加藤綾菜さんがTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』に出演。加藤茶さんとの出会いと交際にずっと付き添っていた小野ヤスシさん、左とん平さんについて話していました。
(土屋伸之)まあ、いろいろと言われてきたという9年間だったでしょうけども。もともと、加藤茶さんと出会ったきっかけっていうのは?
(加藤綾菜)大学生の時なんですけども。六本木の……いまで言えばイザワオフィスの向かい側の和食屋さんで私、アルバイトしていたんですよ。その時はなにも知らなかったんですけど、そこにカトちゃんが食べに来たんですね。で、はじめは女性と食べに来てました。
(土屋伸之)そうですか。
(加藤綾菜)たぶんその当時の彼女と。で、食べに来ていて私がお茶だしをして。で、2ヶ月後。たぶんその彼女と別れたんだろうっていう感じで1人で来るようになったんですよ。で、そこでお話をするようになったらカトちゃんがコースターの上に電話番号を書いたのを渡してくださって。
(塙宣之)ああ、カトちゃんからなんだ。
(加藤綾菜)そうなんです。で、「明日、ご飯どう?」みたいな感じで、次の日の朝の5時に……。
(土屋伸之)朝の5時?
(加藤綾菜)朝の5時です。
(土屋伸之)それ、バイトが終わって寝ないで言ったっていうこと?
(加藤綾菜)そうです。寝ずに朝の5時に世田谷のロイヤルホストに呼ばれまして。
(塙宣之)早すぎるでしょう?
(加藤綾菜)麻雀やってるんで。夜の12時から朝の5時まで。
(塙宣之)ああ、茶さんが。そのままの流れなんだ。
(加藤綾菜)そうです。
(塙宣之)「歳だから早く起きている」とかじゃなくて?
(加藤綾菜)違います(笑)。
(土屋伸之)それが68歳の時。徹夜で麻雀明けに。
(塙宣之)ロイヤルホストで1人で茶さん、待っていたの?
(加藤綾菜)いや、左とん平さんと小野ヤスシさんと3人で待っていたんですよ。
(土屋伸之)フフフ(笑)。いたんだ。もうそこに?
(加藤綾菜)もう衝撃で。そのロイヤルホスト、誰もいなかったんですよ。
加藤茶・左とん平・小野ヤスシの3人で待っていた
(塙宣之)わかんないでしょう? 「あっ、左とん平だ!」とかならないでしょう?
(加藤綾菜)わかんないです(笑)。
(塙宣之)ただのおっさん3人がいるっていう……(笑)。
(加藤綾菜)そうです、そうです(笑)。
(塙宣之)あの、ちなみにどちらの人が右か左か……?
(加藤綾菜)左に左とん平さんが……(笑)。
(一同)フハハハハハハハッ!
(土屋伸之)その時、ちゃんと左にいたんだ(笑)。
(出水麻衣)どんな会話をその時にしたんですか?
(加藤綾菜)その時はもう左とん平さんと小野ヤスシさんは泥酔してまして。で、カトちゃんはコーラ飲みながら私を待っていて。で、「出身はどこ?」とか小野さんが面接みたいな感じで。で、「なんで広島から出てきたの?」とか。質問を。
(土屋伸之)小野さんが聞いてくるんですか?
(加藤綾菜)小野さんがたぶん、私のことを「騙されているから俺がちゃんと見てやる」みたいな。
(土屋伸之)ああ、カトちゃんのために。「こんな若い女、大丈夫か?」みたいな。
(加藤綾菜)「絶対に騙されている。怪しい!」っていうので。
(土屋伸之)その役を小野ヤスシさんがやっていたんだ(笑)。
(加藤綾菜)司会進行でいろいろと質問をされて。
(土屋伸之)すごね。へー! で、小野さんの面接を……?
(加藤綾菜)半年間。
(土屋伸之)半年間かかったんだ。
(塙宣之)結構厳しいんだ。やっぱりドッキリとかやっていた人だからね。厳しいんだよ(笑)。どっきりカメラだと思っているんだから。で、左さんはお葬式のCMやっていた人だから。結構2人とも、ロックかかっていたんだな。
(出水麻衣)その時、綾菜さんは好意はすでに持ってらっしゃったんですか?
