宇多丸 羽田空港第一ターミナルの黄金コースを語る

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』放課後ラジオクラウドの中で羽田空港第一ターミナル利用時の黄金パターンを話していました。



(古川耕)宇多丸さん、明日は何時なんですか?

(宇多丸)明日はね、飛行機が11時半なんで、一応1時間前に着くのが……あ、このターン、ターン、ターン!って……。

(妹尾匡夫)羽田ですか?

(宇多丸)羽田ですね。JALなんで第一なんですよ。で、ちょっとこれすいません。本当は電車で行ったらいいのはわかりますよ。でも、衣装がとにかく今回、3公演ありますので。3公演分……しかも僕らはまあ、マドンナばりと言いますかね。衣装は自分たちで洗濯していますので、自分たちで運んでいるわけです。これ、難しいんですよ。俺らぐらいだと、そうなんです。もうちょい上ぐらいになると、たぶんクリーニングとか勝手にしてくれるんだけど、俺たちは自分で洗濯しているんで。

(古川耕)なるほど、なるほど。

(宇多丸)だから荷物が多いのでタクシーの乗らせてください。で、そのタクシーに乗るという選択肢の場合の黄金コース。はい、来た!

(古川耕)「タクシー」と一口に言っても……?

(宇多丸)はい。まず、行きますよ。っていうかまず俺、言いたいのは、羽田から飛ぶ場合、みなさんはどう行っていますか?

(古川耕)なんとなくです。なんとなーく。

(宇多丸)だからモノレールか、京急じゃないですか。

(妹尾匡夫)まあ、モノレールですかね。

(宇多丸)ただね、モノレールって浜松町からじゃないですか。結局浜松町まで行くのに労力がいるじゃない? で、僕なんか浜松町に行くのに、昔はタクシーに乗ったりして、タクシー代は結構かかっちゃうし。で、横のところについたら、あそこはエスカレーターとかなくて。タクシーをつけるところって。結局、階段をうんしょうんしょ、荷物を持って上がらなきゃ行けなかったりして、全然ダメなんすよ。ドア・トゥ・ドア感がゼロなわけですよ。さあ、そこでみなさんにおすすめしたのは……羽田定額。

(古川耕)もう1回、言ってください。

タクシー羽田定額、ドーン!

(宇多丸)羽田定額。ちょっとね、これ高くなっちゃったんだけど……。

(妹尾匡夫)どこから出ているんですか?

(宇多丸)これは全部のタクシー会社がやっています。

(妹尾匡夫)自分の家まで来てくるんですか?

(宇多丸)来てくれるし、いくら渋滞しようがなんだろうが、定額なんです。中でも、これは人気になっちゃうんであんまり言いたくないんだけど、MK。車がね、超高級車が来るんですよ。マジでヤバい。超いい感じのセダンとかはまだ、「あ、車がなかったのね」っていう感じで。実は明日、配車が間に合わなくてひょっとしたらそうなるかもしれないんだけど。普通にアルファードとかなんですよ。だから、超ラグジュアリーな席でもうコレもんで、完全に横ですよ。横。

(古川耕)横(笑)。

(宇多丸)で、ドーン! じゃないですか。家の前で荷物を積んで、ドーン! 着いた。で、ボーン!って(空港に)入った。そしたらもうチェックインして、荷物を預ける。ドーン! で、しかもここがポイント。ペットボトル類はもう行く前に車の中で一通り飲んで、羽田に着いたら羽田の入り口のゴミ箱にドーン! なぜか?っていうと、手荷物検査のところでペットボトルを持っていると、1クッション入っちゃうじゃないですか。これを避けるために。

(妹尾匡夫)自宅から羽田まで何分ぐらい?

(宇多丸)まあ、30分ぐらいじゃないですかね。

(妹尾匡夫)30分で飲みきらなくちゃいけないんだ。

(宇多丸)まあもしくは、前日の飲みかけを……(笑)。

(古川耕)フフフ、細けえ話だな!

