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武田砂鉄フリーランス・休業補償「1日4100円」案を語る

武田砂鉄フリーランス・休業補償「1日4100円」案を語る ACTION
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武田砂鉄さんが2020年3月13日放送のTBSラジオ『ACTION』の中で新型コロナウィルス問題によるフリーランス・自営業者への休業補償として1日に4100円の給付が検討されている件について話していました。

(武田砂鉄)今、ほら。いろいろと……一斉休校ですから。僕の家にもお母さん1人で子供を2人育ててる家族がやってきまして。小学生2人なんですけれども。マリオカートをやりまして。前にマリオカートを一緒にやった時よりもかなり腕が上がってました。コーナリングっていうんですか? あれがすごくうまくなっていて、勝てなくなっていたので。やっぱり相当この一斉休校で腕を上げたなっていう風に思って。もう勝てないからすぐに僕、やめちゃいましたけども。

(幸坂理加)フフフ(笑)。悔しいんですね?

(武田砂鉄)悔しいから。で、「一斉休校になって、どう?」って言ったら、割とクレバーな……10歳ぐらいだと思うんだけども。クレバーな子なんでね。「子供が児童館にたくさん集まる方が学校よりも濃厚接触の可能性が高くなると思います」という風にシャキッと言うからね。「もう本当、総理大臣になってくれ」っていう風に思いましたけどね。すごい聡明なお返事をいただきましたけど。まあ先週、「僕ら全員フリーランスだよね」っていう話をしまして。周りに本当にその彼女のようにね、子育てをしながら働いてるフリーランスが友達にもいるんで、困ってるんですけど。

武田砂鉄 新型コロナウィルス対策・フリーランスへの補償を語る
武田砂鉄さんが2020年3月6日放送のTBSラジオ『ACTION』の中で新型コロナウィルスの影響で仕事の機会を失うフリーランスの人々への補償について話していました。

(幸坂理加)はい。

(武田砂鉄)今週、政府は「一定の要件を満たしたフリーランスや自営業に対して1日4100円の給付をする」ということを表明しまして。まあ、その臨時休校に伴って保護者が仕事を休んだ場合はですね、会社員は「1日に8330円を上限として」ということになるんですけど、フリーランスはなぜか「4100円」ということで。まあ、それに根拠があれば……「それにはどういう根拠があるのか?」っていうのを聞いた上でいろんな議論をすればいいと思うんですけど。

「4100円」の根拠

どうも厚労省の担当者の弁ですと「東京都の最低賃金が1時間当たり1013円。その4時間分、働いていると仮定した」という。「ではなぜ4時間なんですか?」っていう風に聞いたらば、「いや、ちょっとそれはわかりません……」っていうんですよね。その根拠があればまだしも……ねえ。いろいろとその根拠をもとに議論はできると思うんですけど。まあよほど「フリーランスは手短に働いてる」っていう風に思われてるんだなっていう風にだろうと思いましたけど。

(幸坂理加)ええ。

(武田砂鉄)まあテレビによく出ていらっしゃる田崎史郎さんはねテレビで「フリーター」っていう風に繰り返し発言されてたんで。まあ、どういう働き方をしてるのかっていうのは、我々のことはあまり見えていないんだろうなっていう気持ちが再度、また高まりましたね。

(幸坂理加)そうですね。

(武田砂鉄)で、10日に菅官房長官が会見をして。「先週の会見で『フリーランスから話を聞く』っていうことでしたけど、その後どうしましたか?」っていうことを記者に聞かれて「現在、全国で1000ヶ所を超える経営相談室窓口でいろいろな意見が来ているということなんです」と返事をされたんですけど。「それって具体的に意見を聞いたわけではないんでしょうか?」って聞いたら、「いや、別にそういう風に聞いてるわけではない」ということらしいんですよね。だからそういう風に具体的に聞いたわけでもなく「最低賃金×4時間」ということがフリーランスの基準になっているということなので。

