Creepy Nuts 中野サンプラザでのラジオ番組イベントを語る

Creepy Nuts 中野サンプラザでのラジオ番組イベントを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

(R-指定)無理やろ(笑)。ああ、でもなんかあと1個、俺らCreepy Nutsの曲をうろ覚えで相田さんがスキャットみたいなので歌っていて。「歌詞がわかんないからがRが再来週に来た時、直接聞こう」みたいなことを言っていて……歌詞カード、見ろよ! ネットには上がってるやろ?(笑)。

(DJ松永)フフフ、そんな人たちと今年も絡むんだね(笑)。お疲れさんだな。

(R-指定)いやいや、でも楽しかったですけどね。で、何を隠そう、やっぱり今回の『改変突破』はね、イベントのタイトル自体が『改編突破 行くぜ HIP HOPPER』。これはね、俺らの大先輩。日本語ラップのレジェンド、ZEEBRAさんの『MR.DYNAMITE』っていう曲の「一点突破 行くぜヒップホッパー」っていうサビのフレーズからサンプリングさせていただいているわけですよ。

ZEEBRA『MR.DYNAMITE』

(R-指定)で、それを使っているということで、日本語ラップ紹介コーナーで解説して、実際にZEEBRAさんが登場をしてくださったという。これ、ありがたいよ。

(DJ松永)ありがたいよ。まあ、その登場の時も「過去、こんないじり方をしていたんだよね」みたいな感じでしゃべっていたら、影ナレでね、「ちょっと! いじるのやめてくんねっ?」って。「ウソでしょう?」みたいな感じになって。

(R-指定)「俺のこといじるの、やめてくんね?」「テテッテッ、テテッテッ……♪」って『MR.DYNAMITE』のイントロが流れでジブさんが出てきて。で、出てきてさ、歌いながら超かっこよく登場をしてくれて。で、俺と松永さんが座ってるブースのところにドーン! と来て、俺ら2人をにらみつけるながら冒頭のバースを歌っていたやん?

(DJ松永)そうだよね。

(R-指定)で、「まさに本家本元の革命家 ぶった切るぜ覚悟しな ダースベイダー」っていう元の歌詞があるのよ。それ、俺もテンション上がって「ダースベイダー!」ってマイクを持ってラップをかぶせちゃったの。でもあそこ、ジブさんは気を利かせてくれて「ぶった切るぜ覚悟しな Creepy Nuts」って言ってくれていたのに、俺がね、ちょっと邪魔しちゃったんですよ。マジですいません、ジブさん!

(DJ松永)ああーっ、それは気の利いた……。

(R-指定)やってもうた。俺的には自分さんの韻にとっさにかぶせるのが気の利いたあれやと思った後輩のこの……「先輩!」っていうなつきが、ジブさん。先輩から後輩への愛のある粋なフレーズを変えるやつとぶつかっちゃって。マジで邪魔してるのよ。ジブさん、ごめんなさい!

(DJ松永)それな。でもR、それは愛と愛だから(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)いや、ぶつかってしまったけども、関係としてはそれ、両想いだから。でもすごい幸せな時間だったよね。

(R-指定)あれはね、幸せでしたよ。

(DJ松永)俺はあの時間、すごい嬉しかったけど、嬉し恥ずかしだったのが、ジブさんが歌っているじゃん? で、俺らも立って、お客さんも立たせてさ。バーッとかぶせたりとかしてるじゃないですか。で、Rはやっぱりラッパーだからさ、あおりとかも慣れていて。立ってガヤを入れるのも慣れていて、立ち振舞いとかも上手いんだけどさ、俺の慣れてなさが尋常じゃなくて(笑)。

俺って、俺がマイクを持ってかぶせるとか、やったことがないから(笑)。俺のその手持ち無沙汰感がすごくて。俺、本番でやってみたら「はっ! そういえばやったことがなかった!」ってなって。「えっ、わかんない? やり方、わかんない? どうやって立ち振舞っていいのか……わかんない、わかんない!」って思って。俺、実ははにかんでいたんだよ。