(宇多丸)で、ドーン! 第一ですから、いま第一は……昔は第一はあんまりいい店がなかったんだけど、いまは高級ラインの朝飯系、だし系のところとカレーうどんのところが南ウイングに……たぶん明日は南ウイングなんで、カレーうどん系の方に着きますんで。カレーうどんをドーン! で、その飯を食う時にポイントは100円の小銭がいっぱい出るように調整してください。これはなぜか?っていうと、ドーン!って入って、手荷物検査ドーン! 手荷物検査も完全に鳴るものがなにかはわかっていますから、ボンボン出して、ドーン! 腕時計ドーン! ドーン、ドーン、ドーン! ノーチェック、ドーン!って行くじゃないですか。で、(搭乗口)近くまで行きますよね。そしたら、さっきの小銭。

(古川耕)はい。

(宇多丸)400円です。なんでか?っていうと、マッサージチェア、ドーン!

(妹尾匡夫)フハハハハッ!

(宇多丸)200円。マッサージ、ドーン! 200円で10分ですよ。終わった時点でまだ時間があったら、おかわりドーン!

(古川耕)2マッサージ?

(宇多丸)うん。400円。だからそこで小銭がないとドーン!ってできませんから。ドーン、ドーン! で、便所、ドーン!(笑)。

(古川耕)フハハハハッ!

(宇多丸)便所、ドーン! で、乗るじゃないですか。乗ったらまず入り口。「いらっしゃいませ、ようこそ!」なんつって。したら、入り口でまずブランケット、ドーン!

(古川耕)ひったくるように(笑)。

(宇多丸)ドーン! で、座る。ブランケットをやる。そのブランケットの上からシートベルトを締める。そして、常に買ってある……買うと1500円ぐらいしますけども。耳抜きできる、気圧の変化に対応できる飛行機用の耳栓ドーン、ドーン! で、メガネを取り、首にかけて、ドーン! で、アイマスクがわりにキャップをドーン! で、窓際なら窓に顔を傾けて、ドーン!

(古川耕)グーッ!(笑)。

(妹尾匡夫)ドンドンドンドン、うるせえな(笑)。

(宇多丸)ターン、ターン、ターン、ドーン! ガーッ!

(古川耕)決まった!

(宇多丸)しかもちゃんと、いま2時40分でまだ酒を飲んでいるわけですよ。もう眠いわけですよ。ちゃんと眠い状態に持っていってますから。これ、要は飛行機に乗った時点で目が冴えていたら超怖いんで。怖いじゃないですか。飛行機が飛ぶ時って。だから寝ていたいじゃないですか。超怖いから寝ていたいから。だからもう万全ですよ。

(古川耕)いい感じで寝ている状態で。

(妹尾匡夫)飛ぶ瞬間は寝ている?

(宇多丸)そうそう。飛ぶ瞬間も落ちる瞬間も俺、寝ているだけだから。もう関係ない。ドーン、ドーン、ガーッ! グーッ! これで決まったーっ!

(古川耕)というコーナーをみなさん、やるかどうかメールで送ってくださいということなんですね。

(宇多丸)とにかくもう完璧にドア・トゥ・ドアなんですよ。これ、ほぼほぼ。マジで。本当にこれは、東京駅に比べてもドア・トゥ・ドアですよ。あれもかなりドア・トゥ・ドアですけども……。

(古川耕)1キロぐらい歩いているって言ってるじゃん!(笑)。

(宇多丸)ちょっとさ、黄金コース、ドーン! 否定的だったじゃないですか。せのちんさん。

(妹尾匡夫)俺、いま聞いていて飛ぶ時に寝ているってあり得ないもんね。

(宇多丸)いや、いいよ。ドーン!ってなって、目がぱっちりでドーン! でもいいからさ。コースがあるわけじゃん。

(妹尾匡夫)いや、考えない。

(宇多丸)考えて! あなたなんかあるんだから! これ、ちょっと聞きましょうよ。伊藤聡さんなんか絶対にあるに決まっているんだから。

(伊藤聡)でもなんか、日曜日とかはだいたい喫茶店をハシゴしながら……。

(宇多丸)ほら! 出た出た!

(伊藤聡)本を読むのがすごい大好きなんですよ。

(宇多丸)街でいうとどこですか?

(伊藤聡)下北ですね。で、その時は集中するためにスマホとかも家に置いて。

(宇多丸)えっ? 持ち歩かない?

