安住紳一郎さんが2020年1月19日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でアメリカの大学の研究で「人生で一番不幸せを感じる年齢は47.2歳」との研究結果が出た件について話していました。
(安住紳一郎)それから、お知らせ2つ目。これもね、なかなか……日曜日の朝から伝えるべきか迷ったんですけども、伝えておきましょうね。番組に長らくお付き合いいただいている方は私が常々、「人生で46歳という歳が一番キツいんだ。人生の上り坂が一番つらい」と話しているのを聞いたことがあるのではないでしょうか? これは私がここ15、6年ぐらい言ってるんですよね。そしてちょうど今、私が46なので、ここ2、3年はまたそのお話をしする頻度がずっと高まっているっていう感じなんですけども。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
安住紳一郎41才 後厄のキツい春を語る https://t.co/sLG8Ji0QFN
(安住紳一郎)その46才がキツいというのは、日本人だけではなくて。民族や国や人種を越えて、世界中どの人にアンケートを取っても、『人生でいちばん上り坂がキツいと感じたのは何才の時ですか?』『46才』という結果が出て… #nichiten— みやーんZZ (@miyearnzz) January 19, 2020
(安住紳一郎)岡山市の女性の方から。ありがとうございます。この方からですね……「新しい情報がありました。安住氏が常々、『46が人種、民族など関係なく一番つらい』とおっしゃっていたのですが、先日『47.2歳が一番きつい』という説を見つけました。しばらく気を抜かずにお願いします!」というお便りをいただきまして。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)これはね、世にたくさんいる団塊ジュニアの皆さんにもね、すぐにお伝えしなきゃと思いましたね。アメリカの研究が新しく発表になったということで。「一番不幸せを感じる年齢は47.2歳であることが判明した」という記事ですね。「アメリカのダートマス大学の経済学者デビッド・ブランチフラワー教授らは123ヶ国のデータを用い、幸福と年齢との関係を分析した。その結果、どの国でも人は47.2歳前後になると人生のどん底を感じていることが分かった」という。どうです?
(中澤有美子)フフフ、「どん底」ですか(笑)。
(安住紳一郎)ねえ。たぶんこれ、英語をそのまま直訳する翻訳ソフトによるんじゃないかなと思うんですが。こんなに……あれですよね。気遣いのない日本語を並べるっていう記事もなかなかないですよね。
(中澤有美子)パワーワードですね(笑)。
どの国でも47.2歳前後が人生のどん底
人生で一番不幸と感じる年齢は平均47.2歳であることが判明。ミドルエイジ・クライシスは本当だった(米研究) : カラパイア https://t.co/uZ6Qh9CpTc
— みやーんZZ (@miyearnzz) January 19, 2020
Middle age is miserable, according to a new economic study, which pinpoints 47.2 years old as the moment of peak unhappiness in the developed world https://t.co/5zEuttibnM
— Businessweek (@BW) January 19, 2020
(安住紳一郎)パワーワードですね。「ミドルエイジクライシス、あるいはミッドエイジクライシスとも呼ばれ、日本では中年の危機。あるいは第二の思春期とも言われている。人生も中盤となり、それなりの人生経験も積んできた。『自分はこのままで良いのか?』とふと我に返る。若い頃のように体は思うように動かない。若さを取り戻したい。でも自分の限界はもうここまでなんじゃないか? 様々な不安や葛藤を抱え、心も体も不安定な状態になることがミドルエイジクライシス。調査の対象となった123ヶ国のどの国でも一生の幸せはU字のカーブを描くことが明らかになったという。幸せな子供時代を過ごしたのち、そうした幸福感は徐々に薄れていきます。
そして先進国では47.2歳。途上国では48.2歳でどん底を味わうのだ。だが安心してほしい。そこからまた幸福感を感じられるようになるということだ。生涯賃金が高い国でもそうでない国も、国民が長生きな国もそうでない国も、どこでも当てはまります。この年代の上司や先生たちからいつも厳しく当てられているという若い人もいるかもしれない。でもそんな彼らが実はさまざまな葛藤を抱えているということだ。もしかしたらこれは八つ当たりしていたのかもしれない。もちろん個人差はあるだろうが、人生はU字カーブ。自暴自棄にならず自分らしく前向きに生きることでいつかきっと上がることができると強く信じようと自分に言い聞かせてみた」ということですね。
(中澤有美子)へー!
(安住紳一郎)どうです? 二の句がつげないですよね?
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)はい。そういうことらしいです。
(中澤有美子)そうなんですね(笑)。
(安住紳一郎)でも、そう考えますとね、47.2歳を過ぎると今度はゆっくりとU字カーブで楽しい方に曲がっていくということですからね。
(中澤有美子)希望がわいてくるような。
(安住紳一郎)そうですよ。ただね、私は「46歳」とずっと思い込んでいたので、ここからの1.2年分はもういわゆるところの二番底ですよね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。まだ底値があったという(笑)。
46歳の先にまだ二番底がある
(安住紳一郎)「おかしいな……」って思ったんですけどもね。いろいろとね、ようやく抜けるなと思ってたんですけども。ちょっと違ったな……みたいなことですよね。これもね、大事なお知らせだなと思ったんで。「すぐに言わなきゃ!」と思ったんですよ。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)結構ね、私も何回も言ってますけども。同じ世代の皆さんと共に、一緒に歩んできたっていう。まあ勝手な思い上がりなんですけど、そういう部分もあって。ちょっとね、人数が多い世代だったもんですから、皆さんと共に。皆さんの気持ちを代弁できる人間になりたいという気持ちがあったもんですから、もうこれはすぐに皆さんの顔が思い浮かびました。
(中澤有美子)フフフ、皆さんの顔が(笑)。
(安住紳一郎)皆さんの顔が思い浮かびましたよ。1973年、72年、74年、75年ぐらいまでの皆さんですけどね。はあ……ということです。
(中澤有美子)そうか。がんばらないと!
(安住紳一郎)ねえ。このデータ、恐ろしいでしょう? アメリカの大学の先生はきっちり言ってるんだから。「先進国では47.2。途上国では48.2。ねえ。平均寿命とか生涯賃金とか関係ないっていうんだからものすごい説得力ですよ、これ。はあ、恐ろしい、恐ろしい。なんてことだ! ねえ。
<書き起こしおわり>