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メラニーと宇多丸 2020年・第92回アカデミー賞候補を語る

メラニーと宇多丸『なぜオスカーはおもしろいのか?受賞予想で100倍楽しむ「アカデミー賞」』を語る アフター6ジャンクション
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メラニーさんが2020年1月15日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと発表されたばかりの第92回アカデミー賞のノミネーションの顔ぶれについて話していました。

(宇多丸)そんな感じでここから先はぜひ第92回アカデミー賞のノミネートについてお話をうかがっていこうと思います。

(メラニー)はい。

(宇多丸)ノミネート発表も見ているんですか?

(メラニー)もちろんです。

(宇多丸)おおう(笑)。

(メラニー)もうずっとスタンバイしてちゃんと全部最初から最後まで見ました。

(宇多丸)いかがでした?

(メラニー)うーん……今年はなんかすごく豪華なんですよね。ノミネートされた作品……作品賞もそうですし、あと主演の俳優だとか、監督だとか、一般的に名前を知られてないっていう人はほとんどいないっていうような。

(宇多丸)ビッグネームが?

(メラニー)ビッグネームが揃っていて。あと、ちょっと老人が多いっていうか。

(宇多丸)ああ、大物。

非常に豪華な顔ぶれ

(メラニー)そうですね。アンソニー・ホプキンスとかアル・パチーノとか。だから大御所が揃っているっていうのが。だからいつもよりは豪華なのかな?っていう印象でした。

(宇多丸)なんか毎年もあれで、たとえば小さいインディペンデント作品で、渋いけど質が高いっていう作品が取るのはいいけど、やっぱりアカデミー賞としてはヒットした有名な作品がちゃんと評価もされてっていう方が盛り上がるとはおっしゃっていましたよね?

(メラニー)そうですね。ただ、今回みたいに全部が全部そういう風にヒット作品になると、それはそれでちょっと寂しいというか。やっぱり映画ファンとしては小粒の、あんまりみんな見てないんだけど自分は知っているみたいな作品ってほしいじゃないですか。で、それがほとんどないんですよね、今回は。それがちょっと私的には残念だったというか。もう少し、そういうアート系のいい映画みたいなものが混じっていて。両方が混じっているのが一番……。

(宇多丸)なるほどね。バランスか。

(メラニー)そうですね。その方が楽しいかな?っていう気がしました。

(宇多丸)ではですね。まず作品賞を。一番のメインですからね。作品賞にノミネートされた9作品。私がご紹介しましょうかね。これ、すでに日本で見られるものが多いという。去年もね、割とその傾向でしたけども。

(メラニー)今年は特にですよね。

(宇多丸)うれしいですよね。まず『フォードvsフェラーリ』。まさに今、公開中です。そして『アイリッシュマン』。Netflixで見ることができます。あとは『ジョジョ・ラビット』。これも日本で今週末から。そしてご存知『ジョーカー』。あとは『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』。それから『マリッジ・ストーリー』。これもNetflixで見れますね。そして『1917 命をかけた伝令』。サム・メンデス。これも2月14日から。そして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。これは去年公開されたタランティーノ作品。そして現在公開中の『パラサイト 半地下の家族』という9作品。でもなんか、ねえ。派手!

(メラニー)派手ですよ。本当に派手だと思います。こんな贅沢なアカデミー賞、近年にないですよね。

(宇多丸)あと監督賞とかもさ、『アイリッシュマン』のマーティン・スコセッシ。『ジョーカー』のトッド・フィリップス。『1917 命をかけた伝令』のサム・メンデス。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のクエンティン・タランティーノ。そして『パラサイト』のポン・ジュノ!

(メラニー)本当、ポン・ジュノが入ったのはすごい快挙だと思いますけども。ただ、ポン・ジュノもね、私たち映画ファンにとってみたらもう大御所とかいうか。もちろんね、韓国映画界では本当に大スターじゃないですか。だからすごい名前が揃ったなっていうので。

(宇多丸)そうですね。じゃあ、今年の傾向としてはやっぱりそういうビッグタイトル、ビッグネームが多いという、そういう傾向でしょうか?

