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星野源『よみがえる変態』文庫化とタイトル表記変更を語る

星野源『よみがえる変態』文庫化とタイトル表記変更を語る 星野源のオールナイトニッポン
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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で著書『よみがえる変態』の文庫化とタイトル表記変更について話していました。

(星野源)まず1個目。ちょっと宣伝ではございますが、星野源エッセイ集『よみがえる変態』の文庫版が9月3日に発売することが決定しました。イエイ! ええとですね、2014年にまず出たエッセイ集でございます。元々は『GINZA』という雑誌で連載してて、その連載開始は2011年の頭だったと思うんですけど。そこから2年間連載して、その後に僕がくも膜下出血で倒れちゃって。その後の闘病の様子とかをですね、書き下ろした文章とかも載っております。で、そのだいたい2011年から3年間ぐらいを記録したエッセイ集でございます。

メールが来ました。東京都の方。「『よみがえる変態』、文庫化決定おめでとうございます。文筆家・星野源としての作品の中で特に大好きな本で何度も繰り返し読んでいます。私の年下の従兄弟も源さんのファンなのですが以前、本屋さんで『題名、なんて読むの?』と聞かれたことがありました。周りにたくさんの人がいる中で『よみがえるへんたい』だよと教えてあげるのは恥ずかしいような面白いような不思議な気持ちになった思い出があります。文庫化にあたり題名がひらがなになったのはどのような経緯があるのでしょうか?」。

ええとですね、元々あの「蘇る」が漢字だったんですね。『蘇る変態』だったんですけども。

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『蘇る金狼』っていう作品がありまして。松田優作さん主演の映画。それのパロディーだったんですけど、改めて見て誰にも伝わってないっていう。フハハハハハハッ!

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わかりづらい『蘇る金狼』パロディー

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でも本当にね、発売してちょっと経ったぐらいで「俺は何で『蘇る変態』というタイトルの……?」って。製作の時の感じもちょっとね、「普段慣れない言葉だし、ひらがなにしません?」って言われて「いや! 僕は漢字が良いんです!」って言ってた自分が本当に疑問です。なんで俺はあの時に「それじゃあひらがなにしましょう」って言わなかったのか。

作中でその映画っていうか作品と何か関連となる言葉があればいいんだけど、ひとつもないんで。あの……(笑)、俺はなぜその『蘇る金狼』へのこだわりをそこで見せてしまったのかがいまでも全く分かりません。なので、読みやすいという方に……文庫になるので変えられるとのことだったんで、いちばん最初に言ったのは「タイトルを変えたいです」という、そこでした。

ただね、「変態」というところは別に変えなくてもいいかと思ったんで。ひらがなに開いて『よみがえる変態』という形にしました。なんで、深い意味はないっていうね(笑)。札幌の方。「文庫化決定、おめでとうございます。もちろん大きい方も持っていますが、源さんが新たにあとがきを書かれたということで、文庫版も購入したいと思います。

私は大学の看護学科に通う4年生で、来年には看護師になります。『よみがえる変態』を何度も読んでいると患者さんは医療者の働きかけによってはこういう風に感じているんだと知ることができ、こういうところに気をつけて働こうなどというような、とても勉強になっています。文庫本を持ち歩き、繰り返し読んで理解を深めながら来年以降、働いていきたいと思います」。ありがとうございます。

そうですね。闘病のところがちょっと、割と丁寧に書かれてはいるんで。とは言え、相当偏ってます。書き方としてはくだらないことをいっぱい入れてるので。なので、いわゆる患者の方がみんなこんな風に思っているかっていうのは全く違うので。僕はちょっと特殊な例と思っていただければという感じではあるんですけども。そうですね。そんな感じで日々あったこととか、仕事のこととか。あとはそのちょっと倒れた後のこととかをいろいろと細かく書いてはいるんですが。

改めてその文庫化になるってことで読み直してみたんですけど、何て言えばいいんですかね? ちょっといろんな……なんて言えばいいんだろうな? 結構リアリティーのある感じで記録されてるっていうか。僕が自分を追い詰めてですね、めちゃくちゃ追い詰めていって追い詰めていって最終的に倒れるっていうところがですね、どんどん文章に余裕がなくなっていって切羽詰まっていって。ちょっとどんどんおかしくなっていくっていう。なんかその感じが、当時は「面白く書こう」と思って書いてたんだけど、なんかいま改めて見ると「ああ、おかしくなってきてる」っていうのを客観的に改めて思いました。

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明るい歌を作ろうと必死だった

で、文庫のあとがきにも書いたんですけど。あとリリースとかにもちょっと出てましたけど。なんかね、別人みたいなんですよ。僕じゃないみたいな。自分で読むと。でも、彼がですね、非常に頑張って生きてですね、もがいてですね、自分の殻を破ろうとして。特に中で出てくるのがその時の僕って明るい歌を作りたくて必死なんですよ。

で、いま僕は明るい歌が多いじゃないですか。で、もしかしたら世間からは「明るい歌を歌う人」って思われてるけど、あの時は本当に毎日、本当に泣きながら、自分をボコボコ殴りながら明るい曲を作ろうと思って書いていて。そういうのも記録されてるんですけど。

そういうところが出てきて「うわあ」って思って。だから本当に必死にあの人が、昔の僕が頑張ってですね、僕にバトンを渡してくれたんだなっていうのを改めて思いました。なので、ぜひ文庫も見ていただきたいと思います。

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いろいろですね、ちょっともう本当に8年前に書いたような文章なんで、相当昔なんでですね、ちょっと語尾とか若干調整はしましたけれど。あまり変わらない内容なんでぜひ、みなさん記録として見ていただければと思います。よろしくお願いします。

<書き起こしおわり>

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