺ら2人で「武道館、絶対行ってやるぞ! やるんだ!」っていう夢の語り合い、確認のし合うということはしていないんですが……でもライムスターの武道館のDVDを見ながらああだこうだとしゃべり合っていた時間ってのは、夢とか将来の設計図を作る、描く時間に近かったなっていうのは今思えばそういう実感があって。あの時、すごい楽しかったし、今も変わらず2人でそのようなことをしてるんですけれども。

それからあとね、去年オードリーがオールナイトニッポンの10周年で武道館ライブをやったのも非常に大きくて。Creepy Nutsがそのオードリーの武道館ライブのテーマ曲として『よふかしのうた』っていうのを描き下ろしたんですけれども。それを作った直後の時に、オールナイトニッポンのディレクターをやってる石井さんという方としゃべっていて。「今回、これを会場に流すだけの形になっちゃうけど、ごめんね。でも次はCreepy Nutsだけでここを埋めて、生でやってほしいんだよ」っていう風に石井さんが言ってくれたんですよ。

実際、その時は笑いながら「無理に決まってるでしょ?」みたいな感じで冗談で返したんですけれども。まあ実際、当日を迎えて客席から『よふかしのうた』が会場に鳴り響いているのを聞いたわけですよ。そこで「やっぱり生でやりたい!」と思ったんですよね。

オードリーのオールナイトニッポン武道館公演

となると、武道館に立たなきゃいけないなと思ったんですよ。まあ「立ちたい、立ちたい!」ってなったというよりは、これは「立たないという生き方はないよな」っていう風になっていったという感覚に近いんですよね。

まあ、そんなこんなで牛歩ではありながら、やっと今年武道館にたどり着いたわけなんですよ。その時、11月12日にどうなっているかはわからないし。コロナウイルスがどうなっているのかなんて全くわからないですけども。うん、何とかして実現させたいなって本当に思いますね。心から。だからやっぱり今、できることを全力で頑張っていこうと強く思ってますね。

<書き起こしおわり>

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