(メラニー)そうですね。私が一番感じたのはそこですね。

(宇多丸)で、各部門、予想をされるわけですけど。予想は進んでますか?

(メラニー)まだちょっと……今年、すごい作品賞難しいと思うんですよ。なので、まだちょっと分からないですね。確実にわかっている部門もあるんですけど。でも作品賞は本当に分からないですね。

(宇多丸)ちょっとね、初めてお聞きの方に「確実に分かっている」とは……?っていう。これがね、メラニーさんの……そのメラニーさんのメソッドっていうのは別に占いをするわけではなくて過去の、その他の映画賞の受賞状況であるとか。そういうところからある程度、その傾向が見えるということですけども。

(メラニー)そうですね。まず間違いないなっていうのが今回だと助演の女優も男優も間違いないと思っているんですよ。これが……一番確実なのは助演男優賞で。これはもうブラッド・ピットが取るんですね。

助演男優賞はブラッド・ピット

(宇多丸)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』? 「取るんですね」って(笑)。

(メラニー)取るんです。ブラッド・ピットが初受賞するんですね。

(宇多丸)もちろんノミネートされていますけども。一応、他のノミネーションも言っておきましょう。助演男優賞候補はトム・ハンクス。これはまだ日本タイトルもついていない作品で『A Beautiful Day in the Neighborhood』。あとはアンソニー・ホプキンス。『2人のローマ教皇』。『アイリッシュマン』のアル・パチーノとジョー・ペシ。それから『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットという。

(メラニー)これはもう、ブラッド・ピットの年なんです。

(宇多丸)その心は? これ、聞いていいんですか?

(メラニー)まあ、他の4人はもう全員、既に受賞したことがある人たちですし。それでまずトム・ハンクスとアンソニー・ホプキンスは作品が弱い。作品が作品賞にノミネートされていないんですね。『アイリッシュマン』は2人ノミネートされているので票が割れる。ということもあり……まあ、それがなかったとしてもブラッド・ピットなんですけど。まあ、今みたいな理由もあり。そこはまあ確実だと思いますけど。

(宇多丸)ちなみにこの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットって、他の映画賞とかでも取ったりしているんですか?

(メラニー)取っていると思います。結構、ほとんど取ってるんじゃないですかね? ブラピがほとんど……この間のゴールデングローブ賞も取ってると思いますし。基本的には今年はブラピの年って言われている感じですね。

(宇多丸)でも確かに、このブラピはね。もう格好良さも歳を取った渋さもあるし。役柄も最高だし。

(メラニー)そうですね。よかったですね。

(宇多丸)じゃあ、助演男優賞はブラピが決まっているんですという(笑)。

(メラニー)はい。これはたぶん確実です。

(宇多丸)一方で、助演女優賞も固い?

助演女優賞はローラ・ダーン

(メラニー)助演女優賞もおそらくはローラ・ダーンで。ローラ・ダーンで。それはもう本当にほとんどの他の賞も全部ローラ・ダーンが取ってるんで。これでたとえば、スクリーン・アクターズ・ギルド……俳優組合の賞が他の人に行ったりとかすると、ちょっとだけ可能性が薄れるということはあるかもしれないですけど。まあ、まずそこもおそらくローラ・ダーンに行くと思いますし。ここはまあ、固いんじゃないかな?って思います。

(宇多丸)助演女優賞、他のノミネーションはキャシー・ベイツ。『リチャード・ジュエル』。ローラ・ダーンは『マリッジ・ストーリー』の弁護士役ということで。あとはスカーレット・ヨハンソン。これは『ジョジョ・ラビット』でのノミネートです。

(メラニー)スカーレット・ヨハンソン、すごい『ジョジョ・ラビット』よかったんですけども。だけどまあ、たぶんローラ・ダーンだと思います。

(宇多丸)スカーレット・ヨハンソンは『マリッジ・ストーリー』だと主演女優賞ですから。

(メラニー)スカーレット・ヨハンソン、今回が初ノミネートなんですけども、いきなりダブルっていう。

(宇多丸)ああ、そうなんですか?

