ハライチ岩井 千鳥・大悟との芸人忘年会を語る

ハライチ岩井 千鳥・大悟との芸人忘年会を語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で千鳥・大悟さんとの芸人忘年会の模様について話していました。

(岩井勇気)この間の夕方にさ、千鳥の大悟さんから連絡があって。「今日、何しとる?」って。「もうちょっとで仕事が終わります」「飲もうや」って感じになって。「はい」ってなって。それでもう大悟さんが飲んでるっていうから。

(澤部佑)フフフ、結構早めの時間かな?

(岩井勇気)それで仕事終わりで店に向かったんだよ。なんかしゃぶしゃぶ屋だったんだけど。それで入って案内されて席に大悟さんがいてさ。他にだから、宮下草薙の草薙がいて。で、その草薙の隣になんかハゲたおじさんが座っているんだよ(笑)。「えっ、ちょっと待って……誰?」ってなって。見た感じ、なんか50ぐらいのハゲたおじさんなんだよ。「ああ、ついに大悟さん、運転手とか雇ったのかな?」って俺、思って。

(澤部佑)フフフ、志村イズムをね、継承しているから。

(岩井勇気)そしたら、そのおじさんがさ、急におもむろにバッと立ち上がっても。「あの、7年目のきしたかの・高野です!」って言って。「えっ、ええっ、芸人? そんで、後輩!?」ってなって。「えっ、おじさん、いくつなんですか?」って聞いて。

(澤部佑)「おじさん」って言ったの? やめなさいよ。

(岩井勇気)そしたら「30です」って言うの(笑)。

(澤部佑)ええーっ!

(岩井勇気)「えっ、それで年下?」ってなって。いや、見た目すごいんだよ。本当に50歳ぐらいの運転手の人みたいなの。本当に。で、「いやー、後輩なんだね」って言って。「そうなんですよ。昔、ワタナベコメディスクールにもいたことがありまして……」って言っていて。

(澤部佑)きしたかのって聞いたことある気もするな?

きしたかの・高野

(岩井勇気)で、「よろしくお願いします」って言うから「いや、めっちゃ老けてんじゃん」って言ったらその高野が「なんだよ、老けてるって。しょっぱなから!」って……。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ!

(岩井勇気)で、逆に「怖っ!」ってなって。「なんだよ、老けてるって。しょっぱなから!」って……「えっ、いや、違うよ。先輩なんだよ?」ってなって。「初めて会ったし……」って。急になんかクワッ!ってなったし。なんかツッコミの強さが会話を通り越しちゃっているの。

(澤部佑)ああ、なるほどね。会話の温度を越えちゃっているっていうね。

(岩井勇気)そうそう。いつもこのトーンで突っ込んでいるから、会話じゃなくなっちゃっているっていうか。自動的に「えっ、なんだよ? その老けてるって!」ってなっちゃって。で、「怖い怖い……話のできない人だ」ってなって。

(澤部佑)フフフ、先輩にいじられたからね、返したんだろうな(笑)。

(岩井勇気)そうそう。で、草薙もさ、俺は初めて飲むんだよ。だから。で、こんなところに来るようなイメージなかったから。「いやー、こういうところにも来るんだね。飲み会、大悟さんと飲んだりとか」って言ったら「あ、ああ……はい……」ってなって。

(澤部佑)そんな感じだよね。でも、お酒好きなんだよね。

(岩井勇気)なんか好きらしいのよ。でも何かそんな感じだから「えっ、楽しんでる?」って言ったの。そしたら「いやいや……楽しんでます! 楽しんでますっ!」って。「いや、大丈夫か、お前? 本当に楽しいか?」って言ったら「はっ、いや、あの……楽しいです……」って言うから。「いや、違う。別にパワハラしているわけではない。俺は。追い込んではいないから」って言って。「いや、すいません……すいませんっ!」って言うのよ。「もう、全てをハラスメントにさせるハラスメントじゃねえかよ!」っていう(笑)。

(澤部佑)本当にあの感じなんだよね。草薙はね。

宮下草薙・草薙との会話

(岩井勇気)被害者ハラスメントなんだよ、あいつは(笑)。「いや、大変だな。お前のその感じだったら。学校に行ってた頃とか、どうしてたの?」って言ったら「いや、あの、学校はちょっと……高校で辞めちゃいまして。中卒です……」「なんで?」「あの、入学して2日目であの、『胸板が厚い』っていじられて。『ああ、この先ずっとこのいじりされるんだな』って思って辞めちゃいました」って。2日目で辞めちゃったんだって。