(伊藤聡)そうすると見ちゃったりするから。だから本以外は何も持たないみたいにして。で、本を何冊か持っていって、ひとつの喫茶店で怒られないぐらいの時間で。で、次の喫茶店へ……みたいな感じはしますね。で、それもだいたい何回かやっていくうちに自分の好きな喫茶店とか……最初に行くところはモーニングセットが出るところとか。

(宇多丸)あ、そんなに早くから行くんですか? 午前中から行く。

(伊藤聡)午前中から行きます。で、帰ってくるころには本を2冊半とか。

(宇多丸)当然、間にカレーを入れますよね?

(伊藤聡)カレーも入れる。だから、古いiPhone。それは回線がつながっていないから、写真撮りだけ用の、カメラとしては持っていくんですけど。

(宇多丸)だから使っているiPhoneは家にドーン!

(古川耕)充電、ドーン!

(宇多丸)ドーン!って置いて、使ってないやつをターン! で、最初の喫茶店にターン!

(伊藤聡)で、そこから何軒か回っていって……っていう。で、だんだん、「ここに行ったら、ここがいいな」「この時間帯だったら……」って。そういうのはありますね。それがだんだん……。

(宇多丸)で、うまく決まったら快感じゃないですか? 1日かけてターン、ターン、ターン! カレーをしかも2発……カレー2発の本2冊とかさ。ターン、ターン、ターン、ターン……で、最後に決まった、読み終わった、トーン! トーン! フハハハハッ! これ、でも気持ちよくないですか?

(伊藤聡)そういうのはすごい好きですね。

(宇多丸)それです、それです。つまりね、僕が言いたいのは、こうやってやったら自分が気持ちいいというのを把握することと、古川さんがToDoリストを作ってチェックしていくっていう。これはまさに快感を増す。「俺はタスクを達成したんだ!」っていう。そんなのただ、喫茶店に行っただけだとしても、タスクを達成した。それによって、要は日常が快感になるわけですよ。快感になる発想なわけです。

(古川耕)日々の生活、日常が愛おしくなる。

(宇多丸)俺、せのちんさんはマジでこのコンセプト、勝手に背を向けているだけで、あなたいちばんそういうことをやっている……だってまず、そのカメラを持ってさ、こんな本を買ってさ。この時点でもうターン、ターン!って。

(妹尾匡夫)そう?

(宇多丸)トーン、トーン! ですよ。ターン、ターン、ターン、決まった!

(妹尾匡夫)別に持ち歩いているわけじゃないよ。

(宇多丸)なんだよ、それ(笑)。

(古川耕)抵抗の仕方が子供っぽいんですよ(笑)。

(宇多丸)だってさ、すっごい……「これ、便利なんだよ」って。ターン、ターン!っていう。

(妹尾匡夫)でも、すぐに飽きちゃうからね。

(宇多丸)いや、それはいいんだよ。その時の話をしろって言ってるのに。

(妹尾匡夫)いや、でも決めたくないね。

(宇多丸)本当ですか? いや、絶対にあるでしょう? 赤坂とか。

(妹尾匡夫)ありそうになったら、逃れる。

(宇多丸)ああ、ターン、ターン! を避けるんだ。

(妹尾匡夫)避けますね。

(宇多丸)だから変拍子。トンッ! ツッツ……って(笑)。

(妹尾匡夫)シンコペーションで行きますんで。

(宇多丸)フハハハハッ!

(伊藤聡)慣れていくと、たとえば映画の予約とかでも、前もってチケットを……。

(妹尾匡夫)予約はしない。

(宇多丸)マジで!?

(伊藤聡)で、そのチケットを取っておいて、「この時間には行けるぞ」みたいな風になった瞬間、「よし、もう予約完了!」みたいな。

(妹尾匡夫)いや、ないですね。

T・ジョイPRINCE品川の黄金パターン

(宇多丸)品川のIMAX取って、やっぱり便所は映画館じゃなくて下。1階のボウリング場の横のトイレ。映画が終わったらマジで人がいないですから。トーン!って。あと、セブンイレブンの位置が変わって、1階じゃなくて映画館のちょい下のところに変わったんですよ。だからなんなら、まずロイホ決め。カレーフェアとオニオングラタンスープ、トーン、トーン!

