松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でケラーニがドム・ケネディをフィーチャーした『Nunya』を紹介していました。
(松尾潔)この番組でこの1年、2年最も名前が出てきたアーティストといえばエラ・メイということになるかと思いますけれども。そのエラ・メイが時の人となる前夜ですね、その直前にバックアップシンガーとしてツアーに帯同していたというのがケラーニですね。まあちょっとケラーニとエラ・メイの知名度とか人気っていうのは逆転したような印象さえありますが、ケラーニはケラーニで唯一無二の存在でありまして。特に客演女王としての地位はこの3年ぐらいで不動のものになってるような気がいたします。
いま、バックで流れておりますのは先日、ご紹介したばかりですね。これまた客演キングのタイ・ダラー・サインとのデュエット『Nights Like This』ですが。
今日はまた別のコラボ曲というのをご紹介したいと思います。2月下旬にリリースされたばかりの最新作品集『While We Wait』に収録されていたナンバーを今日はご紹介したいと思います。ケラーニ feat. ドム・ケネディで『Nunya』。
Kehlani feat. Dom Kennedy『Nunya』
ケラーニの新曲でドム・ケネディをフィーチャーしておりました『Nunya』をお聞きいただきました。ケラーニの美声が十分に楽しめる曲になっております。曲のタイトル『Nunya』、これだけだとちょっと口語的すぎて意味が分かりかねるという方も多いかと思いますが。「None of your」の略ですね。まあ、曲のサビのところで「Ain’t nunya business」っていう風に……つまり「Ain’t none of your business」って。
「余計なお世話でしょ? あんなに関係ない!」っていう、これはまあ彼女が得意とする形で往生際の悪い元カレがいろんなこと言ってくるんだけど、「もういま、私が何してても関係ないでしょ?」っていう。そうですね。アリアナ・グランデあたりにも通じるような、後々に「あの2018、9年ぐらいのポップスって、女性アーティストの曲にああいう歌詞が多かったよね」って言われるであろう、まさにこれこそね、時代を映す鏡となっているような、そんな1曲でございました。ケラーニ feat. ドム・ケネディ『Nunya』でした。
<書き起こしおわり>