(澤部佑)ああ、なるほどね。すごいね。うん。

(岩井勇気)「お前、その顔でその胸板かよ?」って身体測定の時にいじられて。

(澤部佑)そうか。胸板をいじる方もいじる方だね。なかなかだね。

(岩井勇気)「そうかー」「中学の頃もいじめられていて……」みたいなことを言うからさ。「じゃあ、よかったな。お笑いって誰もいじめる人はいないから。みんな面白がってくれる幸せな世界に入ってきたな」って言って。「はい」って。それで「なんでお笑いを始めたの?」って聞いたの。そしたら「う、うう……お、覚えてないです!」って(笑)。

(澤部佑)そんな、バカな(笑)。

(岩井勇気)「えっ、なにそれ?」ってなって。「覚えてないです! 本当に、覚えてないんですっ!」って。そんなこと、ないじゃん? 今お笑いやってるんだから。

(澤部佑)まあね。普通はね(笑)。

(岩井勇気)「覚えてないんです。本当に、本当にすいません! 本当にすいませんっ!」って。もうパワハラじゃないからっていう。

(澤部佑)フフフ、そこまで、別にもちろんキャリアも長いわけじゃないのにね。覚えてないんだ。

(岩井勇気)そう。「普通の会話なんだよ?」って。で、大悟さんもなんかさ、「憧れていた人ぐらい、おるやろ?」って言って。「えっ、ああ、うう……い、いないです! いないです、憧れていた人はっ!」って。いや、「いない」っていうのもどうなんだろうな?って。「誰かを見て入ったとかは?」「いないんです。僕、本当に、いないんですっ!」って。

(澤部佑)本当にこの感じだからね。

(岩井勇気)「えっ、お前、なんか他の人格あるの?」ってなってさ。「じゃあ、この先、どうなろうと思っているの? どんな風になりたいとか、ないの?」って聞いたら「ないです、ないです……もういいです、僕、やめたいんです!」って。

(澤部佑)本当にそうらしいね。あいつはね。

(岩井勇気)「『やめたい』になっちゃってんじゃん!」っていう。で、「怖いよ」ってなって。そしたら「う、ううう……おもちゃ屋! おもちゃ屋になる! おもちゃ屋になるっ!」って言い出しちゃって。急になんかネジが外れちゃっているじゃんっていう。急に子供のやつが出てきちゃっているんだよ。

(澤部佑)フフフ、素敵な夢だな。

「おもちゃ屋になります!」(草薙)

(岩井勇気)それで「どういうことなの?」って。本当に柔らかい感じで聞いていったら、どうやら相方の宮下の方がおもちゃ屋でバイトしてるらしいんだよ。で、ベイブレードっていうコマのおもちゃとかの棚をすごいうまい具合に陳列して。そこだけで店に200万とかの売上をもたらしたりしているらしくて。

(澤部佑)ああ、そのおもちゃ屋自体の。

(岩井勇気)なんか要領がいいらしくて。だから「あいつがおもちゃ屋を出すって言ってるんで、そこで雇ってもらいます!」って言っていて。

(澤部佑)フフフ、かわいいな(笑)。

(岩井勇気)それで「お前、やめるのかよ」って言って。「やめます。もう、やりたくないんです!」とかって。「『やりたくない』って、すごいモチベーションでやっているね」って。

(澤部佑)本当に楽しくないらしいね。仕事が。

(岩井勇気)らしいよ。で、その後に店を出て、「カラオケバーに移動するか」みたいな感じになったんだよ。それで大悟さんが「出る」って上着を着て、なんかグッチの蝶々の刺繍が入ったキャップみたいなのをかぶっているから「あの、そのキャップだけもう捨ててください」って言って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! やめろよ、そんな言い方するなよ!(笑)。

(岩井勇気)「大悟さん、お金を持っているのかわからないんですけども、そのキャップだけは捨ててください。もうグッチとバレンシアガのキャップはインスタグラマーの勘違いしてるやつがかぶるものなんで。それだけは捨ててください」って言って。

(澤部佑)そんなことないわ。普通にちゃんとかぶっている人もいるわ!

