Oronoと田中宗一郎 海外に出るべき理由と英語の習得法を語る

Oronoと田中宗一郎 音楽評論家という仕事を語る Inter FM

音楽評論家の田中宗一郎さんがInterFM『Oh Wow, Very Cool!』に出演。SuperorganismのOronoさんと海外に出るべき理由や英語の身につけ方などを話していました。

(Orono)今週も音楽評論家の田中宗一郎さんと熱い話をしていきたいと思います! まずはいつもの曲。Superorganism『Sprorgnsm』。

(Orono)今週もよろしくお願いします。

(田中宗一郎)よろしくお願いします。田中宗一郎です。

(Orono)さっき、なんの話をしたんだっけ?

(田中宗一郎)なんの話だったっけ? レディオヘッドの話をしたんだよね?

(Orono)そう。がんばらなくちゃいけないんだよ。でも、がんばりたくないんだ。

(田中宗一郎)まあ、がんばりたくないねー。でもさ、なんか俺もがんばるの、全く嫌いなんだけど。できれば1日中、猫と遊んでたいんだけど。でもなんか物を書き出したりとか、物を作り出したりとか。何かを読み出したりとか聞き出したりすると、やらなくてもいいぐらいに夢中になったりしない?

(Orono)うん、する。でも、「がんばり」だとは思わない。「がんばる=やりたくないことをやる」っていう認識になっているから。だから、そういうラジオやるのも全然もう「がんばる」とか「仕事」とかって思っていない。仕事っていうのはもう死ぬほどツアーをやったりとか、クソつまんなインタビューを1日中やったりとか。それが仕事なの。だから音楽は全然仕事だと思っていない。けど、それと同時に音楽で今後もいろいろやっていきたい。だからもう、頭の中でめっちゃコンフリクトになっちゃう(笑)。

(田中宗一郎)まあでも、ひたすら作ればいいよ。だって作るの楽しいじゃん?

(Orono)作るの楽しい……そうなんだよなー。でも、その音楽をやっていて仕事の部分が辛すぎるし、忙しすぎて、その作ることに対しての愛を忘れていっちゃうというか。もう常にツアーしているとか。自分は別に、特にライブとかそんなにアートだと思ってないから。でも、もうツアーをめっちゃやったから、「スーパーオーガニズムはライブがすごいんだ」みたいな……やってて楽しい時もあるけど。こっち的にはもう仕事としてしか見てないから、どうすればいいんだ? みたいな。フフフ(笑)。

(田中宗一郎)ひたすら作ることだね。あとさ、怒る瞬間とか、ある?

(Orono)いつ? どういうこと?

(田中宗一郎)俺、結構ね、バカだなと思うんだけど。気がつくと世界平和について考えている時があるわけ。で、世の中を明らかに世界平和から遠ざけるようなことって大中小いろいろ山ほどあるじゃん? 街を見ててもメディアを通してでもソーシャルでもなんでもいいんだけど、これは明らかにそれを後退させてるみたいなことってたくさんあるじゃん? すると俺、それに怒りだすんだよ。

で、その怒りが「だったらどうする?」みたいな発想になるのね。で、自分が何かやったところで、こんなちっぽけな人間1人が何かをやったところで何も変わらないのもわかってるんだけど。でも、それでなんかそこの怒り……「これ、どうにかしないと!」みたいなところが普段の仕事と全然別のところでモチベーションに火をつけるところがあるんだよね。バカだなって。ヒロイックになってるんだけど。明らかに。でもそれを使う時、あるかな?

(Orono)なんかクリエイティブなことには向けない。そういう怒りは。なぜか。

(田中宗一郎)そうなんだよね。食い合わせは悪いんだよね。

(Orono)でも、いちばんそういう怒りとかを見せるのはラジオとかインタビューとかだと。けどいま、その怒りの話をしてて思い出したのが、日本に住んでて……13歳、14歳の時とかは本当に怒りしか感じてなかった。怒りと不満だけだった。けど、変えたくても何もできない。それがもう悲しすぎて、逃げた。変えられると思う? そういう希望はある?

