オークラさんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとコントライブ中心のお笑いビジネスモデルについて話していました。
(佐久間宣行)続いて……(メールを読む)「かもめんたるや東京03みたいなテレビにはあまり出ないけどコントライブで人を集めるみたいなビジネスモデルは今後成功すると思いますか?」。
(オークラ)そうですね。でも、成功させなきゃダメなんじゃないかなと思いますけどね。
(佐久間宣行)そうだよね。もう、どの世界もさ、テレビだけじゃなくて。音楽とかもみんな、ライブビジネスになっているもんね。
(オークラ)そうですね。
どの世界もライブビジネス化している
(佐久間宣行)で、オークラさんも日テレとかで舞台ありきのコントドラマとか始めているもんね。でも、ああいうのが結構うまくいっているんだって。だからそうすると、やっぱりテレビの視聴者層が結構年齢が上がっているから、そこに合わせた笑いをやっている人たちだけじゃないからさ。そういう人たちも食っていけるように、やっぱりコントライブを……あとはYouTubeか。それで食っていけるようになるようにビジネスモデルを俺たちも構築しなきゃいけないなって思うよね。
(オークラ)そうですね。芸人世界が変わるってそういうことなんじゃないかなと思いますけどね。なんて言ったらいいか……いまのフォーマットで売れるんじゃなくて、いまのフォーマットに当てはまらない面白い人たちってゴロゴロいるわけじゃないですか。
(佐久間宣行)いるいるいる。
(オークラ)その人たちにどうやってメシをちゃんと食わせるのかっていうのをみんなでちゃんと考えていかなくちゃなっていうのは思いますけどね。
(佐久間宣行)だってオークラさんは東京03、第二回の単独ライブ。もう10何年前の第二回の単独ライブに俺を呼んだの。「佐久間さんに絶対に見てほしいトリオがいるから見てくれ」って言われてエコー劇場かなんかに見に行って。めちゃくちゃ面白かったんだけどその後に飲んだ時、「俺はこの人たちがテレビで成功するとは思えない」って……(笑)。
(オークラ)フハハハハハハッ!
(佐久間宣行)「……でも、この人たちが食っていけるようにしたいんだ」って言われたんだよ。そしていま、1万人の動員でしょう?
(オークラ)いや、3万人です(笑)。
(佐久間宣行)3万人!(笑)。
(オークラ)ありがとうございます(笑)。
(佐久間宣行)いや、知っていて言ったんだよ。フハハハハハハッ!
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(オークラ)東京03ライブのギャラ、めちゃめちゃいい(笑)。
(佐久間宣行)ああ、もうね。昔は全然もらえなかったのよ。
(オークラ)そうなってきているんですよ。
(佐久間宣行)そうなってきてる。だって俺も、だからそのオークラさんの意図を感じて、俺も『ウレロ☆未確認少女』の企画書、最初は「コント・オブ・東京」っていう企画タイトルだったのよ。東京03がやる夜の東京のシチュエーションコメディー。それが1個も通らなくて。で、「ああ、そういえばこういうの、バカリズムとか劇団ひとりもやりたいって言っていたな」って思って企画書のタイトルを「ひとりとバカリと時々03」って書き直して。そしたら通った。フハハハハハハッ!
(オークラ)フフフ(笑)。「じゃなきゃ無理なんすよ」ってテレ東の喫茶店で言っていたの、覚えてますよ。
(佐久間宣行)言った、言った。それで『ウレロ』っていうのが始まったんだよね。
(オークラ)でも東京03みたいに「単独ライブを見に来てください」っていうスタンスで全部テレビに出るじゃないですか。あれっていうのはなんかミュージシャン的な感じじゃないですか。
(佐久間宣行)ああ、そうだね。
ライブ告知のためにテレビに出る東京03
(オークラ)要はテレビの出方が「面白いことをやる」じゃなくて……まあ、面白いこともやっているんですけど。「単独ライブを見に来てください。僕らは単独ライブをやっている人間なんです」って。それで客が集まるっていうのはテレビのコマーシャル性をいちばん利用しているんじゃないかなって思うんですけどね。
(佐久間宣行)だからオークラさん、時々東京03が他のテレビとかに出させられて短いネタですべらされたりする時、めちゃくちゃ怒るんだよ(笑)。めちゃくちゃ怒って俺にLINEしてくるの。「あれ、見た? 佐久間さん!」って。
(オークラ)まあ、それはしょうがないんですけどね。全然。
(佐久間宣行)フハハハハハハッ!
(オークラ)ちょっと親心が行き過ぎているところが……。
(佐久間宣行)過保護になりすぎて(笑)。
(オークラ)それはしょうがないですよね、別に。怒っても別に人前で言うことではないっていう(笑)。
(佐久間宣行)フフフ、俺に言うだけ(笑)。
<書き起こしおわり>