カレー屋まーくんさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』に出演。PUNPEEさんとHoodoo Fushimi『IN PRAISE OF MITOCHONDRIA』について話していました。
(PUNPEE)あと、最後にじゃあ1曲かけて終わろうと思うんですけども。まーくんの本、カレーを作る時に最適な曲だったり、そういうのも紹介していて。このまーくんの本の中に「カレーを作る上で気分を高揚させる曲集」みたいなのが載っているんですけど……すごいっすね。俺、1枚もわかんなかったっすね。
(カレー屋まーくん)うん。誰が見ても1、2枚ぐらいしかわかんないはずなんだよね。
(PUNPEE)サイプレス・ヒルの『Black Sunday』しかわかんなかったっすね。
(カレー屋まーくん)まあ、本当に普通にCDを買う人とか、ヒット曲を追いかけている人はもう誰も知らないだろうし。現代のレアグルーヴを追いかけているから。
(PUNPEE)その中でちょっと気になった曲をかけようと思うんですけども。伏見稔さんの……。
(カレー屋まーくん)’Hoodoo’ Fushimiさん。
(PUNPEE)『IN PRAISE OF MITOCHONDRIA』。これ、すごいっすね。聞いたんですけども。1985年に出た。これ、iTunesストアでも最近出ていたんですけども。この1985年にこういう盤があったっていう。
(カレー屋まーくん)やっぱりだからまだ日本が元気な時代で、お金を持っている人がいて。で、その海外のすごいかっこいい音楽をガンガン聞いて、「こういうの、作りたいけど、わかんないけど、適当に機材買って作っちゃえ!」っていうパッションで作って。だから、宅録なんだけどお金かけているから部分的にかっこいい部分をキープしつつも、パッションがあふれすぎていてすごいよくわかんない感じになっている、そのいびつなかっこいい曲だよね。
(PUNPEE)これ、アナログも去年?
(カレー屋まーくん)たしか去年かな? フランスのそういう再発というか、ディガー系のところから。
(PUNPEE)日本で再発じゃないんですね? でもこれ、聞いたらすごいっすね。この時代にこういう……ちょっとラメルジーとかじゃないけども。ちょっとオールドスクールでちょっとヘンテコなことをやっているというか。
(カレー屋まーくん)うん。でも、ラメルジーにしても’Hoodoo’ Fushimiにしても、どっちも「ヘンテコなことをやろう」と思ったわけじゃなくて、「これだ!」って思うことをやっていたら、高まりすぎちゃってヘンテコになっちゃったっていうだけだからね。そういうのはいっぱいあるんだけどさ。埋もれちゃうから。ただのヘンテコだから。でも、いま聞くとすごいことが起こっているよね。
(PUNPEE)そうですね。へー! 『IN PRAISE OF MITOCHONDRIA』。これ、ちなみにおすすめの曲は?
(カレー屋まーくん)『Dompan』。
(PUNPEE)ああ、『Dompan』。聞きました。
(カレー屋まーくん)俺、よく飲みすぎたら歌うね。「ドンドン、パンパン……♪」って歌うね(笑)。
(PUNPEE)フフフ、じゃあ最後にその’Hoodoo’ Fushimiさんの『Dompan』という曲をかけてまーくん前半戦は終わろうと思います。というわけであなたの親愛なる隣人の凡人、板橋区のダメ兄貴がお送りする退屈しのぎの退屈な30分間。次回もよろしくお願いします。さよなら、さよなら、さよなら……。
Minoru ‘Hoodoo’ Fushimi『Dompan』
<書き起こしおわり>