(岩井勇気)で、移動して。カラオケバーで飲んでいたら、大悟さんがなんかいろんな人に連絡してたらしくて。芸人がいっぱい、どんどん来てさ。

(澤部佑)すごいね(笑)。

どんどん芸人が集まる

(岩井勇気)そしたら、三四郎の小宮さん。あと流れ星のちゅうえいさん。ドランクドラゴンの塚地さんとか鬼ヶ島の野田さんとか。いっぱいなんか若手とかがバラバラ来てさ。もうきれいに事務所がバラバラなんだよ、それで。「すごいね」ってなって。それで席もきゅうきゅうになっちゃって。そのカラオケバーで。そしたら俺がきゅうきゅうだからちょっと手を引っ掛けちゃって、グラスがガシャガシャンッ!ってなっちゃったわけ。で、こぼしちゃってさ。そしたら急に大悟さんがシリアスな顔にキッとなってさ。俺がなんかさ、前にラジオで大悟さんがグラスを倒したみたいな話をしたことがあるのよ。

(澤部佑)ああ、うんうん。

(岩井勇気)そしたら大悟さんがさ、「お前、ワシがグラスを倒したの、ラジオで言ったやろ?」って言い出して。「今、お前がグラスを倒したことも、絶対にラジオでしゃべれな?」って(笑)。

(澤部佑)怖い!(笑)。組長じゃん……。

(岩井勇気)俺もちょっとさ、酒飲んで酔っ払ってたから。なんかぼんやりとしていたから覚えてないけど、大悟さんがなんかお腹のサラシに挟んでるドスに手をかけていたような気がするんだよね。たしかね。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 嘘だ? 酔っ払いすぎだよ、岩井さん!

(岩井勇気)ドスを抜こうとしていたような気がするんだよね。たしか。俺の記憶だと。

(澤部佑)オジキさね、完全に(笑)。

(岩井勇気)なんか指を落とされると思ったような気がしたんだよね。

(澤部佑)怖っ!

(岩井勇気)それで飲んでいたらさ、まあちゅうえいさんっていう人は明るい人だよね。ギャガーでネアカなの、あの人だけだからね(笑)。みんな暗いから。

(澤部佑)フフフ、得てしてそうだね。

本当にいい人・流れ星ちゅうえい

(岩井勇気)で、俺は2008年のM-1の敗者復活に出て、結構ウケた時にオードリーさんと決勝で当たったんだけども。その時にネタ終わりで、その時なんてめちゃめちゃ話しかけにくいのに、ちゅうえいさんだけが話しかけてきてくれてさ。それで「本当にお前、面白かったな!」みたいな感じで話してくれたっていうのをさ、ちゅうえいさんに。「あれ、嬉しかったです」「お前……そう言ってくれるのが俺は一番嬉しいんだよ」とかってさ。

(澤部佑)ちゅうえいさん、本当にいい人だからね。

(岩井勇気)でさ、なんとなくみんな和やかになって、「カラオケをしよう」みたいな雰囲気になって。で、そのきしたかのの高野がさ、たけしさんの『浅草キッド』を入れてさ、イントロが流れ始めたのね。そしたら大悟さんがさ、「ワシはこいつののう、歌うこの曲が好きなんじゃ……」って言い出して。

(澤部佑)高野の歌う?

(岩井勇気)「こいつの歌う、この曲が好きなんじゃ。芸人も今、ネットで叩かれたり、いろいろ咎められたりしとるけど、ワシは全員、最初は『面白いことがしたい』って言ってこの世界に入ってきてのう」みたいな。「今も全員、面白いことが、したい、だけじゃんじゃがのう……」「お前と会った~♪ 仲見世の~♪」って(笑)。

(澤部佑)完璧(笑)。

(岩井勇気)そうなったらもう全員、「えっ、お決まりのくだりなんですか、これ!?」って(笑)。

(澤部佑)イントロのこの口上みたいなのが(笑)。

(岩井勇気)それでみんな、ブワーッと突っ込んで、ワーッてなって。その後も大悟さんさ、もうソファーから転げ落ちるぐらいベロベロになっちゃってさ。

(澤部佑)フフフ、やっぱりあの人、ダメだよ、もう(笑)。

(岩井勇気)「もう今日は帰りましょう」って。そんな忘年会があって。帰りましたよ。

(澤部佑)いいねえ。楽しいね。ちょっと中盤、怖かったですけどね。方言もやっぱり強いから。

(岩井勇気)大悟さんがキッとなった時ときしたかのの最初のツッコミだけはすげえ怖かったよ(笑)。

(澤部佑)フフフ、高野もがんばったんだよ。先輩にいじられたから。「突っ込まなきゃ!」ってなったんだよ(笑)。

(岩井勇気)「なんだよ、老けてるって!」って。

(澤部佑)やりがちだよ。俺、すごい高野の気持ち、わかるよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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