オードリー若林と佐久間宣行 テレビの「エセ受け身」を語る

オードリー若林 佐久間宣行のトークスキルを語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

オードリーの若林さんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとテレビで求められる「エセ受け身」のめんどくささについて話していました。

(佐久間宣行)俺、あれを見たんですよ。若林くんとのLINEをずっと見返していたら俺、2017年の夏ぐらいに「おじさんになってラジオが面白くなってきたね」って。

(若林正恭)ああー、それは俺も覚えています。うん。

(佐久間宣行)オードリーのラジオっておじさんになってまた面白くなったよね?

(若林正恭)それ、高田先生も言っていて。「始まって4年間ぐらい全然面白くなかった」って(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(若林正恭)なんかたぶん、春日は変わっていないんですよね。

(佐久間宣行)それは若林が変わったのか。

(若林正恭)俺はなんかいろいろとめんどくさくなってきたんですよね。

(佐久間宣行)ああ、いろんなことを気にしすぎるのが?

(若林正恭)気にしすぎて。で、結局どうにもならなくて。で、テレビに出て何年かは「こう思われたい」とか「こういうキャラで行きたい」っていうのがあったんですけど、それもどうでもよくなってきて。

(佐久間宣行)フフフ、それが逆にラジオに出てくるようになったのか。

(若林正恭)なったのかもしれないですね。

(佐久間宣行)なるほど。

(中略)

(佐久間宣行)(メールを読む)「若林さんの友達に立候補します。若林さんは1人でバスケをするということですが、僕もたまに夜の公園でスクワット100回とシャドーボクシング3分を5セットするのが日課です。若林さんと一緒に公園で体を動かしたいです。よろしくお願いします」。

(若林正恭)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)あれさ、俺もまだちょっとわからないんだけども。どのきっかけでバスケ始めたの?

深夜の公園でのバスケ練習

(若林正恭)いや、だから一人旅でアメリカに行った時にNBAを見たんですよ。それでスリーポイントを打ちたいなって思って。

(佐久間宣行)フフフ(笑)。

(若林正恭)だから、俺は天然なんですよ。なのでいじられても天然すぎてわからないんですよ。で、俺はスリーポイントを打ちたいっていうのがあるじゃないですか。そしたら、ボールを買いに行くじゃないですか。それでバスケットシューズも買うじゃないですか。そしたら公園に行って打つじゃないですか。そういう流れでやっているから。深夜に。だからそれを「なに? 大丈夫か?」って言われても、よくわかんないんですよ。受け身の取り方が。ヤバすぎて(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(若林正恭)で、どのぐらいヤバいかわからないから、どのぐらいのリアクションをしていいかわからなくて。「ちょっとちょっとー!」みたいになっちゃうんですよ。

(佐久間宣行)いや、なんて言ったらいいんだろう? いろんなパターンがあるじゃない? ヤバくなる人の「これにハマったらヤバい」っていうの。そのどれでもないから怖いのよ(笑)。深夜のバスケが。

(若林正恭)ああ、そうなんですか?

(佐久間宣行)「これにハマったらヤバいな」「ゴルフにハマるのはまあ、わかる」とか。そのどこでもない箱なのよ。「深夜の公園でスリーポイントシュートを打ちたい」は。

(若林正恭)ああ、そうなんですか? テレビだったら「ヤバいかなあ?」みたいなエセ受け身みたいなのができるんですけども。本当はヤバさがよくわからないんですよ。

(佐久間宣行)「エセ受け身」って言うんじゃないよ! フハハハハハハッ!

(若林正恭)エセ受け身を取らないと、テレビって終わらないじゃないですか。

(佐久間宣行)テレビってエセ受け身取らないと終わらないんだよね。

(若林正恭)あれが面倒くさいんですよ。もうここ1、2年。

(佐久間宣行)わかる。エセ受け身の番組はもうやりたくないよね。

エセ受け身の番組はもうやりたくない

(若林正恭)やりたくない! エセ受け身を取らせりゃいいと思って……。

(佐久間宣行)俺もエセ受け身を取らせるような番組はもうやらない!

(若林正恭)フハハハハハハッ! 連れて行くからね。佐久間さんは首根っこを掴んで。「こいつ、闇を持っているらしいんすよ!」って(笑)。

(佐久間宣行)若手芸人さんとかをそういういじり方はしたくないんだけど、いじらないと落ちない時にいちばん悩む。

(若林正恭)だけど、若い時は愛ですよ。あれで出て、先輩たちと絡めるんですもん。

(佐久間宣行)だからいま、いちばん悩んでいるのは宮下草薙の宮下。宮下草薙は俺はコンビで出そうって決めているのね。ピンで使わないで。

(若林正恭)それはなんか、見ていてわかります。

(佐久間宣行)俺は極力コンビで使おうっていう派だから。それでコンビで出すじゃん? そしたら宮下がそうなると毎回、なんかわからないけどこわばった感じになっちゃうと、そのままなにか生まれないけどもそういう時にはくさして終わるしかないのよ。

(若林正恭)はいはいはい。

(佐久間宣行)でも、「うーん、古いな」っていう気持ちはあるのよ。

(若林正恭)いやいや、ちょっと俺が言うのもなんですけども。宮下くんはいま、絶対にそれをやんなきゃダメですよ(笑)。それはもう、愛でしかないですよ。制作と他の演者さんの愛でしかないんですよ。その落とし方は。

(佐久間宣行)そうそう。そうなんだよ。でもさ、これはゴッドタンのチームでもしょっちゅう悩むんだけどさ。落とし方として「相方よりできない」っていう落とし方は本当はもうつまらないからやりたくないんだけど。あと、俺たちは「コンビ仲が悪い」とかっていうのはもう面倒くさいからやりたくないのよ。

(若林正恭)ああ、はいはい(笑)。そんな「面倒くさいから」って……でも、宮下くんはいま、まさにですよね。あの面白さがすっごい出ている時期じゃないですか。

(佐久間宣行)あの面白さがもうちょっとずつ出るからね。みたいな話とかをよくするよ。いま。

(若林正恭)ああ、そうっすか。やっぱりそうなんだ。

(佐久間宣行)だからEXITとかは楽だった。もう結構コンビで意志があるから。

(若林正恭)そうですね。パチッとしてますもんね。やることもね。

(佐久間宣行)そうそうそう。愛知県の方。「こんばんは。本日のゲストの若様ですが、ここ数日自身のInstagramのストーリーにて自作のポエムを投稿しております。そのへんの心境などもおうかがいしたいです」。これはでも、あれだよね? エッセイを書くところがないからでしょう?

(若林正恭)そうなんですよ。だからなんか、まあラジオってこういういじりで受け身を取ると思うなよ?って思いますよね。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ! 俺もね、「自作のポエム」ぐらいの若林の顔で「はいはいはい、こいつはもう受け身を取らねえぞ」って思ったから先に言ったの(笑)。

(若林正恭)いやいや、取ってやってもいいけど、取るならテレビ局でやってよっていう。テレビなら受け身取ってやるよ! 「ポエムをやっている」って(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(若林正恭)でも、有楽町じゃ取らねえよ!っていう(笑)。

(佐久間宣行)酔っ払ってんのか、お前?(笑)。わかるわかる、そうだよね。

<書き起こしおわり>

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