渡辺志保 コーチェラ・フェスティバル2019を振り返る

渡辺志保 コーチェラ・フェスティバル2019を振り返る MUSIC GARAGE:ROOM 101

渡辺志保さんがbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』で2019年のコーチェラ・フェスティバルを振り返り。印象に残ったパフォーマンスを紹介していました。

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(渡辺志保)それではここで気になるニューストピックを紹介していきましょう。まずは先週末終わりましたコーチェラ・フェスティバル。ざざっと振り返ってみたいと思います。アメリカのカリフォルニア州で4月の12、13、14日。そして4月の19、20、21日の2週にわたって開催されたコーチェラ・フェスティバルなんですけれども。この『MUSIC GARAGE:ROOM 101』でもすでに何回かこのフェスについては触れておりますが。いやー、本当にすごい。毎年ね、「コーチェラって楽しいな、音楽って素晴らしいな!」って思うんですけれども、今年も同じようにピースな気持ちになったというような感じです。

まずですね、大きな話題をかっさらったのはやっぱりヘッドライナーを務めたアリアナ・グランデちゃんのステージ。これがひとつ話題に上ったんではないでしょうか。なんとあのイン・シンク……あのジャスティン・ティンバーレイクを輩出したイン・シンクのリユニオン(再結成)を自身のステージの上で実現させたり。

あとはですね、失礼ながらちょっと笑っちゃったんですけど。パフ・ダディとメイスという、90年代後半からのヒップホップシーンを支えたパフ・ダディ。そして彼のレーベルであるバッドボーイ・レコーズのメイスを連れてきて、自分が歌った楽曲。ダイアナ・ロスの『I’m Coming Out』という曲がありますけれども。それを使った有名なバッドボーイの曲がありますので、それを再現するためにその2人を呼んできたということもありました。

息の合ったダンサーたちとのステージであるとか、その感情の表し方であるとか。なんかね、いまのポップシーンを総括するようなステージだったなという風に感じました。

チャイルディッシュ・ガンビーノのステージ

そしてあともう1組、私がグッと心をひかれたのはやはりチャイルディッシュ・ガンビーノのステージもね、同じように非常に壮大だったし。彼のパフォーマンスに関しては単純に「歌を披露する」というだけの、そういうシンプルなステージではなくて。コーチェラ全体を使ったインスタレーションのようなね、そういった壮大さも感じました。

後でちょっとチャイルディッシュ・ガンビーノに関しましては彼の映画作品についても後半で紹介したいと思うので、そこでも触れたいと思うんですけれども。驚いたのはさ、iPhoneのAirDropっていう機能がありますけれども。そのAirDropを使って自分の新作スニーカーをコーチェラの来場者の方にプレゼントしたりとかね。なんかそういったところも含めてコーチェラ全体を自分のクリエーションの発表の場として使っている感じがすごかったですね。

そしてやはりヒップホップファンとしては、本当に多くのアーティストたちが先日、銃で命を落としてしまったニプシー・ハッスルへのトリビュートの意というのを示しているところにもグッときました。

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