松岡茉優と宇多丸 モーニング娘。を語る

松岡茉優と宇多丸 モーニング娘。を語る アフター6ジャンクション

(宇多丸)なるほどね。ここから伸びていって。あと、譜久村さんみたいなこういう時期のリーダーとかには僕はグッとくる。要するにずっと支えてきてるっていうか。しかも、気づけば最長みたいな。道重さんもそうだけど。

(松岡茉優)そうなんですよ。去年、飯窪春菜ちゃんが卒業した時に、飯窪さんが私と同い年なんで。だから24歳の飯窪さんが卒業して、いまは石田亜佑美ちゃんと譜久村聖ちゃんが22歳で最年長かな? でも22ですよ。もうみんなすごいよ。

(宇多丸)この22っていうのは「若いのに……」なのか「ここまで……」っていうことなのか。

(松岡茉優)でもね、どっちにも取れますよね。たとえば私、友人にももクロの百田夏菜子がいるんですけど。彼女もすごい尊敬してるし、やっぱり10代から青春をある種、売り物にしながらやってきたのに、いまでもやっぱり私たちに夢を見せてくれてる。

(宇多丸)百田さんはなんか、それこそナチュラルボーンアイドルっていうか。内から発するあれがありますよね。

(松岡茉優)まんまだもん。この前もご飯を食べたけど、まんまだもん。だからすごいなって思う。また別なんですけどね。だからそう考えると、譜久村聖ちゃん、石田亜佑美さんは22歳という中でまだモーニングもやってくれてるっていうのは、たしかにちょっと長いかもしれないですね。鞘師なんか卒業、17でしたからね。いま、だから羽賀朱音ちゃんの17歳以外は全員、当時の鞘師の年齢を超えてるんですよね。だから、やっぱり長いんだと思う。

(宇多丸)うんうん。それだけに、それぞれの実力も底上げされているし。

(松岡茉優)そしていま、オーディション開催中でして。15期。森戸知沙希さんが14期、1人で入ってきてるので。15期がいま、オーディションしてるから、このレベルアップアップで、なんかもう満タンです! みたいなモーニング娘。にさらに新しい、またこの新しい子が来ると変わるんですよ。

(宇多丸)全員野球でバランスがいいところに、逆に異分子が入ってちょっとバランスが崩れる楽しみもありますもんね。

15期加入でどう変わっていくのか?

(松岡茉優)いま、すっごいバランスがいいから。特に一強エースもいないし。それぞれが出てきて「イエーッ!」みたいになれるモーニング娘。に、果たしてどんな子が入ってくるのか? オーディション、行きたかったんだけど18歳までなのよー(笑)。

(宇多丸)一応ね(笑)。なったことあるんだから、いいじゃないですか。

(松岡茉優)だからどんな子が入ってくるのか、また楽しみだし。もうね、みなさん1人1人におすすめメンバーを紹介したいぐらい、それぞれがドラマがあるし、それぞれのスキルがすごいし。

(宇多丸)この処方の仕方がまたいいですよね。日比さんだって本当はこれ、やってほしかったですもんね。

(日比麻音子)処方、してほしい……(笑)。

(松岡茉優)1人1人をぞれぞれ、追ってほしいですね。

(宇多丸)でも僕はすごい乗りやすい説明の仕方でしたね。やっぱりチームのバランスでね。僕は基本的には「この人!」っていうよりは全体推しのことが多かったんで。

(松岡茉優)私もそう。やっぱり全員推しちゃう。だからそれぞれのソロでペンライト色を変えちゃう。それぐらみんなが好きだし。本当に夢を見させてくれるし、生きる勇気をくれるし。まあ、ただそんな映画『バースデー・ワンダーランド』が4月26日に公開されます。もう本当、モーニングに近い。リンクしてる。生きる勇気をくれる。1歩踏み出す勇気をくれる。そして「なに、この涙?」って。流したことのない涙が流れ落ちる。そんな感じで、モーニング娘。が好きな人は『バースデー・ワンダーランド』が好だし。原恵一監督が好きな人はモーニング娘。が絶対に好きだと思う。

(宇多丸)それこそ、1歩踏み出せないというか、なんかこうコンプレックスとかいろんなものを抱えてモヤっちゃっている人が1歩踏み出して日常に輝きを取り戻すってのは、モーニングイズムでもありますもんね。

(松岡茉優)リンクしておりますね。これ、本当に生きるのが楽になるから、ぜひ見つけてほしい。あなたのオンリーワンを。

(宇多丸)いやいや、さすがのプレゼン力でございました。ありがとうございます。

(松岡茉優)うるさかったかな? だっても皆さん、お仕事で疲れてさ。学校で疲れてさ。

(宇多丸)いや、これがこれが原動力じゃないですか?

