佐久間宣行とDJ松永 DMCとM-1グランプリの共通点を語る

佐久間宣行とCreepy Nuts バラエティ番組とラジオを語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人がニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。DJ松永さんが出場するDJバトルの大会DMCとM-1グランプリの共通点について、佐久間宣行さんと話していました。

(佐久間宣行)(メールを読む)「おい、松永! 皿回し大会、絶対に勝てよ!」。

(DJ松永)ああーっ!(笑)。

(R-指定)熱いよ、よかったよ、お前! 勝てよ!

(佐久間宣行)あれ、いつなの? DMCって?

(DJ松永)8月24日に。

(佐久間宣行)じゃあ、もうすぐじゃん?

(DJ松永)ジャパンファイナル、決勝大会があるんで。たしかに冒頭でおっしゃられていた通り、非常にナーバスな状態で……フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(DJ松永)本当に。負けたら今年の下半期のテンション、違うわー。9月からツアーがあるけど、その時のクオリティーは期待しないでほしいな。

(佐久間宣行)DMCっていうのはDJの大会なんでしょう?

(DJ松永)そう。DJのいちばん伝統のある世界大会で。

(佐久間宣行)その大会っていうのはどういうのを競うの? まずは。

(DJ松永)まあDJのスキルですよね。本当にクラブDJって基本的に曲を流して場を楽しませるっていうことだと思うんですけども。まあ、ターンテーブリスト、ターンテーブリズム……スクラッチとか二枚使いとか本当に技術的なことで「演奏」をするんですよね。演奏で何分間か持たせるっていう行為をするんですけども。

(佐久間宣行)なるほど、なるほど。

(DJ松永)クラブDJとかだとそのスクラッチの技術とかってそこまで必要じゃないから、そこだけで演奏を成立させるっていう技術は全く必要ないんですけども。DMCはそれだけの演奏で何分間か持たせられるぐらいの上手い人しか出ないから、敷居がもともとめちゃくちゃ高い。だから競技人口がめちゃめちゃ少ないから、すっごいマニアックな世界になってしまっているんですけども。

(佐久間宣行)なるほど。それで、前に出ていたんでしょう?

(DJ松永)前に出ていました。一応、2位とか3位どまりなんですよ。

(佐久間宣行)なるほど。それが何年前だったの?

(DJ松永)2016年と2017年ですね。16年が2位で17年が3位。

2017年DMC DJ松永パフォーマンス

(佐久間宣行)あ、じゃあ3年前に2位だったんだ。

(DJ松永)3年前が2位、2年前が3位でした。

(佐久間宣行)それが2018には出なくて、今年また出ようと思ったんだ。

(DJ松永)そうなんですよ。

(佐久間宣行)それは、なんで?

(DJ松永)いやー、あれなんですよね。本当に、真面目な話になっちゃうんですけども。なんかDJを始めた時、DJって「チュクチュク……」みたいな。スクラッチだろ?って思ってすごい練習をしていたんですけども、意外とそれは必要ないっていうことに気づいて。けど、でもそこが上手い方がかっこいいなと思って。で、その10代の頃にDMCに出始めたんですよね。でも、DMCに出たからと言って音楽業界的に食えるっていうのとはまた別の問題だから。ちょっと……それは1回、置いておいて。

単純にやっぱり曲を作ったりライブをしたりもしたかったんで、1回がんばってそれは忘れようと思って。19ぐらいの時に出て、日本の決勝大会に出て、順位はつかずに負けちゃったんですよ。それが最終戦績になっていて。それでもまあ食えないから、普通に音楽活動をやって。それででもCreepy Nutsを始めて軌道に乗ったから。そこまでなんとなく自分で騙し騙し、モヤモヤを抱えたまま、「負けた」という戦績を抱えたままCreepy Nutsをやっていたんですけども。

(佐久間宣行)うんうん。

(DJ松永)まあでも、本当に俺の持病のように、呪いのようにずーっとモヤモヤが残っていて。ちゃんと勝ちきって、自分の中で「まあこのぐらいの順位だな」ってスッと腑に落ちる最終戦績がないとあれだなって思っていて。ちょっと清算をするために……別にCreepy Nutsに対してすごいプラスになるかっていうと、それで売れるとかっていうのはないんですが。単純に自分の呪いを解くためだけに出るっていう。

(佐久間宣行)なるほど。めちゃめちゃかっこいい話なんだけど(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)(メールを読む)「Creepy Nutsさんに質問です。今回のアルバムではどのようなところにこだわりましたか?」。

(DJ松永)フハハハハハハッ!

(R-指定)いきなり? 取ってつけたように……(笑)。

(DJ松永)それはJ-WAVEでやろうよ(笑)。オールナイトニッポンではじめてアルバムの話、聞かれたんですけど。毎日来てるのに(笑)。

(佐久間宣行)いや、でもいまの話、かっこよかったよね。いまの話、かっこいい上に、でもさ、それが全部生き様としてさ、最終的にラジオに還元できるじゃん? 松永、マジでラジオスターだな!

(一同)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)だって見届けたくなるもんね?

(DJ松永)マジっすか!?

(佐久間宣行)勝っても負けてもリスナーに対して還元できるから。マジでラジオがあってよかった上に、ラジオスターだよ。

(DJ松永)マジっすか! いや、本当になんか……ありがとうございまっす!(笑)。まあ、ラジオスターではないんですけども。

勝っても負けてもラジオに還元できる

(佐久間宣行)でもでも、それがラジオの醍醐味だよね。話もできるっていうのはね。

(DJ松永)そうなんですよね。いやー、本当に。しかもそのDMCってなんかね、フィギュアスケート的なんですよね。

(佐久間宣行)ああ、なるほどね。

(DJ松永)だから結構判断基準がプロしかわからないぐらいレベルが高くなっちゃっていて。すごいレベルが高くなりすぎて、それに出ている人たちが業界的に言ったらすごい無名な人たち……なぜかと言ったらそれにしか出ていない。年1でその何分間かの大会の演目だけを作っている人たちなんですよ。

(R-指定)だからCDを出したり、ライブをやったりとかっていうよりも、そのバトルだけをやっているんですよ。

(佐久間宣行)じゃあ戦い、大変だね。M-1もさ、テレビに出ると弱くなるっていうか、受けなくなってくるのよ。漫才だけでやって。M-1とかそういうライブハウスの人たちは漫才だけをやっている人たちが好きだから。

(DJ松永)だから俺も言われましたよ。2017年に出た時に。「えっ、なんでお前、こんなアングラな世界に来てるの?」って。

(佐久間宣行)そうそう。同じことだよ。

(DJ松永)うわっ、M-1もそうなんだ。

(佐久間宣行)だから、俺がその松永が生き様芸人じゃねえかって言っているのはそこもあるよね。要は俺、南海キャンディーズがもう1回、M-1に出た時の山里亮太を思い出すのよ。

(DJ松永)なるほど!

M-1に再挑戦した山里亮太を思い出す

(佐久間宣行)山里亮太を思い出すわけ。だからマジで松永……ラジオスターだな!(笑)。

(一同)フハハハハハハッ!

(DJ松永)ありがとうございまっす! がんばります!(笑)。

(佐久間宣行)いやー、これ楽しみだなー。

(DJ松永)怖いです、本当に……。

(佐久間宣行)でもかっこいいよ。

(DJ松永)がんばります。

<書き起こしおわり>

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