ハライチ岩井さんが文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』に出演。光浦靖子さん、大竹まことさんと2019年11月の芸能界の結婚ラッシュについて話していました。
(大竹まこと)でも今回は本を書いちゃったね。
(岩井勇気)そうなんですよ。2ヶ月ぐらい前にエッセイ本を出しまして。で、日常のことだけを書いたエッセイなんですけども。それを出しました。
(大竹まこと)タイトルがいいよね。
(岩井勇気)『僕の人生には事件が起きない』っていうタイトルなんですけども。
(大竹まこと)すごいいいタイトルだよ。
(岩井勇気)ああ、本当ですか? まああんまり……テレビとかだと濃いエピソードとかばっかり求められるじゃないですか。そういうのじゃないものを入れ込んだっていう。
(大竹まこと)ここに来た新人のお笑いの人とかもたくさんいるけども。こっちも取っかかりがないから。そうすると「どれだけ貧乏をしているんだ?」みたいな話がわかりやすいエピソードとして。こっちもいろいろと知っていれば聞くんだけども、初対面だし。だから必然的にわかりやすい話になっちゃうっていう。
(岩井勇気)でも、ないんですよね。
(大竹まこと)だけど、岩井は全然持っていない。
(岩井勇気)持っていないんですよね。
(光浦靖子)中流の家庭で。
(岩井勇気)僕、中流家庭で。なんなら3年ぐらい前まで実家に住んでいて。別にバイトもしなくていいし。
(光浦靖子)兄妹は?
(岩井勇気)兄妹は妹だけですね。
(光浦靖子)ああ、妹がいそうな雰囲気。
(岩井勇気)ああ、そんな感じします? でもだから、その苦労エピソードみたいなのもないんですよ。テレビに出れたのも割と早かったんで。
(大竹まこと)そうでしょう? 売れるのが早かったら下積みもないもんね。別に。
(光浦靖子)貧乏な思いもない。
苦労をしたというエピソードはない
(岩井勇気)で、テレビで求められるじゃないですか。打ち合わせの時に「なんかないですか? 芸人さんなんだから」って。でも、ないんで。「全然ウソでもいいんで」みたいな感じで言われるんですけども。いやいや、さすがにそれはないでしょう?っていう。
(大竹まこと)そうだよね。まあ、思うんだけどもさ。エピソードがある人は正直、うらやましいよね。すごい、ねえ。「外から雪が降り込んで、朝起きたら雪だらけ」みたいなエピソードとかされると、「いいなー!」なんて思って。
(岩井勇気)「芸人だ!」って思いますよね。
(大竹まこと)「電気がなかった」なんて聞いたら、なあ。
(岩井勇気)フフフ、めちゃめちゃ話になりますもんね。
(大竹まこと)だけど、思うんだけども。そういうエピソードも含めて芸人になるようなやつらはみんな、欠けているわけじゃん。だから、「どこが欠けているのかな?」ってみんな思うわけじゃん。で、岩井はさ、欠落がないじゃん?
(岩井勇気)ええっ、欠落がないですか?(笑)。さっき「人相が悪い」とは言われてましたけども。
(大竹まこと)でも、自分じゃあどう思っているの?
(光浦靖子)なにが欠落しているのか。
(岩井勇気)ああ、決定的な……別にコミュニケーション能力不足でもないですし。
(光浦靖子)そうだね。挨拶できるもんね。
(岩井勇気)全然できますし、決定的になんか欠けてるみたいなことはないかもしれないですね。はい。
(大竹まこと)だろう? だから、自分の心の中ではさ、この業界では欠落とかがあるやつが……いま、ど真ん中で売れている人を見ていても、欠落の塊みたいなやつらばっかりじゃん? 誰を見ても。女は不幸なやつばっかりだし。
(岩井勇気)フフフ、そうですね。芸人で言ったらそうですよね。結構ね。
(大竹まこと)お前、光浦を前にしてなんということを……いまの俺の話には女芸人は入っていなかっただろう?(笑)。
(光浦靖子)そうじゃーん! 最近私、「自分が不幸だ」なんてこれっぽっちも思わないし。だから感じないからちょっと「おっ、ヤバいゾーンになったな」って思ったの。
(岩井勇気)逆にそこに入っちゃったらヤバいっていう。
(大竹まこと)いや、俺は感じなくていいと思うけどね。そんなところ。
(光浦靖子)違うのよ。「彼氏がほしい」なんてこれっぽっちも思っていないの。
(岩井勇気)思わないんですか?
