三浦大知とSKY-HI 歌って踊るための肉体づくりを語る

三浦大知とSKY-HI 歌って踊るための肉体づくりを語る DIVE TO THE NEW WORLD

三浦大知さんが2024年2月17日放送のJ-WAVE『DIVE TO THE NEW WORLD』に出演。ダンスアンドボーカルパフォーマーとして、歌って踊れる肉体づくりについて、SKY-HIさんと話していました。

(SKY-HI)なんかその中でさ、1人のダンスアンドボーカルドアーティストとしての三浦大知の一番の……なんていうか、ストロングポイントとはまたちょっと違うんだけど。アティチュードで大事にしてるポイントって、どういうところなの? 「ここは俺の不可侵領域」みたいな。なんか、ある気がするのよ。

(三浦大知)どうなんだろうな?

(SKY-HI)なんか、ある気がするけど。外部の人からは言語化しづらいところでもあるから。どういうところが大知を大知たらしめているんだろう、みたいなのはたしかに気になるな。

「自分を溶かす」

(三浦大知)でも、自分がやっぱり一番できたらいいなと思っていて。いつも、そのダンスと音楽を紐付ける時に大事にしてるのは「自分を溶かす」っていうことなのかなって思っていて。音楽とやっぱダンスっていうのが常に相思相愛であるべきだと思うから。ダンスがあるからこそ、音楽の世界が広がり。音楽あるからこそ、新しい動きだったり、ムーブメントみたいなものが生まれていく。その時に、自分はそれをコネクトする媒介みたいなものであることがいいなと思っていて。自分の輪郭がはっきりしているというよりかは、なんか自分の輪郭がちょっと溶けてきて。その自分というものを通して、そのダンスと楽曲が表に出た時にその楽曲とダンスが前にバンッて出ていくっていうか。

(SKY-HI)なるほどね。俺たちはそのステージ上の三浦大知を見ているというより、その三浦大知が生み出した音楽やダンスそのものを可視化されたものを見ているっていう?

(三浦大知)そうね。だからその自分がフィルターとして、純度が高くいられたらいいなってすごく思っていて。

(SKY-HI)なんか、でもちょっとわかる。なんというか、大知くんを見てると歌うダンスそのものとか、なんていうか、踊る音楽っていうか。そういうのを見る気持ちになる時ってやっぱり多いですけど。それはまさに、その感覚だね。

(三浦大知)だから「歌って踊る自分」みたいなことよりかは、そこから楽曲とか、ダンスとか、表現っていうか。このエンターテイメントみたいなのがちゃんとみんなに届くような物作りができてたらいいな、みたいなのを毎回、模索しながら作っていますね。

すごく:なるほどね。そこらへんのその概念とかアティチュード的なものって、めちゃくちゃ感じるんだけど。同時にそのフィジカル部分もすごいわけじゃない? ハンドマイクでさ、歌いながら踊るっていうことのハードルの高さって、やっぱりめちゃくちゃあるわけじゃない? そこはさ、もう頑なじゃん? 大知くんの場合。とか、そういうフィジカルに対するこだわりって、どうなの?

(三浦大知)一時期は、たとえばそれこそ筋肉をちょっとつけてみるみたいなこととかをやったこともあったんだけど。でも、そうすると歌が……たとえばハイトーンの部分が伸びにくくなったり。いろんな影響があって。体ってさ、もちろんたとえばそれこそ韓国のアーティストの方とかだと、もうガンガンに鍛えてもハイトーンをバーン!って行く人もいるじゃない? だけど、俺の場合は腕を鍛えた時に、やっぱりその重さによって……その筋肉が声帯に繋がっていて。「首を通してその重い筋肉が上に声帯を引っ張りづらくしてるから、その筋トレはやめた方がいいですよ」って言われて。筋トレの先生に。で、それをやめたら、やっぱりハイトーンが出しやすくなったの。

腕の筋肉をつけたら、ハイトーンが出にくくなった

(三浦大知)だから「ああ、自分には外側につく、見える筋肉としての重たい筋肉はたぶん合わないんだな」と思って。だからこれ、「歌って踊る」っていうのは本当に「歌って踊ること」でしか、その筋肉がつかない。歌って踊る筋肉はやっぱり歌って踊るということをるしかないんだなっていう。

(SKY-HI)なんか、ずっと「歌って踊って」をやってると、2時間とか全然やれるようになるもんね。

(三浦大知)そうだね。だからやっぱりそこの現場でつけていく筋肉みたいな。あとはリハーサルだったり。っていうのがやっぱり、すごい重要というか。それでしか鍛えられない、得られない何かみたいなのはすごいあるなって。

<書き起こしおわり>

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