(加藤綾菜)カトちゃんのこと、いいと思っていました。「素敵だな」って。
(土屋伸之)へー。じゃなきゃ、朝の5時に行かないですよね。
(塙宣之)こんな経験、言える人いないよね。すごいよ。で、加藤茶さんもさ、なんでその3人の時に呼んだの? 別に1人の時にゆっくりデートしようって……毎回、そういう風にやっているんだ。
(加藤綾菜)1回、カトちゃんが「映画に行こう」って言ってくれた時があって。「絶対にとん平も来ないから」って言われて。
(土屋伸之)フハハハハハハハッ!
はじめての2人きりの映画デート
(加藤綾菜)「ええっ?」って。その時はもう出会ってから3ヶ月ぐらいたっていたんで、「やっと2人になれる!」って思ったんですよ。
(出水麻衣)3ヶ月間、2人になれなかったんですか?
(加藤綾菜)1回もなっていないです。
(土屋伸之)毎回、左とん平さんが来るの?
(加藤綾菜)もう絶対に左とん平さんはいます! たまに小野さんが来るっていう感じだったんですよ。
(一同)フハハハハハハハッ!
(塙宣之)だから麻雀の流れなんでしょう?
(加藤綾菜)そうです。麻雀を毎日やっていたんです。
(塙宣之)麻雀が終わったらもう帰れよ! なんでロイホで余韻を楽しんでるんだよ!
(土屋伸之)居酒屋も遅くまでやっていたから。いつもデートするってなったらその時間しかないんだ。
(加藤綾菜)そうですね。
(出水麻衣)で、その映画の時は2人?
(加藤綾菜)映画の時は2人っきりで。「なんの映画を見るの?」「戦争映画だよ」って言われたんですよ。「ああ、そうか……まあ、カトちゃんそういうの好きなのかな?」って思って映画に行って。予告が始まって本編が始まる時に、とん平さんがポップコーン食べながら入ってきたんですよ(笑)。
(土屋伸之)フハハハハハハハッ! ええっ、来ないって言っていたじゃない?
(塙宣之)また来ちゃったよ(笑)。
(加藤綾菜)とん平さんが「見たかった」って言っていた映画をカトちゃんが約束していて。で、たぶん私を呼んだんですよ。
(塙宣之)なんなんだよ、それ。もう。
(加藤綾菜)結局20分ぐらいしか2人ですごせなかったんですよ。
(塙宣之)いやいや、「すごせなかった」っていうのもおかしいし……。なんで邪魔する人が左とん平さんなんだよ(笑)。
(出水麻衣)じゃあ、半年後にとん平さんからゴーサインが出たという理解でよろしいですか?
(加藤綾菜)そうですね。3月1日、カトちゃんの誕生日がちょうど半年ぐらいたった時だったんですけども。ホテルオークラのバーで2人ではじめて飲んだんですよ。
(土屋伸之)それはちゃんと2人きりで?
加藤茶の誕生日
(加藤綾菜)で、私まだカトちゃんに誕生日プレゼントも何も買っていなくて。「急だったんで」って言ったら、「いや、君と交際できればプレゼントはいらないから」って言われたんですよ。で、「うわっ、うれしい!」って思ってはじめてチュッとやったんですよ。
(土屋伸之)おおっ!
(加藤綾菜)チューしたんですよ。そしたら、なぜかそのタイミングで店員さんからフルーツ盛りが出てきたんですよ。「おめでとうございます!」みたいな感じで。そしたら、左とん平さんと小野さんがフルーツ盛りを持って……。
(出水麻衣)ええーっ!?
(塙宣之)なんでそんなかならず出てくるんだよ……。
(加藤綾菜)一緒に出てきて。で、はじめてそこで交際を認めてもらえたんですよ(笑)。
(塙宣之)だからなんでその2人に?
(土屋伸之)身内でもなんでもないだろうよ(笑)。そこにも来たんだ!
(加藤綾菜)いや、待機していたんですよ。
(出水麻衣)見ていたんですか?
(加藤綾菜)見ていました。
(塙宣之)それはどういう感じで見ているの? やっぱり「あいつ、まだ怪しいぞ」って感じで見ているんだ?
(加藤綾菜)そうですね。はい。
(土屋伸之)いやいや、半年間もずっと?
(加藤綾菜)そうです。で、はじめてそこで。
(塙宣之)でも、最終的には仲良くなったんでしょう? 小野ヤスシさんも左とん平さんも。
(加藤綾菜)仲良くなりました。はじめはすごく試練で、辛かったんですよ。
(土屋伸之)結構厳しかったの?
(加藤綾菜)厳しいっていうか、あまり話が盛り上がらないっていうか……。
(塙宣之)だいたいさ、45歳上の人と話は合わないでしょう? なにを話すの?