(R-指定)だから俺、客席とジブさんを見ながら「おい、立て! 一点突破♪」とかって言っていて。「あっ、そういえば松永、なにしてんのやろ?」ってパッと横を見たら松永さん、ちょっと俺らより後ろではにかみながらなんかちっちゃい声で「一点突破……」っつってて(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)「むちゃくちゃ照れとるやん、こいつ!」っていう(笑)。「ボンボン、ボンボ、ボンボ、ボンバー♪」「照れてる!」って思って(笑)。

照れるDJ松永

(DJ松永)俺、マイクめっちゃ離していて。あんまり声が入らないようにしていたもん。本当に。俺、下半身を見慣れられてないんだよね。

(R-指定)ちょっとかわいい、女の子がラップを始めてカラオケでやっている時みたいなかわいさというか。方を揺らしながら「ボンボン、ボンボ、ボンボ、ボンバー♪」って(笑)。

(DJ松永)(かわいらしく)「一点突破~♪」って(笑)。

(R-指定)ちょっと松永さん、照れてたな(笑)。

(DJ松永)いやー、俺、恥ずかしい。本当に俺、下半身を見られ慣れてないなと思ったもんね。あの瞬間。

(R-指定)でも言ってたもんな。DJってやっぱり基本、DJブースがあってね、そこでプレイしてるから下半身を見られてないんですよ。ライブ中も。でもあの時はね、ブースからこうやって立ち上がって。全部見えてるわけですから。

(DJ松永)いや、本当なのよ。そのターンテーブルの前だった所作はいつも通りやれるんだけどさ。ブースを取っ払ったらさ、俺はもう本当に……下半身がスースーするのよ。「風がやけに通るじゃない? 俺の下半身」と思って。

(R-指定)フルチンぐらいの感覚?(笑)。

(DJ松永)フルチンぐらいの。めちゃめちゃ長ズボン履いているのに。なんか本当に尻の穴を見られているぐらい恥ずかしくてさ。あれは嫌だな、本当に恥ずかしいな。「ジブさんだけを注目してくれ!」って本当に思ったね(笑)。

(R-指定)あれはやっぱりかっこよかったな、ジブさんね。

(DJ松永)しかもその後にね、我々のライブ。ジブさんにはけてもらって、その後に我々がもう1回、ライブしたんですよ。「じゃあ俺らもライブ、しますか?」って。で、その後にもう1回、ジブさんを呼び込んで。

(R-指定)最後ね。

(DJ松永)それで一緒に『Street Dreams』を歌うという夢のような時間。

(R-指定)すごいですよ。

(DJ松永)夢カラオケね。

夢カラオケ『Street Dreams』

(R-指定)ジブさんの名曲『Street Dreams』をね、ホンマに夢カラオケですよ。かぶせたり。2バース目はもう私、R-指定が独自にバースを蹴らしてもらったりとかして。で、ジブさんもやっぱり嬉しかったね。Rやから、安心して……さっき言ったやん? エミネムがライブをフルでやる時はサイドMCをつけて、韻の部分、ブレスの部分はサイドのやつに任せる。そこで息継ぎをめいいっぱいするからよりキレキレのラップができる。勢いがつくという。それをね、まさしくジブさんと俺でやったわけですよ! ジブさんが歌っているところ……で、ジブさんも俺を信頼してくれていたから、「たぶんどこで空けてもいいだろうと思っていた」って言ってくれていて。韻のところとかもジブさんがバッと空けたところで俺がバッと入れるみたいな。それができましたから。

(DJ松永)なるほどね。たしかにあの時は観客ね、全員が手を上げてくれていたもんね。

(R-指定)あれは嬉しかったな!

(DJ松永)嬉しかったですね。

(R-指定)で、ジブさんさんが「俺の方なら♪」って言ったら俺が「相変わらず♪」って言って。それでジブさんがまた「誰も止められねえ」って言ったら俺が「ハイパーなやつ!」ってジブさんを指差しながら言うっていう(笑)。だってジブさん、「ハイパーなやつ」ですもん。どう考えても!

(DJ松永)フフフ、「お客さん、見てください。横に『ハイパーなやつ』がいます! 『ハイパーなやつ』ですよ!」っていう(笑)。

(R-指定)「『ハイパーなやつ』がいます!」って(笑)。

(DJ松永)「紹介します!」。

(松永・R)「『ハイパーなやつ』です!」(笑)。

(R-指定)でもあれ、嬉しかったな。あれができたのは。あれ、最高でしたね!

