安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中でリスナーから送られてきたメールを紹介。そこから、小学校の時の同級生、キウチくんとの思い出を話していました。
(安住紳一郎)男性の方。「キウチ」さん。ありがとうございます。「小学校1年生の頃、仲良しだった友達の家に行った時、おやつにかっぱえびせんが出てきました。友達がかっぱえびせんの先をちょっとかじっては舐めてかっぱえびせんをどんどんくっつけていって、ものすごく長いかっぱえびせんを作っていました。そんな彼はなんといま、この番組に出ている紳一郎くんです」。
(中澤有美子)ええっ? あなた?(笑)。
(安住紳一郎)私の友達から。いやー、懐かしいわあ!
(中澤有美子)そんなことしていたの!?(笑)。
(安住紳一郎)キウチくん、懐かしいわ。キウチタケシくん。私の美幌東陽小学校1年3組のクラスメイト。
(中澤有美子)ええっ?
(安住紳一郎)私のかっぱえびせん手品、当時やっていたのよね。
(中澤有美子)かっぱえびせんってそんなことできるんだ!
(安住紳一郎)そう。かりんとうでもできると思いますけども。ちょっとかじって、ちょっと湿らせて。それでガッてくっつけると、瞬間接着剤みたいにブブッとつくんで。それを7つぐらいつなげるとかっぱえびせんのワイパーみたいなのができて。
(中澤有美子)アハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)楽しいよ。汚いけどね。下品、品がないけどね。
(中澤有美子)アハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)また、これは覚えているんだよね。たしかにでもあれを5歳、6歳でやるクリエイティビティーというか、創造性はやはり我ながら驚くね。あの、キウチタケシくん。前も一度お話したと思いますけども。キウチ呉服店のタケシくんですよ。
(中澤有美子)ああっ、貸してくれた。
(安住紳一郎)そう。トイレを貸してくれた。そう。
(中澤有美子)おばあさまとのエピソードですよね?(笑)。
学校帰り、たびたびトイレを借りていた話
(安住紳一郎)そうそう。小さい時から腸が弱くて。うちの父親が工場勤めだったものですから。社宅に住んでいて工場なんで郊外にあったから、小学校からの帰り道が長いんだよね。で、給食を食べた後とか、ちょっと「なんか調子悪いな」ってなった時にはお腹がくだっちゃってどうしようもなくなっちゃった場合には、キウチくんの家が呉服店をやっていたから。町中にあったから、呉服店はお店が開いているから。
いつも「きーうちくーん! たけしくーん! ゲームウォッチで遊びませんか?」ってキウチくんの家に遊びに行く体裁でおトイレを借りていたんだよね。すごく助かってさ。まあ、小学校1年生だから便意と戦っているから、ペンギンみたいなよちよち歩きになるでしょう? ちょっと腰を後ろに出して、よちよちよちよちずっと歩いていたら、キウチくんの呉服店の大おばあさんがいらっしゃって。
和服を着てすごくきれいにされて品がよくて。それで「安住くんは足を怪我している」っていう風に……ずっとこうやってもちもちもちもち歩いているところしかおばあさんは見ていないから。そしたらいつも「安住くんはえらい! 本当に足を怪我しているのに、そんなに明るくて」ってすっごい褒めてもらって(笑)。で、運動会の時に俺がすっごい元気よく走っているのをおばあちゃんが改めて見て、「安住くん、足治ったの!」ってすごい泣いて喜んでくれたっていう(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)「ええっ、どういうことですか?」っていう。「あれ? なにがですか?」って。すごい抱きしめられたんだから。「えらいねー! よくがんばった!」って(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)「こんなに元気よく走れるようになってよかった!」っていうね(笑)。いい話でしょう?
(中澤有美子)フフフ、うん。たぶんいい話(笑)。
<書き起こしおわり>