(妹尾匡夫)フハハハハッ!

(古川耕)傑作ですか?(笑)。

(宇多丸)フハハハハッ! 横に入ってセブン……(笑)。

(妹尾匡夫)なんかどんどんちっちゃくなっていくよ(笑)。

(宇多丸)ダーン!っつって。で、あそこのチケットカウンターで出して、プログラムを買う。ドーン! で、上に行って、10分前じゃないと開けてくれなかったりするけど、店員に文句言って……。

(妹尾匡夫)アハハハッ! 文句言うところまで(笑)。

(宇多丸)あれはね、俺、T・ジョイにはめっちゃ文句言いたい。あんなロビーめっちゃ広いんだから、なんで入っちゃいけないんだよ? 意味がわかんない。あのね、あっち側の人に割く、要はシフトができてないんだよね。あとね、そう。関係ない話していい? TOHOシネマズ上野、行ったんですけど。行ったんだけど……客がはける導線が異常で。映画館の1個下に、バルトとかと一緒なんですけど、ご飯フロアがあるんだけど。すっごい人がブワーッて途中で来て、大行列しているエレベーター。で、人も店員さんが来て、2人ぐらいで「こっちです」ってやっているんだけど。なにか?って思ったら、映画を見た人を下におろして、そっちで乗せようとしているわけ。

(古川耕)ん?

(宇多丸)だからそのエレベーターを。「なに、この導線?」って。だって……だから下手をすると、下で飯を食ってねっていう導線なのか知らないけど。でもさ、飯を食っている側も大騒ぎになって迷惑だし。あと、その分人員を使っていて、すげー無駄な感じがするし。なんかね、「なんだ、こりゃ?」っていうね。

(古川耕)オープン直後だからこその導線なの? それとも?

(妹尾匡夫)上野のどこにあるの?

(宇多丸)上野松坂屋の別館というか新館の方が新しくなって。

(古川耕)御徒町に近いのかな?

(宇多丸)御徒町。だから上野じゃないです。御徒町です。で、パルコがあって、その上にあるんですけど。もしあれがデフォルトの導線だとしたら、ちょっと問題あるだろうっていうね。で、あと、全体に箱は小さいですね。全部。8スクリーンぐらいあるんだけど、小さい。っていう感じですね。

(妹尾匡夫)TOHOも決まってないのかね?

(宇多丸)結構箱によって違いますね。錦糸町と日本橋との間ぐらいかな? あと、箱によってTOHOは置いてある酒とかも全然違うんですよ。酒が置いてないところもあるし。シャンテは置いてないし。ビールだけのところもあるし。六本木と日本橋はワインがあるのかな? とかね、そういう。

(妹尾匡夫)やっぱりそこでもターン、ターン! 言ってるの?

(宇多丸)ターン、ターン! はね、そうね。新宿は、下の王将で餃子をターン! いや、どうかな?

(古川耕)こういうメールを送ってもらえればいいのね。

(宇多丸)大阪王将。寿司屋もね、遅くまでやっているのでたまに行きますけども。……こういうことです。あと、やっぱりご飯の。だからインデアンカレーの、普通だとルウは少ないので、ルウ大盛り。味変用に卵と、普通についているピクルスを大盛りでたのむとめっちゃ多いんですよ。だから、最初にちょっとピクルスを食べて、お腹に優しい下地を作りますよね。半分ぐらい行ってもいい。で、カレー食って辛いから、交互にそれを行きながら、半分まで行ったら残りのピクルスを全部中にドーン!

(古川耕)味変。

(宇多丸)で、卵をそこで崩してドーン!

(妹尾匡夫)ピクルスを中に入れるの?

(宇多丸)カレーの中に入れちゃう。で、ドーン、ドーン、ドーン! ですよ(笑)。

<書き起こしおわり>
宇多丸「俺の黄金コース」を語る
宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で自身持ち込みの番組特集案、「黄金コース」について紹介していました。 (宇多丸)はい。ということでこの後のオープニングトー...

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