(松岡茉優)だからこの私の原動力ぶり、モーニングが私の原動力になってるぶりを見てもらって。私、だって今日、朝の6時に起きたんだよ? それでもこんなに元気になれるのはモーニング娘。のおかげだもの。だからみんなにも、モーニングを好きになってもらって元気になってほしい!

(宇多丸)早起き、お疲れさまでございます。じゃあ松岡さん、曲の推しもお願いしたいんですよ。

(松岡茉優)あ、私が振っていいんですか? 私、モーニング娘。の好きな曲はたくさんあります。もう数あれど、このラジオを聞いてる人だったらこれかな? というのを選んでまいりました。聞いてください。モーニング娘。18で『A gonna』。

モーニング娘。’18『A gonna』

(宇多丸)これぞつんく節炸裂。『A gonna』。

(松岡茉優)もう、好きでしょ? これを聞いている皆さん、こういうの、好きでしょ? これ、フルで聞いて。ダンスも見て。

(宇多丸)こういう無茶なトラックでこういう言葉遊びをして。本当につんくさんのイズムですし。

(松岡茉優)音楽家から見ると、そういう目線もあるんですね。

(宇多丸)つんくさん、面白いですよ。ちょっと変わってる。やっぱり常に曲がね。あと、常に面白い、変なことをやろうとしてるし。そこもすごくスリリングで素晴らしいモーニング娘。だと思います。でも今日、本当に松岡さんの解説で、ちゃんとやります。すいません!

(松岡茉優)なんなら、見てほしい動画リストを送る! 確実にハマるやつ。DVDの何番の何番とか、送りたい!

(宇多丸)わかりました。なんて贅沢なプレゼンなんでしょう!

(松岡茉優)だってもったいないよ。いまのモーニングを追わないなんて。

(宇多丸)みんな、聞いてます? じゃあみんな、こういうことだから。松岡さんも言っているんだから。

(松岡茉優)そうだよ。新メンバーが入る前にいまの現メンを聞いておいて、さらに見てほしい。

(宇多丸)っていうか、15期が入るというこのタイミング、入り時ですね。

(松岡茉優)そうでしょう? いま、もうみんな満杯だから。みんな全員が満タンになってる状態で。だからね、もうすごい子に入ってきてほしいな。なんかもう「えっ、なんですか? モーニング娘。って?」みたいな子がほしいな。

(宇多丸)それこそ、最初の後藤さんが矢口さんのことを「この”知”さんって誰ですか?」って言ったという。これですよ!

(松岡茉優)「知さん」(笑)。

(宇多丸)これ級のタマ、来るかもしれない。

(松岡茉優)ほしいな。どうかな? でも、愛する自身がある。だってそれがモーニング娘。だもの。

(宇多丸)全部、どんな人も許容してきました。どんな時代もね。

(松岡茉優)卒業・加入を繰り返し、様々なメンバーが継承し、もう40人以上のメンバーで構成されております。全員揃ってモーニング娘。待ってます!

(宇多丸)「待ってます」(笑)。誰に?

(松岡茉優)新しいモーニングファンを。

(宇多丸)ああ、ファン。みなさん、入ってこいということで。さあ、改めてそんな松岡茉優さん。今日は6時起きです。がんばって演じました主人公アカネさん。声優をされております。原恵一監督のアニメーション映画『バースデー・ワンダーランド』が4月26日公開でございます。

(松岡茉優)本当に見てほしい。宣伝の仕方っていろいろとあると思うけど、私はもう「本当に見てほしい!」で行こうと思ってます。もう最後のクライマックス、何度も言うけども「なに、これ?」っていう。見たこともない映像だし。たとえば私が愛・地球博に行って、パビリオンに行って「なんだ、これ?」と思った気持ちと、モーニング娘。を見て「なんだ、これ?」と思った気持ちとか。なんかいままでの幼少期からいまから全部が積み重なって「なんだ。これ?」っていうシーンがあるんですよ。それ見るだけでも本当に映画館に行く価値があります。4月26日から。是非よろしくお願いします!

(宇多丸)はい。『バースデー・ワンダーランド』。しかも原恵一さんは来週4月23日(火)にこの番組にお越しいただいてお話も伺いますので。松岡さん、ありがとうございます。

(松岡茉優)私、今日はモーニング娘。の話をいっぱいしたけど、今度は若手女優の話とか、映画の話とかでまたうかがいたいな。是非お願いします。

(宇多丸)是非。今後ともこの番組、よろしくお願いします。

(松岡茉優)是非ともよろしくお願いします!

(宇多丸)松岡茉優さんでした。ありがとうございました!

(松岡茉優)皆さま、おやすみなさい!

<書き起こしおわり>

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