みうらじゅんと武田砂鉄 新元号「令和」と「冷マ」を語る

みうらじゅんと武田砂鉄 新元号「令和」と「冷マ」を語る ACTION

みうらじゅんさんがTBSラジオ『ACTION』に出演。武田砂鉄さんと新元号「令和」とみうらさんのブームのひとつ、冷マ(冷蔵庫マグネット)について話していました。

(武田砂鉄)それで新元号が「令和」に決まって。

(みうらじゅん)まあ、確実に「冷マ」狙いでしょう?

(武田砂鉄)まあ合わせてきましたね。で、「ああ、もうみうらさんは動き出しただろうな」って。

(みうらじゅん)俺が「冷マ、冷マ」ってたぶん言い出した時に政府関係筋は「ヤバい!」って思っていたと思うんですよ。「あいつ、消さなきゃ」って思っていたかもしれないぐらい。響きは似ていたし、「令」の字の下のところはカタカナの「マ」でもいいっていう風に言ったじゃないですか。あれで確実になりましたよね。

(武田砂鉄)完全に冷マ対応ですよね。あれはね(笑)。

(みうらじゅん)冷マに寄せてきたっていうことですからね。

(武田砂鉄)だってあれ、有識者委員会で、たとえば「英孝」とかっていうのは人の名前でいるから。それこそ狩野英孝さんとかいるから、ちょっとやめておこうっていう風になって、それで令和になったらしいんですけど。ほら、あの時に審議委員会に林真理子さんもいらっしゃったじゃないですか。

(みうらじゅん)そうなんですよ。気がついてなくて。

(武田砂鉄)で、林さんとみうらさんって週刊文春でずっと連載しているわけだから。林さんがそのみうらさんの連載をちゃんと読んでいれば……。

(みうらじゅん)あそこで止めることはできたはずだね。

(武田砂鉄)できたと思うんですよ。「これ、令和にするとあの人が動き出しますよ?」っていうことをすごいオフィシャルの場で言っていた可能性も……。

(みうらじゅん)そんなに普及はしていないにしても、まあ冷マっていう冷蔵庫に貼る販促用のマグネットがある限り、これは思い出すからね。

(武田砂鉄)そうですよね。だからいま、冷マ業界も色めき立っている可能性はありますよね。

(みうらじゅん)立っていると思うし、自分も「令和」って書いた冷マももう作成に入っておりますんで。はい。

(武田砂鉄)でもこれね、いまリスナーの方からも冷マを撮った写真がたくさん送られてきていますけどもね。

幸坂理加:たくさんの方から冷マの写真が届いてますよ。

(みうらじゅん)「冷マの写真」って言ってもまあ……特別なんというか。

(武田砂鉄)まあ、語るべきことがあるのかっていう。

(みうらじゅん)当然、持っているものだし、あれなんですけども。でも結構ずいぶん俺もこれを募集して集めて。みなさんにいただいて。その去年やった展覧会(みうらじゅんフェス)では巨大な冷蔵庫4台にびっちりと貼ったんですよ。

(武田砂鉄)貼り付けてましたね。

幸坂理加:すっごくびっしりでしたね。

(みうらじゅん)びっちりと貼っていたら、その冷マ会社というか、その冷マの販促物を作っている会社から、これ。

(武田砂鉄)おおっ、「Happy Birthday」。

(みうらじゅん)俺、ちょうど還暦だったんすけど。その俺の還暦の冷マを作ってくれたんですよ。冷マ会社が。

(武田砂鉄)すごいですね。じゃあもうオフィシャル冷マっていうことで。

(みうらじゅん)そう。オフィシャル冷マ。で、なんの告知がないっていうか、ただのお祝い。

(武田砂鉄)またちょっとチープなこのプレゼントボックスがいいですね。

(みうらじゅん)で、またこの凝っているのが、もう1枚もらったやつはね、この冷マの側面というか、横のラインに目盛りがついていて。定規になっている。長さが測れるんですよ!

(武田砂鉄)じゃあ7、8センチぐらいまで測れるんですね。

(みうらじゅん)そういうものがついていると、またグッときますよね。

(武田砂鉄)また冷マをみうらさんがどんどんと集めていくとその冷マタレントも……。

(みうらじゅん)ああ、冷マタレね。

(武田砂鉄)ご存知、冷マタレ。たとえば舞の海さん、いいところですよね。

(みうらじゅん)ああ、いいラインなんですよね。これが絶妙なラインですよね。

(武田砂鉄)なんか水道のトラブル、舞の海。いい具合ですよね。これが冷蔵庫に貼ってあるのが。

絶妙な冷マタレント・舞の海

(みうらじゅん)ちょっと俺も悔しくて、その水道の業者の格好のコスプレは買ったんですよ。買って、その帽子とユニフォームを着て冷マを作ったんですけども。自分で作るしかないから。俺みたいなやつとかは呼ばれない業界じゃないですか。これ。

(武田砂鉄)なかなか呼ばれないですよね。

(みうらじゅん)「不祥事を絶対に起こさない」っていう風に確実な人しか呼ばれないから。

(武田砂鉄)もし不祥事を起こしたら、冷マ業界がえらいことになりますよ。まあ回収はできないけど(笑)。

(みうらじゅん)えらいことになる。相場がここで変動しますから。

(武田砂鉄)そうか。これだけ冷マを集めている人がいるっていうのは、なかなか面白いですよね。

(みうらじゅん)やっぱり2個とか3個とか、ある程度集まってきたらもう集め続けた方がいいんですよ。こういうものって。1、2個の段階で捨てる人と、3個以上行く人ってもう生まれが違うから。そういう人はもう、捨てるとかいう考えがないから。逆に安心して人生を送れるなって思いますけどね。

<書き起こしおわり>

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