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松尾潔 ジェームス・イングラムを追悼する

松尾潔 ジェームス・イングラムを追悼する 松尾潔のメロウな夜
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「ソロデビューにあたっていちばん困ったのは私のことを誰もがバラディアとしてしか見てくれなかったことだ。たしかにそれ以前の作品と言ったら『Just Once』にしろ『あまねく愛で』にしろバラードだったからね。君(松尾潔)みたいにカール・カールトンの『She’s A Bad Mama Jama』のことを持ち出してくる人はいなかったよ」って言ってたんですけど。

あの……(笑)。そうなんですよ。これはディスコ好きにはもう古典として知られておりますカール・カールトンの『She’s A Bad Mama Jama』というご機嫌なブギーナンバーがございますが。この曲のほとんどの演奏を手がけていたのはジェームス・イングラムでございまして。

ジェームス・イングラム、なんかタキシード着てバラード歌ってる紳士っていうイメージだったんですが、元々はね、オハイオ生まれのファンカーでありまして。70年代には『ドールマイト』っていうブラックムービー好きには本当に名作、珍作と言われている映画にファンクバンド、リベレーション・ファンクっていう当時在籍していたバンドのメンバーとしても出演してるような人なんですが。まあ、それがあのね、デモテープシンガーとして1曲50ドルで歌った『Just Once』という名ソングライター、バリー・マンとシンシア・ウェールの曲を気に入ったクインシーが「この曲、自分ので採用するけど、このデモテープを歌ってるこの男にリードを歌わせたい」って言われて白羽の矢が立って。それがまあ、世に出るきっかけになって。で、その曲ともう1曲『One Hundred Ways』ってういのを歌って、ソロデビューの前にグラミーを取ってしまったという。

これはね、いまヒップホップの世界でドクター・ドレーのアルバムに参加してソロデビューの前にもう人気者になってしまったスヌープ・ドギー・ドッグみたいな、ああいう形を想像していただければいいんですけども。当時、ちょっとした事件でしたね。何しろクインシー・ジョーンズがマイケル・ジャクソンを手がけて乗りに乗ってる時代の話でありました。それではライブの中盤を紹介したいと思います。アーニー・ワッツの『Hold On』まで歌ったところでジェームス・イングラムは『It’s Real』に収められている『When Was The Last Time Music Made You Cry』。「音楽を聞いて最後に泣いたのはいつ?」っていう曲ですが。その曲のテーマに沿うような形でこれまでの自分のヒット曲をメドレー形式で披露いたしました。それではそのライブ中盤のメドレーコーナーをお楽しみください。ジェームス・イングラム 『When Was The Last Time Music Made You Cry』。

James Ingram『When Was The Last Time Music Made You Cry』

James Ingram & Patti Austin『How Do You Keep The Music Playing』

James Ingram『There’s No Easy Way』

Quincy Jones with James Ingram『One Hundred Ways』

Linda Rondstadt & James Ingram『Somewhere Out There』

James Ingram『When Was The Last Time Music Made You Cry』

(松尾潔)先ごろ、1月29日ですが66歳の若さで脳腫瘍で亡くなったジェームス・イングラムの追悼特集をお届けしております。遺族によりますとアルツハイマーとパーキンソン、この二つの病と長年戦っていたようですね。知りませんでした。さて1991年2月12日のジェームス・イングラム初の単独来日公演の模様を再現しております。コンサートの中盤ではメドレーを披露したジェームス・イングラム。『When Was The Last Time Music Made You Cry』で始まりまして。で、パティ・オースティンとのデュエット『How Do You Keep The Music Playing』。そしてこれはファーストアルバム『It’s Your Night』に収められていましたね。『There’s No Easy Way』。

そしてクインシーとの最初の仕事のひとつ、『Just Once』と並ぶ『One Hundred Ways』。グラミー獲得曲です。いま、グラミーのシーズンだな。そしてリンダ・ロンシュタットとのデュエット、これ『アメリカ物語』っていう映画のサントラで全米2位まで昇りつめました『Somewhere Out There』。これもいい曲ですね。そしてまた『When Was The Last Time Music Made You Cry』で締めたジェームス・イングラムでございました。

うーん、いい歌声ですねえ。「カール・カールトンのレコーディングが終わってしばらくたった頃、あるバラードのデモテープの歌入れの仕事が回ってきた。それがバリー・マンが書いた『Just Once』。クインシーはそのテープをとても気に入ってくれて、自分で僕のところへ電話かけてきたんだ」という風に話してくれたジェームス・イングラム。その話はこう続きました。

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