SKY-HI 2019年・世界での活躍が期待される日本語ラップアーティストを語る

SKY-HI 2019年・世界での活躍が期待される日本語ラップアーティストを語る J-WAVE

SKY-HIさんがJ-WAVE『IMASIA』の中で「世界で活躍が期待される日本人ラップアーティスト」と題して楽曲MIXを披露。注目する理由や、気になるムーブメントなどについて話していました。

(SKY-HI)このコーナーではアジアのいろいろなカルチャーを通してヒップホップやラップミュージックの話だったり、あとは逆にラップミュージックの中でアジアのシーンを語らずにはいられないぐらい大きなものになっていたりするので、その話をしていこうと思うんですけども。先週、先々週は中国をやったりして、東アジアを中心になんとなく見てきた中で、いまバックでは日本語のラップがかかっていますけども。¥ELLOW BUCKS、『Trust in Bucks』ですね。『ラップスタア誕生!』っていうAbemaの番組のシーズン3で優勝したラッパーですけども。

¥ELLOW BUCKS『Trust in Bucks』

なんか、なんとなくAbemaって言ったら『フリースタイルダンジョン』とかが流行っていたりしますけども、韓国の『SHOW ME THE MONEY』とか中国の『The Rap of China』とかみたいに楽曲やライブパフォーマンスで有名になっていく人がそろそろ日本でも出てくるんじゃないかなっていう。いいでしょう? ¥ELLOW BUCKSの『Trust in Bucks』をかけてますけども。

シーズン3は特にSANTAWORLDVIEWとかいいラッパーが多かったですよね。というわけで、今日は改めていろんな国を経て、いま日本ってどんな感じだっけな?っていうことで、なんとなくミックスを作ってきました。1曲目が¥ELLOW BUCKS。そして、そこからつながるのがこれ。やっぱりかけずにはいられない! Mall BoyzとかTohji、新曲をいっぱい出しているんですけども。やっぱりこれをかけておきたいなっていうことで。いまの日本の新しいクラシックじゃないでしょうか。『Higher』。

Mall Boyz『Higher』

さあさあさあ、これだよな! これでいいよな!っていう風に突っ走る。「俺は子供の頃からずっと天才でいる」っていうワードとかね、なんか1個も難しい言葉は使っていないんだけども。「これとこれ、こんな日本語の組合わさり方をするんだな!っていう衝撃をくらわされました。『Higher』。

それでもって、そのTohjiが最近参加している曲がこれです。OKAMOTO’Sの『ART』という曲を、これは小袋成彬くんですよね。OBKRとYaffleのリミックスということで。KANDYTOWNの中で最もKANDYTOWNっぽくないと言われるGottzとTohjiと、あとはShurkn Pap。Shurkn Papのバースまでかけたいんですけど、時間の都合でShurkn Papまではかけられないので。このコーナー、10分なんでね。

KANDYTOWNもかけたかったし、TOWNといえばYENTOWNもかけきれなくて。非常に心苦しいミックスに今回、なっているんですけども。OKAMOTO’Sはでも本当にカルチャーの発信地みたいになってきていますよね。もちろん正統派な4ピースのロックバンドなんですけども。特にレイジくん、すごいもんね。カルチャーの発信地みたいになっていますOKAMOTO’Sの『ART( OBKR / Yaffle Remix ) feat. Gottz,Tohji,Shurkn Pap』です。

OKAMOTO’S『ART( OBKR / Yaffle Remix ) feat. Gottz,Tohji,Shurkn Pap』

この後のShurkn Pap、最高なんだけどね。いやー、かけてえ!(笑)。『IMASIA』は『IMASIAN RAP』というプレイリストがありますから。そこでぜひフル尺で味わってください。OKAMOTO’S『ART( OBKR / Yaffle Remix )』。

それでもって、今日は若干言ったらTohji回なんですよ。10分の番組だからあれもかけたい、これもかけたいっていっぱいあるんだけど、どこか筋を通そうと思ってTohji回みたいになっているんですけども。というかトキマですね。本当にちょっと我々の感知し得ないカルチャーみたいな大きさができていて。

この前も地方の子とかに聞いたら、やっぱり普段のヒップホップイベントと違うお客さんが仙台とかでも入るみたいな話をしていたんですけども。そのトキマの主催者の釈迦坊主の『Thanatos』をいまかけています。

釈迦坊主『Thanatos』

釈迦坊主はね、面白いですよ。曲のタイトルとアーティスト名がこんなに密接なアーティストはなかなか珍しいんじゃないでしょうか? 釈迦坊主の『Thanatos』をお届けしています。で、次の曲。いやー、かけずにはいられなかった! 舐達麻『FLOATIN’』を今日の最後の1曲にしていますけども。

舐達麻『FLOATIN’』

舐達麻とかね、今日はかけていないけどYENTOWNとか……なんでしょう。いま、舐達麻をかけていてあれなんですけども。J-WAVEさんでかけていいんだろうか?っていうようなリリックが後ろでガンガンに流れていますけども。ちょっとまあ、そこらへんはプレイリストの方で改めて聞いていただくということで。上で俺がしゃべって濁すことで、なんとなくコンプライアンスを保つという(笑)。

まあ、でもそういうマッチョイズムを正統に継承している面白いラッパーもいっぱいいるんですけども。特に今日、真ん中でやったTohjiとか釈迦坊主みたいなアンチマッチョのアーティストの面白さみたいなのが日本では特に強いんじゃないかな?って思っていますし。ほら、もうタイムレスにシームレスにいろんな国の、しかもいろんな年代の楽曲が聞ける時代じゃないですか。

今日、言うの3回目ですけど、『IMASIA』のプレイリストもありますけども(笑)。だからこそ、他のところでは聞けないなにか新しいムーブメント、新しいカルチャーが起こっているぞみたいなことにいちばんわくわくするし、ときめくんですけども。初回でやった88risingとかもまさにそのうちのひとつだと思いますし。日本はいま、この釈迦坊主主催のトキマはそういう、全く……だからわからないんですよ。なんでこんなにいきなり盛り上がったかが本当にわからなくて。

釈迦坊主主催『トキマ』


ただ、ものすごい大勢のファンとかフォロワーとかがそのカルチャーをかたどっていて面白いんですよね。これはね、ちょっと今後面白いことになるんじゃないかなと思ったので、今週はこういうミックスにしました。ただ最後にどうしても舐達麻をかけないわけにはいかなかったという感じでお送りしております。また次のミックスをやるなら、あの人もかけたい、この人もかけたいみたいなのはありますね。

10分でも筋を1個通すと割と形になったミックスができるということがわかりましたので、またやらせてください。以上、僕SKY-HIがお届けしました『IMASIA』。SpotifyとAppleMusicでプレイリストを公開していますので、今日かかった曲をがっつりフル尺でぜひ聞いてみてください。

<書き起こしおわり>

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