吉田豪さんが2020年2月3日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと亡くなった宍戸錠さんについて話していました。
(吉田豪)それからあと、宮脇書店総本店、そっちの話もしたじゃないですか。
(宇多丸)そっちね(笑)。チッチョリーナ本がやたらとあるという(笑)。
(吉田豪)で、僕が「15冊あったのを10冊だけ買ってきて、わざと残してきた」って言ったじゃないですか。即座に5冊もなくなったという……(笑)。
(宇多丸)アハハハハハハハハッ! それはやっぱりそういうね、近隣のアンテナの人が「じゃあ!」ってことで。
(吉田豪)放流した分もすぐになくなったという(笑)。
(宇多丸)じゃあチッチョリーナが世間に散っていったわけですね(笑)。冷静に考えて、その吉田さんの10冊っていうのも何用なんだ?っていうね。そんなにいらねえだろ?っていう感じもするんだけども(笑)。
(吉田豪)どうしても最初のレアさを知っていると、買わざるをえないってなっちゃうんですよ。
(宇多丸)「こんなにあるなんてーっ!」っていう?(笑)。まあ、それはそうなんだな(笑)。ということで、今日は先ほどね、「見捨てられたアイドルグループの活動終了・解散」というちょっと悲しい言葉な並んでいますけども。
そっちに行く前にこの間、亡くなられてしまいました俳優の宍戸錠さん。宍戸錠にインタビューをされていたということで。ちょっと宍戸さんのエピソードを……。
(吉田豪)そうですね。2012年、当時78歳の時にインタビューしたんですよ。週刊ポストに載っているんですけども。まあ本当にあんな大ベテランとは思えない、死ぬほど軽い人なんですよね。
(宇多丸)軽い?
(吉田豪)インタビューの話の大半が下ネタ。女性経験の話のみをする感じという。ちょうど当時、ちょっと話題になっていたんですよね。「女を抱いた数では世界で三番目」っていう報道があって。
(宇多丸)どういうカウント?
(吉田豪)「1位がウォーレン・ベイティ、2位がチャーリー・シーン、そして3位が俺」っていう話を当時、公言してたので。
1位:ウォーレン・ベイティ、2位:チャーリー・シーン、3位:宍戸錠
(宇多丸)フフフ、チャーリー・シーンはセックス依存症ですからね!
(吉田豪)フハハハハハハハハッ! 病の人ですよね?
(宇多丸)病気ですから!(笑)。
(吉田豪)だから、そこを掴めにしちゃったのが悪かったのかもしれないですけど、ずーっとその話です。
(宇多丸)もう、いかにいろんな人と……?
(吉田豪)途中から酒も飲みはじめて、どんどんとご機嫌になってきて、同じ話のループもしながら、ひたすら下ネタを言った後に最後、「どうだい? 俺と寝たくなってきただろう?」っていう(笑)。
(宇多丸)フハハハハハハハハッ! パンチライン!
(吉田豪)もう乗っかるしかないっていう。「思わずそんな感じがしてきました!」って。もう言うしかない(笑)。
(宇多丸)フフフ、まあでも吉田さんとしては大好物展開ですよね。やっぱりね。
(吉田豪)大好物でしたよ。そういう素晴らしい人で、やっぱりいろんな人に聞いても「僕の時もそんな感じでした」っていう。いい意味の軽さを感じさせてくれる人で。杉作J太郎さんが1回、映画のトークショーで一緒になったことがあったらしいんですよ。やっぱり一気に意気投合して「これから飲みに行こうよ!」ってなるぐらいだったんですけども、Jさんは断ってモーニング娘。のコンサートに行ったという。
(宇多丸)フハハハハハハハハッ! 杉作さーん!(笑)。
(吉田豪)「僕にはそっちの方が大事だった。当時は」っていう。
宍戸錠さんとの飲み会よりもモーニング娘。を優先
(宇多丸)でもね、それは分かります。当時のいろんなものを断ってはモーニング娘。のコンサートに行ってしまう感じ、分かります。
(吉田豪)Jさん、名言を言ってましたよ。「当時、僕は自分の結婚式があったとしても、モーニング娘。を優先していましたよ。日程がかぶったら」っていう(笑)。
(宇多丸)アハハハハハハハハッ! 理屈がおかしい(笑)。
(吉田豪)それぐらい、全てにおいて最優先していたんだから、しょうがないっていう。
(宇多丸)まあね。たとえで言えばね。なるほど、なるほど。まあ、とにかく豪快な宍戸さんということでございました。
(吉田豪)素晴らしい人でした。
(宇多丸)ご冥福をお祈りしたいと思います。
<書き起こしおわり>
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◆18時30分 吉田豪— みやーんZZ (@miyearnzz) February 5, 2020