(加藤綾菜)いちばんはじめ、小野さんが「何を飲む? 顔、赤くなる?」って言われて。「あ、赤くなります」って言ったら「じゃあ赤ワインじゃなくて白ワインだね」って言われたんですよ。「えっ? 意味がわからない……」って思って。そしたらとん平さんが大爆笑したんですよ。オヤジギャグなんですけどとん平さんが大爆笑して。めっちゃ3人で盛り上がっているんですよ。「ああ、これはたぶんダメだな……」って思ったんですけども。
(土屋伸之)フハハハハハハハッ! その瞬間にね(笑)。
(加藤綾菜)と、思ったんですけども少しずつ距離を縮めて。
(土屋伸之)よくそこの3人に溶け込めたね。
(塙宣之)俺らでさえ、小野ヤスシさんと左とん平さん、会ったことなかったからね。
(土屋伸之)その時、ずっと茶さんはどう思っていたの? 茶さんだって綾菜さんと2人きりになりたいわけでしょう? なんなの? この2人にはいてほしいっていう感じだったのかな?
「やっぱりいちばんはとん平とヤスシだ」
(加藤綾菜)「綾菜のことは好きだけど、やっぱりいちばんはとん平とヤスシだ」っていう風に言っていたんですよ。
(塙宣之)仲間をすごい大切にするんだ。
(加藤綾菜)そうなんですよ。
(土屋伸之)そこに受け入れてもらわないと。
(塙宣之)そこはブーさんと工事さんじゃないんだね。
(加藤綾菜)そうですね(笑)。
(土屋伸之)仕事と遊びの仲間と……っていう感じなんだね。
(塙宣之)最高に面白えな、それ。
(出水麻衣)綾菜さんにとっての「この方、素敵!」ってなった決め手はなんだったんですか?
(加藤綾菜)でも、いちばんはじめの時に「素敵だ」って思ったんですけど。あんまりカトちゃん、プライベートはあんまり面白くはないんですよ。あんまり明るい感じじゃないんですけど、落ち着いていてすごく誠実なんですよ。あと、すごく優しいんです。
(塙宣之)でも、そこにって言うけども、わからないけどドリフとか見ていない世代でしょう?
(加藤綾菜)見てないです。
(塙宣之)だから、そこしか知らないじゃない? 「あっ、加藤茶だ!」みたいにはならなかったっていうことでしょう?
(土屋伸之)要するに、俺らが思う出会いとは違うよね。顔がタイプみたいなことでしょ?
(加藤綾菜)顔も結構タイプだったんですよ。
(塙宣之)すごいのが、この前に話していたのが、お母さんのお腹の中にいる時に……?
(加藤綾菜)そうですね。私がお母さんのお腹の中にいる時に、お母さんがドリフを見ていたらカトちゃんが出てきた時に私がお腹を蹴ったっていうことをお母さん、母子手帳に書いていたんですよ。
(土屋伸之)胎児の時に?
(加藤綾菜)胎児の時から好きだったみたいで。
(土屋伸之)母子手帳のところにお母さんがそう書いていたんだね。
(加藤綾菜)結婚式の時に写真を探していて見つかって。「うわっ、すごい!」って。もう鳥肌が立って。カトちゃんも「うわーっ!」って言っていました。
(出水麻衣)ご両親も加藤茶さんを連れて行った時に「ああ、やっぱりね」みたいなところはあったんですかね?
(塙宣之)そんなわけねえだろ!
(土屋伸之)「ああ、あの時に蹴っていたから」とはならないでしょ(笑)。
(塙宣之)45歳上ですよ。俺が黒柳徹子さんを連れて行くのと同じですよ。
(土屋伸之)それ、ネタでやっているからね。俺ら、ネタでさんざんやらせてもらっているから。
(塙宣之)親ははじめ、なんて言っていたの?
(加藤綾菜)はじめはカトちゃんのこと大ファンなんで。「ああ、いいんじゃん?」みたいな感じだったんですけども。親には言わず入籍して。で、「カトちゃんと入籍したよ」って言ったらすごい喜んでいて。「結婚すると思っていたから」って。
(塙宣之)びっくりはしなかったの? 「はあ? 加藤茶?」って。
(加藤綾菜)全然。「カトちゃんのために生きる人生なんて最高じゃん!」みたいに言ってくれたんですよ。
(土屋伸之)飲み込み、早すぎるでしょう?(笑)。
(加藤綾菜)いや、飲み込み早すぎて。はい。
<書き起こしおわり>