PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中ではじめてのイギリス・ロンドン滞在について話していました。
ロンドンにて、 PUNPEE『MODERN TIMES』のジャケットのアートワークを手がけてくれたSam Gilbeyと会いました。
We just met Sam Gilbey who designed PUNPEE's 1st Album ''MODERN TIMES'' cover art work in London. pic.twitter.com/IhITLDvxCl
— SUMMIT (@SUMMIT_info) August 28, 2019
(PUNPEE)お送りしたのはマイク・スキナー、ザ・ストリーツで『Has It Come to This?』でした。イギリスのラッパーの方っすね。
UKガラージとかが結構ワーッてなっていた時に自分もこれを聞いて「なんだ、これ!」ってなった記憶があります。ラップなんだけどラップじゃないみたいな感じの印象を受けた、2002年に出たアルバムなんですけど。そこからかけさせていただきました。はい。なんでかけたかっていうと、Twitterでも言ったんですけどもイングランドにいま、来てて。説明すると、この前サンフランシスコに行った時みたいにYouTubeのミーティングでまた今回、お招きいただいて。
初めてなんですけど。イングランドは。ダーマスとSUMMITの面々で今回も来ていて。一昨日ぐらいに着いたっすね。18時間ぐらい? 香港で1回と乗り継いで。4時間ぐらいで香港まで行って、そっから3時間ぐらい待って、そこから12時間という感じで来させていただきました。
それで来て最初にダーマスがビアパブ、ビールのパブみたいなところ。なんか「イギリス!」っていう自分たちの中の固定概念かもしれないですけど。そこに行きたいって探してたんですけど、結構閉まっていて。そんで、「プールバー」みたいに書いてあって人が並んでいたから、「じゃあここに行こう」ってなって行ってみたら、普通のクラブだったんすよね。スカラっていう場所で。
IDとか体もヤバいものを持っていないかってチェックされて。それで入ったら、もうほぼ黒人の方ばっかりなんですよね。アジア人、たぶん自分とダーマスぐらいしかいなくて。白人の方もあんまりいないぐらいで。しかも、かかっている音楽がすげえ早いレゲトンなんですよ。「ドンツタ、ドッタッ、ドンツタ、ドッタッ♪」みたいな感じで。もうみんなすごい「ウワーッ!」ってなっていて。自分たちもはじめてロンドンに来たし。これは酒を飲まないとヤバいぞってなって、お酒を飲んで。結構端の方で社会見学的な感じで1日目の夜を過ごして。
で、結構飛行機の気圧でやられたのか、わかんないですけど。酒の回りがすごい早くて。あと、ロンドンのそのジョッキというかがデカくて。いまのところ行ったところがたまたまそうだっただけかもしれないですけども、結構酔っ払って。それで次の日起きて、昨日はスタンリー・キューブリック展がたまたまやっていて。そこに行って、自分のいろいろなアートワークとかをやってくれているTSUNEさんが監修した実物大のHAL9000を持っていって。そしたら結構普通にサイズとかもほとんどそのままで。それを並べて写真を撮ったりとかして、いろいろと回らせていただきました。
Tsuneさん監修したHALバッグ、ほぼサイズ同じだった。キューブリックミュージアム。シャイニングの双子の服とかアポロのセーターとかオリジナルで残ってた。P pic.twitter.com/wshgKclEIm
— PUNPEE (@PUNPEE) August 29, 2019
で、一昨日の夜にバーに行った時、イタリアから来たって言っていたのかな? ある人に話しかけられて。「お前ら、日本人だよな?」「ああ、はい」「いやー、日本の文化は超最高だよ!」って。日本のカルチャーを好きな方で。サンフランシスコでも侍が好きな人が話しかけてきたんですけど。「黒澤監督の映画とか好きなんだよ!」って。それで話しかけてきて。「アニメも超最高だし、ラーメンも最高!」って。ラーメンからその方は日本のカルチャーに入ったらしく。
それで「お前は何だ? 有名なのか?」って言われて。「なんかいろいろ音楽みたいなことで日本では食わせてもらっております」みたいな感じで言っていたら、「お前の曲を教えろ。Spotifyを教えろ」って言われて。それをもう普通にイギリスの方々がいるお店、パブで大音量で流されて(笑)。しかも自分のオリジナルバージョンじゃなくて、コメンタリーバージョンをかけ始めて、なんかラジオが流れているみたいになって。「いや、これは違う。オリジナルの方をかけてほしい」みたいな感じで。
ロンドンのパブでPUNPEE曲が流れる
で、ISSUGIくんがやっている『Pride』だったりとか。その後にボイラールームで日本のヒップホップだけでやったセットがあるんですけども。それをかけてもらって。「ああ、これはたしかに名刺代わりとしてかけられるな」って。
QNくんとかがイギリスのパブで流れながら、イギリスの方々が酒を飲んでいるっていう結構謎なシチュエーションを楽しんでまいりました。
イングランドにてかかるPride.P pic.twitter.com/vuu5uuEXEb
— PUNPEE (@PUNPEE) August 27, 2019
で、なんか「これ、自分がやっているよ」っていうのを説明する時に「あっ!」って思いついたのが『キングダムハーツ 2.8』のリミックス……「オープニングの『光』の『Simple and Clean』のリミックスをやっているよ」って言ったらなんかもう「マジか!」を通り越して「はー……」みたいな。結構ため息をついているみたいな。「お前はなんなんだ?」みたいな感じで。
「いや、たまたま宇多田さんのリミックスをやることになっただけで、自分は裏方でやってるだけだよ」みたいな。あとこれ、そういえば俺、日本で全くしゃべってなかったけど。たまたまの告知とかも忘れちゃってたんですけど……「ファンタのCMで、そういえばのワンピースのラップバージョンのラップ監修したな」っていうのを思い出して。「そういえば俺、ルフィにラップを昔、教えたよ。1回」って言ったら「ええっ?」ってなって。「ルフィとチョッパーの声優の方に教えたことあるの、それYouTubeで見るよ」って言ったら、またため息ついて。「はー……」ってなって。
ファンタCMでチョッパーとルフィのラップを監修
菅田将暉くんにファンタのCMでラップ監修をした流れで、それをやることになってたから。結構その時、忙しくて告知するのを忘れていて。でもやっぱり、なんか海外に行くたびに日本のその『AKIRA』だったりとかアニメの……そのサムも「ジブリ大好き」って言ってたし。影響のデカさを結構感じかなっていうことありました。
なので、そんな感じで引き続き、明日ぐらいに帰ります。その後、大阪の舞洲でCRCUS × CIRCUSのライブをさせていただくので、近郊の方ぜひよろしくお願いします。あと中国も上海と深セン、9月6日、7日で行くので、よかったらよろしくお願いいたします。はい。ここでアニメ関連で『とびきりZENKAIパワー!』のカバーを昔、勝手に趣味で作ったやつをかけようと思ったんですけど。ファイルを忘れてしまったので、どうしよう……なんでもいいや!ってなった時に「Whatever」っていう言葉が思いついたので。Oasisの、最後はイギリスということで『Whatever』をかけて終わろうと思います。
というわけで『SOFA KING FRIDAY』、75回目はイングランドのロンドンよりお送りさせていただきました。次回も適当によろしくお願いします。さよなら、さよなら、さよなら……。
Oasis『Whatever』
<書き起こしおわり>