(田中宗一郎)ないね(笑)。

(Orono)ないの?

(田中宗一郎)「ない」とか若い子が聞いてるラジオで言っちゃいけないね。

(Orono)いやいや、いいんだよ。だから、これ聞いてるやつで本当、1人でも日本から出ていくようなプッシュになれば、それでいいと思う。

(田中宗一郎)俺はもう年齢がさ、オロノのオヤジさんよりも年上じゃん? すると、あとは30年、40年残ってるかどうかわかんないわけ。その30年、40年の間に抜本的に日本がよくなることはないと思っているわけ。

(Orono)ないよ。

(田中宗一郎)やっぱりいまの日本を見てると、いろんなメカニズム、システムが目詰まりしているっていうか、おかしくなってるんだけど。それをそのままにさせているのって世の中の人の意識の低さだったりするじゃん?

(Orono)っていうか日本人は不満を感じていないんだと思う。

(田中宗一郎)そうなんだよね。割とね。

(Orono)だってこれ以外、このシチュエーション以外のパターンとか他のシチュエーションっていうのをわかっていないから。どんなに日本が社会的に遅れてるかっていうのをわかってないの。それにもう中学生ぐらいで気づいて、ショックで。それでなんか毎日、みんな普通の顔してさ、学校来てさ、平気に生きてるなって思って。辛すぎて。一緒に生活するのが。で、もう日本をやめた。

中学生の時に日本を出た

(田中宗一郎)そうだよね。でもだから、いろんなことを考えなくても構わない人にとっては住みやすいのよ。でも、なにかいろんなことに気がついちゃうとかセンシティブな人にとってはキツい国なんだと思う。

(Orono)超キツいよ。でも、そのキツい人たちが逃げられる場所がなかなかないじゃん? それが嫌なの。それがかわいそうなの。だから自分がその日本で何か、社会に貢献するようなことをやるとしたら、そういう海外に逃げられるようなオポチュニティーを作るような団体みたいなのがやりたい。

(田中宗一郎)うんうん。

(Orono)けど、そんな金ないから。それをなんらかのビジネスにしないとできないじゃん? だから、やりたいんだけど、どうすればいいかまだわかんない。

(田中宗一郎)うんうん。しかもまた、でもヨーロッパもさ、アメリカもさ、みんな内向きになってるわけじゃん。で、経済圏もなるべく絞って関税率を上げて……みたいなことになってくるから。海外に行くんだったらいまなんだよね。

(Orono)うん! でもさ、みんな英語を話せないじゃん? だからいま、いますぐ勉強を……っていうかね、それでこれを聞いてて、なんかリスナーとかからメッセージが来るんだけど。「英語の勉強、どうすればいいですか?」っていうのが多いの。

(田中宗一郎)フフフ(笑)。

(Orono)あのね、勉強しなくていいと思う。勉強じゃなくて……っていうか、もうはっきり言って「『勉強したいです』って言ってる時点でお前はもう遅い」って思っている。けど、そういう意思はあるから、また助けてあげましょうと。もう単語を覚えるの、いますぐやめて。あのね、めっちゃ長いテレビシリーズを何度も何度も繰り返し見て……というか、見てれば勝手に身に付くから、わざわざ勉強とかしなくていいと思う。

(田中宗一郎)そうなんだよね。

長いテレビシリーズを繰り返し見て英語を学ぶ

(Orono)でも日本人はそれをわかってないの。なんかもう全部暗記みたいな勉強の仕方に慣れちゃっているから。

(田中宗一郎)あとは1人、友達を作れば早いしね。

(Orono)そう! そうそうそう。

(田中宗一郎)なおかつ、その相手が自分が好きな子だったりするとさ、話す必然が出てくるじゃん?

(Orono)そうそうそう! だから英語話せる好きな人をいますぐ探そう。そうしよう! そうだ。それが解決策だ!

(田中宗一郎)アハハハハハハッ!

<書き起こしおわり>

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