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渡辺志保 Ariana Grande『7 rings』を語る

渡辺志保 Ariana Grande『7 rings』を語る INSIDE OUT
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渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でアリアナ・グランデの新曲『7 rings』についてトーク。様々な論争を呼び起こしているこの曲の解説をしていました。

(渡辺志保)続いてももう1曲、私からの押しチューンをお届けしたいと思います。皆さんももう既に聞いている、そしてミュージックビデオ見たという方が非常に多いんじゃないでしょうか。アリアナ・グランデが最新シングル「七つの指輪」こと『7 rings』をリリースしました。ということでこれが非常にね、話題になっているわけです。で、いろんな観点で話題になってるんだよね。『7 rings』って何のことかと言いますと、ある朝、アリちゃんがめっちゃシャンパン飲んで、その後にティファニーに買い物に行ったんですって。仲良しの女の子6人を連れて一緒に行ったらしいんだけど。

で、七つの指輪をティファニーでね、お揃いで買ったんだって。そしたらもう金額がえらいことになって、「レシートに書いてある番号が電話番号かと思ったらこれ値段だった!」みたいな、そういうのをスワッグとして歌ってるんですけども。すごい「ブラックカードが私の名刺」とかね、「幸せの価値はレッドボトムス(ルブタン)と同等の価値」とかね、そういうすごいガールズ・スワッグ丸出しのいい曲を出したんですけれども。

で、ミュージックビデオも同時に発表になりまして、ミュージックビデオには最初、品川ナンバーの車が映ってですね。私はこの車、なんだろう?って思って。そしたら親切な方が調べてくださいまして、キャデラックのフリートウッド60スペシャルではないかとのことで、まあ検証が進んでいるって感じなんですけども。

で、これがなんで話題になっているのか?っていうと、「フロウ」なんですよね。すごい小刻みにした、いわゆるトラップ以降のフロウをアリアナさんが用いて歌っているんですけども、それが「あんな曲に似てる」「この曲に似てる」っていうのがリリース後にすぐにツイッター上でワーッと広まりまして。私も「ああ、これはあれに似てるぞ」と思ったのが、ソウルジャ・ボーイの『Pretty Boy Swag』と、あとは2チェインズの『Spend It』のフロウなんですね。

あとはF.L.Y.の『Swag Surfin’』のフロウに似ているなって思ったんですね。

その他の検証動画とかがいっぱい出てきていて、その中にはビヨンセの『Formation』のフロウにも似ているっていう風にもなっていたし。あとはシングルのジャケットね。『7 rings』って書いてあるジャケットなんですけど、ピンクのドアにグラフィティ、タギングみたいな文字で「7 rings」って書いてあるんだけども。それも2チェインズの『Pretty Girls Like Trap Music』。あれのジャケに非常に似ているんじゃないか?って。

で、これがオマージュなのか、サンプリング的なリスペクトを込めたオマージュなのか、ただのパクリなのかっていうところでいま、ちょっとヒップホップリスナーと何かアリアナファンがパチパチっていう風になってまして。ちょっと『Pretty Boy Swag』をいま、オンエアーできますか? あ、じゃあみなさん、『Pretty Boy Swag』をぜひググってほしいんですけど、すっごい似ているのね。

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『Pretty Boy Swag』

そしたら、昨日だったかな? 日本時間の今日だったかな? この曲を書いたライターの男の子の1人がですね、あの「正直に申し上げますと、この曲はソウルジャ・ボーイの『Pretty Boy Swag』に影響を受けました」という風にですね、Twitterで告白してまして。でも、それはやっぱり彼自身がのソウルジャ・ボーイのことをすごい「GOAT(Greatest Of All Time)」。素晴らしい伝説的な男だと思っているからこそのオマージュであって、決してパクッてやろうとか、そういう気持ちではないんですっていうことを言ってました。

で、プラス、そのツイートの後だったかな? そのソングライターの男の子に対してアリアナ・グランデのファンがもうすごいね、ツイッターで猛攻撃しちゃったんですよね。「お前、黙れよ!」とか「だから何?」とか。本当にNワードとか使って、その男の子を超攻撃してて。それが非常に傷ついたし、アリアナ・グランデのファンはここまで盲目的になるべきではないというのをですね、自分のそういう意見をYouTubeの動画にまとめていたりもしまして。いろんなところで波紋を呼んでいる曲という感じです。