(日比麻音子)へー! 意外!

(メラニー)初めてノミネートされたのに、2つの部門にいきなりノミネートされちゃうっていう。ダブルノミネートされている人って今までの歴史上でもそんなにたくさんいないんですね。なので結構すごいことなんですけど……。

(日比麻音子)一気に来ている感じ。

(メラニー)そうですね。でもたぶん、両方とも取れないと思いますけど。

(宇多丸)あと、助演女優賞は『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のフローレンス・ピュー。それからマーゴット・ロビーは『スキャンダル』ということになっていますが、まあこれはローラ・ダーンであろうと。

(メラニー)はい。

(宇多丸)ちなみにローラ・ダーンって今までは?

(メラニー)取っていないと思いますね。受賞はしていないと思います。

(宇多丸)ねえ。キャリア、こんだけ長くていろいろなのに出ているのに。そうなんだ。じゃあ、固いのはこのへんだという。他にはなんか読みとしてはありますか? ちなみに作品賞はそんなに読みが難しいのはやっぱり……?

(メラニー)作品賞は本当に全然わからなくて。監督賞もまだわからなくて。

(宇多丸)もう全部スターで、いずれ劣らぬ……。

主演男優賞、主演女優賞

(メラニー)そうなんですよ。だからわからなくて。主演男優賞、主演女優賞に関しても、ホアキン・フェニックスとレネー・ゼルウィガーが一応フロントランナーではあると思うんですけど。それが素直にその2人に行くかもちょっとよくわからないですね。まだ。

(宇多丸)ああ、それぐらい絶対ということでもない感じですか?

(メラニー)じゃないかなと。その俳優協会の賞が誰に行くかでそこは変わってくる。その俳優協会の賞がその2人に行ったら、もうほぼその2人なんじゃないかなと思うというんですけども。

(宇多丸)その俳優協会の賞はいつ発表なんですか?

(メラニー)いつだろう? あ、ごめんなさい……。

(宇多丸)でも、アカデミー賞の前なんですよね?

(メラニー)そうですね。(※Screen Actors Guild Awards・全米映画俳優組合賞は2020年1月20日発表です)

(宇多丸)そういうのでどんどんとそのメラニーさんの予想をする情報が増えていくということですね。ちなみに個人的に……いつもね、「個人的な気持ちとは別に」という分析・予想だから。今年はメラニーさんの個人的な推しとかはあるの?

(メラニー)ああ、個人的推しはもう私は100%『パラサイト』なんですけど。私、作品賞の9本の中で今回はすでにもう8本、見てるんですよ。だからいつもと全然違うんですけど。

(宇多丸)ああ、いつもはね、日本でどうしても見れない作品もあるから。

推し作品は『パラサイト』

(メラニー)そうなんですよ。で、今回見てないのは『若草物語』だけなんですよ。それ以外は全部見ていて、圧倒的に『パラサイト』が私は一番おもしろかったんで。

(宇多丸)これはでもね、メラニーさんの予想メソッドの面白いところで。見て気持ちが入ると、予想はブレるっていう(笑)。

(メラニー)ブレるんですよ(笑)。もう今回はブレブレですよ、だから。『パラサイト』は取らないと思うんで。なので、「どうしよう?」っていうのはすごい今、もうすでに困ってる感じです。

(宇多丸)ちなみにその作品賞に韓国映画である『パラサイト』がドンって入ってくるっていう、これはかなり異例なことじゃないですか?

(メラニー)めちゃめちゃ異例ですね。

(宇多丸)なぜ、これが急に起こったのか?