(DJ松永)最高ですよ。本当に。なかなかね、夢みたいな時間ですよ。

(R-指定)そうですよ。もうね、盛りだくさんでしたよね。ラジオで言っていた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を流すっていうのもホンマに冒頭で流したし(笑)。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』上映

(DJ松永)いや、「権利が取れた!」って思って。権利、取れたのよ。

(R-指定)そう。NBCユニバーサルエンターテイメントジャパンの方、本当にありがとうございます。

(DJ松永)いや、本当に。先鋒には得、ないですもん。

(R-指定)本当ですよ。俺らの悪ふざけに。

(DJ松永)これで作品が売れるとか、絶対にないですからね。あと、作品がいいのも知っているし。

(R-指定)作品がいいのは知っているし、結構みんな持ってるし。でもみんなね、万が一見てなかった人であの冒頭の何分間かを見て気になったという人はね、ぜひDVDをね。

(DJ松永)なる?

(R-指定)なるやろ!

(DJ松永)フフフ、なる?(笑)。

(R-指定)なるやろ? 「どれがアバグネイル?」って思うやんか(笑)。

(DJ松永)そこ、本当に……トム・ハンクスまで見たかったけどね(笑)。

(R-指定)あそこまで見たらな、気になるけどな。

(DJ松永)そうですね。これで改変突破できるといいですね。あとは祈るのみでございます。

(R-指定)祈るのみでございます。あとヒップホップエキストラの衣装に協力していただいたスタジアムさんとインターブリードさんもありがとうございました。「ヒップホップエキストラ」ってこれ、何のことかわからへんけども。

(DJ松永)あれ、なんだったの?

(R-指定)ねえ。まず、セットがあったじゃん。ストリートっぽいセットが。そこにね、どうやらスタッフが考えたラッパーっぽい格好した人たちが何人かね、座って佇んでいたんですよ。6人ぐらい。で、ホンマにセットの一部みたいな感じで人がいたんですよね。おじさんたちが。で、俺らが入ってしゃべりかけても全然無反応。で、強面な人がムスッとしているだけみたいな。1人なんか携帯でサバゲー調べてたからね。

(DJ松永)フフフ(笑)。覗き込んだの?

(R-指定)で、その人も「ああ、セットの一部としてやってくれてるのや」って思っていたら、その衣装を来たその人たちが転換になったら、その人たちがブースを運んでくるっていう。セットの転換をやっているっていう。

(DJ松永)どういう切り替えなんだよ(笑)。本当、なんだったんでしょうね? いやー、でもあれですね。来年もできるといいね。

(R-指定)せやね。来年もね。

来年も改変突破したい

(DJ松永)来年もできるといいね。でも、改変突破できたら来年もできるよね。この時期、同じ時期にやればいいわけですよね?

(R-指定)ホンマや。そうそう。だから改変突破できたら来年も「改変突破しようぜ!」っていうことでできるから。

(DJ松永)できるよね。これに関してはニッポン放送への貢献度が試されるので物販を過剰に買ってください! 今、事後物販もやっているんですよ。そうなんです。その物販がね、本当にアホみたいに売れたんですよ。

(R-指定)ねえ。らしいですね。嬉しい!

イベントグッズ事後物販

(DJ松永)あ、ここでメールが届いています。「Creepy Nuts、久しぶりに震えたよ。中野サンプラザのグッズ先行販売開始前から『全国の映画館ではRのメモカードが即完した。中村Tシャツが一瞬で消えた』と高度な情報戦が飛び交っている中、寒空の下、久しぶりに長時間並ばせてもらったよ。最近は行けば絶対にほしいサイズの商品を買えるようなヌルい物販にしか足を運んでなかったもんだけど、思い出したね。俺たちはこれまでの運営に大事にされすぎたんだって。これが俺たちの本来のあるべき姿。極寒の中野で俺は物販の龍になった……」。

(R-指定)フハハハハハハハハッ! なにこの物販サバイバー?(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)「物販の龍」ってなに?(笑)。

(DJ松永)全然かっこよくないね(笑)。

<書き起こしおわり>

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