ちなみに、いま後ろに流れてるのがソウルジャ・ボーイですけども。ソウルジャ・ボーイってもう若いリスナーの子は全然知らないじゃないかなってちょっと思ったんだけど。あの2007年に『Crank That』っていう曲でデビューしたんだけどさ。それが、もうアメリカのヒップホップシーンを本当にまるっと変えちゃうぐらいの出来事だったんですけど。なぜかと言うと、パソコン1台で作った曲なのね。ビートを作って、そこに曲を入れて。かつ、それに振り付けをつけた。自分で作った曲に振り付けをプラスして、そのままYouTubeにもミュージックビデオを出したんですよ。

で、それっていま、超普通のことだけど、当時は本当にたまげるぐらい新しかったの。ラッパーが1人で曲を作って。しかも自分で振り付けまで作って踊って。それをひとつのラップトップで全部完結させて。それがしかもバイラルヒットするっていうのがすごい……12年前ですか。新しくて。なので、ソウルジャ・ボーイは最近のブレックファストクラブっていう朝のラジオ番組に出てましたけども。

そこでも「ストリーミングサービスを作ったの俺だ」とか、「いまのバイラルヒットの原型になったの俺だ」みたいな。「俺がいなければリル・パンプもいなかったはず」みたいなそういうことを……まあ、昔からそういう大口を叩くタイプのラッパーなんだけども。それが炸裂してましたね。ということで、いろいろちょっと論争を呼び起こしているアリアナ・グランデの新曲をここでかけさせていただきたいと思います。アリアナ・グランデで『7 rings』。

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Ariana Grande『7 rings』

(渡辺志保)いま届けしますのアリアナ・グランデ『7 rings』。あのプリンセス・ノキアちゃんも「えっ、これ私のここのフロウのパクリじゃね?」とかいうのを言ってましたからね。もう本当にキリがないけどでね。これを、だからたとえばビヨンセもさ、『Formation』。アルバム『Lemonade』でさ、『Turn My Swag On』っていう、ソウルジャ・ボーイのヒット曲の一節をそのまま歌っていたんですけども。まあ、そりゃビヨンセが歌うならお咎め無しというか、みんなオールOKなんですけど、ちょっとアリアナちゃんがやっちゃうとそこにみんなワーッと物申しちゃうっていう、難しい構造っていう感じがしますね。まあ、これがアジア人アーティストでも絶対に言われていただろうなと思いますし。本当に難しいなという風に思いました。

(DJ YANATAKE)でも最近、スリー・6・マフィアサンプリングもそうですけど、そのへんのサウス系のサンプリングっていうかオマージュが本当に流行ってますね。で、『Choppa Style』がいま、またものすごい注目を集めているっていうのも。アメリカン・フットボールのすごい試合で使われて、選手たちがそれで踊ってるみたいな感じで。

(渡辺志保)そうよ。これ、チョッパーもね、ニューオリンズですから。マグノリアの血が騒ぐというような感じですかね。

(中略)

(DJ YANATAKE)でもソウルジャ・ボーイはこの騒ぎのおかげで何十万人とかフォロワーが増えて。

(渡辺志保)ストリーミングも78%増とかだったかな?

(DJ YANATAKE)まさかここに来て、特にヒットが出てないけどこんなに注目されるとは。またね。

(渡辺志保)またね。いや、上手いことやったなっていう感じよね。

(DJ YANATAKE)またね。面白いよね。そんなうちの僕も1人です。最近、フォローしました(笑)。

(渡辺志保)ああ、そうですか。私はずっとフォローしていたんですけども。あとはおびただしいほどの……リル・ビーかソウルジャ・ボーイかっていうぐらい、すっごいおぞましいほどのミックステープをリリースしているけど、やっぱり全部ついていくのは大変だなって。今日、彼のアーカイブをちょっと見ながら思っていました。そういう感じです。
<書き起こしおわり>

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