(メラニー)やっぱり『パラサイト:、なぜか……まあ元々カンヌ映画祭でパルム・ドールを取ってるぐらいの映画なんで、すごい映画なんですけど。アメリカでヒットしたんですよね。ボックスオフィスで。で、もうすでに28ミリオン……だからまあ30億円ぐらいアメリカのボックスオフィスだけで行っているんですね。で、それって韓国映画でそんなに行くって本当に異例なことで。だからやっぱり、一般のお客さんの支持っていうのがすごく高くて。で、実際にだから見た人も多くて。それで実際にすごい映画じゃないですか。というので、やっぱり支持されたんだろうなとは思うんですけど。韓国映画って今まで外国語映画賞にもノミネートされたことがなかったんで。

(宇多丸)ええーっ! それってすごいおかしなことですよね?

(メラニー)そうなんですよ。去年のイ・チャンドンの『バーニング 劇場版』という作品が一番近かったんですよ。

(宇多丸)でも、入らなかった?

(メラニー)入らなかったんです。

(宇多丸)それはちょっと、映画史的バランスから言うと、かなりバランスが悪いですね。

(メラニー)そうなんですよ。今までに1本もなくて。で、今回ようやくポン・ジュノが……まあ外国語映画賞のノミネーションは間違いないよねっていう風に言われてたんですけど。それがもうそれ以上の作品賞まで……作品賞だけじゃなくて今回は6部門ぐらい入っているのかな? だからそれはもう本当にすごい現象ですね。

(宇多丸)あと、注目の部門とかありますか?

(メラニー)今回は、そうですね。うーん。脚本賞かな? オリジナルの。それこそ私は『パラサイト』に取ってほしいんですけど……たぶん、タランティーノなんですよね。で、そこが……でも私、絶対に『パラサイト』の脚本が一番素晴らしいと思うんですよ(笑)。

(宇多丸)フフフ、ダメだ(笑)。ブレている(笑)。もう予想なのかなんなのか……(笑)。

作品を見ると予想はブレる

(メラニー)そうなんですよ。だから、今回は完全にブレてます。本当に。見ちゃっているから(笑)。

(宇多丸)面白いなー!

(メラニー)自分の中での優劣がありすぎて。うん。ちょっとどんな成績になるか、わからないですね(笑)。

(宇多丸)ちょっとこれ、発表後のメラニーさんのテンションというのもね、端的に楽しみというものがありますね。アカデミー賞の授賞式は日本時間で2月10日(月)。あ、RADIO EXPOの日ですね。ねえ。どっちも大変な祭典がございますが……っていう感じですね。じゃあ、ちょっとこれからまだまだ、予想をね。

(メラニー)はい。これからが本番です!

(宇多丸)俳優協会賞。自分たちでもちょっと予想をしてみようかなっていう人たちはちょっとその俳優協会賞は……。

(メラニー)そうですね。そこは本当にかならずチェックしていただいて。それでゴールデングローブとかと同じ結果になったら、だいたいそこに賭けておけば間違いないんじゃないかなって思います(笑)。

(宇多丸)そしてもちろんね、改めましてメラニーさんがね今度出す『なぜオスカーはおもしろいのか? 受賞予想で100倍楽しむ「アカデミー賞」』。星海社から1月24日に発売されるこちらの本を読んで、準備していただくという。これが一番なんじゃないでしょうか。

(メラニー)よろしくお願いいたします(笑)。

(宇多丸)はい。あっという間にお時間が来てしまいました。ちなみにメラニーさん、第92回アカデミー賞の本格的な予想はですね、2月5日(水)の特集コーナーで改めて、たっぷり伺います。

(メラニー)その時までにはもっとちゃんと固めてきます(笑)。

(宇多丸)あと、個別の作品についてもね、ぜひ伺っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。じっくり予想してください。ありがとうございました!

(メラニー)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>

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