その計算で行くと僕、今週なんかはもう2週間分ぐらい仕事しましたね。だから1日に4時間だけで終わっているフリーランスってあんまりいないと思うんですけど。まあ今、こういう風にいろいろ大変なことになると結構そうやっていろんな物事を決める人がですね、強気な言葉を出してきて。そういうのが飛び交うので。その中でなぜかですね、「ちょっとみんな大変なんだから、いろいろ批判するのはやめましょうよ」っていうような声が出るんですけど。そうやって強気の言葉と自粛ムードが掛け合わされると、まずやっぱり弱い人が切られるというのがこの世の中の摂理みたいなところがありまして。

弱い人から切られていく

なんか「個人の事情はちょっと目をつぶって頑張ろうよ」っていうことになるんですけど。やっぱり僕はこういう時には不平不満をたらたら言うのはあまり良くないかもしれないけど、やっぱり異議申し立てっていうんですかね? 「これはちょっとこういう風にしてくれないと困るんですけど?」っていうことを言わないと、やっぱり生活に直結する人が出てくるような気がするんですよね。まあそういう、フリーランスだけじゃなくても。たとえば今、4月から入社するはずのにその内定が取り消しになったなんていう話もありますし。

たとえばその学校が急に休校になっちゃったから、いわゆる非常勤講師の人たちが雇い止めでもう今月というか、授業が終わったタイミングで「雇用は終わりですよ」なんていうことになったりとか。パートタイムで働いている人が突然解雇されてしまったりっていうこともいろいろ出てきてますけれども。なんか「コロナの影響で」って、たしかにその影響は大変で考えなくちゃいけないことが多いんですけれども。ちょっとその一言だけでいろんな弱い人が切られてるっていうのはどうなのかな?っていう風に思うんですよ。

(幸坂理加)はい。

(武田砂鉄)それで先週、その音楽業界の3つの団体が連名で「エンターテイメントを愛する皆さんへ」っていう声明を出したんですね。この声明がですね、なかなかいかにも頼りないなと思って。どういうことを書いてあるのか?っていうと、「開催に向けて準備してきた苦労や、開催することで得られる充実感や達成感、そして何よりもオーディエンスの皆さんと分かち合えるかけがえのない喜びなど、経済的な損失以上に、その代償は大きなものがあります」と書いてあって。それで「#春は必ず来る」っていうのがついているんですね。なんかこれ、卒業生の言葉みたいな内容だなっていう風に思って。僕はちょっと違和感を覚えたんですね。

「エンターテイメントを愛する皆さんへ」

(幸坂理加)ええ。

(武田砂鉄)いや、その経済的な損失以上にその喜びとか充実とか達成感って、たしかにそれを言われるとその通りではあるんだけれど。いや、でもやっぱり経済的な損失を考えないと。ミュージシャンだけじゃなくてね、いろんなローディーの方であるとか、照明だとかカメラとか、そこでいろいろ人を裁くスタッフだとか、たくさん出ているんで。そういう人たちがどんどんどんどん生活が立ち行かなくなっちゃうというところがありまして。

今日の東京新聞に、昨日俳優とか落語家とか芸能関係者のいろんな団体が集まって、少しフリーランスについての所得補償を考えるなどという提案をされていたんですね。そういう会合があったんですけれども。たとえば、この記事にありますが。中学生の子供がいる日本ベリーダンスの連盟の代表理事の方は「なぜフリーランスは会社員の半額以下なのか? 根拠が分からず、不平等だ」と。あるいは日本マスコミ文化情報労組会議の事務局長も「フリーの人たちは社会保険料なども自分で払わなければならず、これでは少なすぎる」という。

もう今ね、フリーになってからこの社会保険料の厳しさ、激しさ。幸坂さんもお感じになっていらっしゃると思いますが。基本的にこれ、前年の収入に応じてこの支払額が決まったりするので。この時期、仕事がなくなっちゃうと社会保険料を払わなきゃいけないんだけど、支払うお金がないっていう人たちも結構出てきたりするので。すごく大変なんですよね。

会社員よりも割高なフリーランスの社会保険料支払い

だからこの4100円っていうものの基準が出てくれば、その基準に対して「どういうことなんですか?」っていう風に言えるですけれども。「とにかく4100円でやってくれ」っていう風に言われて、それで休業を余儀なくされている人たちっていうのはなかなかそれでは生活が成り立たないと思うので。こういう風に異議申し立てをしていくっていうことは非常に大事だなって僕は今週、思いました。

<書き起こしおわり>

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