(光浦靖子)全く思わないのよ。
(大竹まこと)だからそれでいいと思うよ。
(岩井勇気)それで、どうするんですか?
(大竹まこと)お前、女もいないのに偉そうに……。
(岩井勇気)なんで俺が……俺のことはいいでしょう、彼女いないのは。
(光浦靖子)なんだよ、テメー! 彼女いんのかよ?
(岩井勇気)いないです、いないです。たしかに、「別にいいや」って思っている節もあるんですけども。でも、すごい言われないですか? 結婚ラッシュ、あったじゃないですか。
(光浦靖子)あったあった。
(岩井勇気)その時に「いつなんですか?」みたいな。「いま、いらっしゃらないんですか?」みたいな。
(光浦靖子)もうそんな質問もされなくなった。ちょっと前にはそういうの、多かったよ。「どうですか?」とか。その時にはまだ自分にも「寂しいな」って思う時もあったわけ。だから「彼氏がほしいな」とか「愛ってなんだろう?」とか。憧れていたの。でも、これっぽっちもないわけよ。
(大竹まこと)だからこの間のイッテQかなんかで「この中の誰かが結婚します!」みたいなのがあって。みんな「(いとう)あさこだ、あさこだ!」って言っていて。あさこは全然そんな気がなくて。で、「みんなに『かわいそう』って言われた」って言うのね。あさこは。「だけど、私はかわいそうじゃねえよ! 私は楽しいんだ!」っていう。
(岩井勇気)フハハハハハハハハッ! そうですね。「私が『結婚をしたいと思っている』なんて思うな!」っていうことですよね。
(大竹まこと)そうそうそう。
誰もが結婚をしたいわけではない
(光浦靖子)それ、びっくりでしょう? 世間がさ、いい夫婦の日にさ、めちゃめちゃ結婚したじゃない? それを私、ネットニュースを全く見ていなくて。黒沢から個人的に連絡があって知ったの。「芸能人がいっぱい結婚しましたよ」って。私、そこからも離れたところに1人で……それはヤバいなって思った。
(岩井勇気)フフフ、山の中とかに住んでいるんじゃないですか?(笑)。
(光浦靖子)「ああ、芸能ニュース、そうか。2日ぐらい見てないわ」って思って。
(岩井勇気)僕がすごい言われるんですよ。やっぱり相方が結婚をしてて、子供が3人いますし。
(光浦靖子)ああ、もう3人もいるの? あのパンダの赤ちゃんが?
(岩井勇気)「パンダの赤ちゃん」って……澤部ですね。パンダの赤ちゃんみたいな感じですけども。
(大竹まこと)名前はリンリンとかランランとかだろ?
(岩井勇気)違いますよ。本当のパンダの赤ちゃんじゃないですか。
(光浦靖子)パンダの赤ちゃんにそっくりだよね、澤部くん。
(岩井勇気)いや、だから澤部が結婚をしていますし、順風満帆みたいにみんな、世間的には見えるみたいで僕、すごい言われるんですけども。それがすごい嫌で。だから、もう世間に本当に「結婚をしないでくれ」って思っているんですよ。
(光浦靖子)世間に?
(岩井勇気)「早く離婚をしてくれ。『結婚はよくないものなんだ』って世間的に思わせてくれ」っていう。俺は別に「結婚をしたい」とは思っていないんで、周りからそれがうるさいなって。
(大竹まこと)お前、橋本マナミにも早く別れてくれって思っているの?
(岩井勇気)ああ、はい。あのへん、みんな早く離婚してくれないかなって(笑)。
(大竹まこと)壇蜜とか。早く別れろと。
(岩井勇気)全然思っていますね。はい。
<書き起こしおわり>