安住紳一郎さんが2023年7月2日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でジェネレーションギャップについてのリスナーメールを紹介。若者に伝わらない言葉として「ぞっこん」や「えっちらおっちら」などを話していました。
(安住紳一郎)横浜市の方。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「富士急ハイランドの新しいジェットコースター・ZOKKONについて、家族で話していた時のこと。ひとしきり盛り上がった後に高校生の娘が『ところで『ぞっこん』ってどういう意味?』と聞いてきたのでびっくらこきました。いざ、説明しようとすると『ぞっこんはぞっこんだよー。『ZOKKON命―LOVE―』とか、言うでしょう?」としか言えず、案の定全然伝わりませんでした。そういえば先日も『坂道をえっちらおっちら登ったよ』と話したら、『いやらしい意味じゃないよね?』と言われてしまいました。
えっちらおっちらという言葉を聞いたことがなく、響きがエッチな感じがしたらしいです。『いろんな言葉が通じなくてショックだわ』としみじみしていたら、『ジェネギャだよ、ジェネギャ』と明るく返され、その言葉にもジェネレーションギャップを感じました」。ああー、いいねえ。えっちらおっちら、言わないか。
(中澤有美子)そうかー(笑)。いやらしい感じが(笑)。
(安住紳一郎)いやらしい感じがするのかな? えっちらおっちら。するかな? うーん。なんかチラチラするみたいなこと?
(中澤有美子)エッチな……(笑)。
「えっちらおっちら」はエッチな感じがする?
(安住紳一郎)エッチか。「坂道をえっちらおっちら、パンチラしながら」みたいな? そういう、チラチラチラチラ……いやーん! ああ、そう? えっちらおっちら、通じないか。
(中澤有美子)ぞっこんも、そうなのかー。
(安住紳一郎)私たちもだからほら、先輩方の言葉で通じないのがあったって前に私ね、お話をして。「しんしんねこねこ」って使っていて。「しんしんねこねこって何ですか?」って言ったら「すごく仲良く、イチャイチャしてる様子をしんしんねこねこ、略してしんねこ」なんて言っていたっていうね。
(中澤有美子)マムシさんでしたっけ?
(安住紳一郎)毒蝮三太夫さんがなんか、「ねえ! しんちゃん、しんちゃん。もうあいつら、しんしんねこねこだからさ。しんねこだよ」なんて。ポカーンとしちゃったもんね。「しんしんねこねこってなんですか?」って聞いたら「イチャイチャしていることだよ。アチチだよ、アチチ」なんて言ってね(笑)。「ああ、アチチか」って。
(中澤有美子)それなからわかった(笑)。
「しんしんねこねこ」=「イチャイチャしていること」
(安住紳一郎)すぐにわかった。「でもアチチもちょっと古いな」なんて。あと、京都に行った時にね、100歳超えのご婦人の方に「あら、この度は東京からいらっしゃったんですか。さぞ路銀をお使いになられたでしょう」って言われて。路銀……だから「旅費をお使いなられましたね」なんていうことを言われた時にね、何て返していいかわかんなくてね。「いや、新幹線はだいたい値段が決まってるんで……」なんつっちゃったりして(笑)。全く無粋だな、なんて思われましたけどね。昔の言葉はやっぱりね、いろいろ聞くと楽しいですよねですよね。
(中澤有美子)そうですね。
<書き起こしおわり>