松尾潔 Drake feat. Michael Jackson『Don’t Matter To Me』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でドレイクがマイケル・ジャクソンの未発表曲をフィーチャーした『Don’t Matter To Me』を紹介していました。

さあ、じゃあドレイクの名前が出ましたから、ドレイクの新譜をご紹介しましょうか。ドレイク『Scorpion』。もう今年を代表する1枚になるでしょう。乗りに乗っております。アルバムが出る前からベストセラーになるということは位置づけられていましたし、まあ実際にネット上で音源が解禁されてから、もう世界中であっという間に即、インスタントクラシックになろうとしてるアルバム『Scorpion』。その中から、まあ『メロウな夜』ではまずこれをご紹介しないことには……というところで聞いていただきたいのが、マイケル・ジャクソンをフィーチャーした曲でございますね。

マイケル・ジャクソンをフィーチャーしている……死後、そういう曲がたくさん出てますが、まだあるんだっていう感じですね。正直ね。で、今回のマイケルが歌ってるメロディー、僕ね、本当に聞き覚えがなくて。「何だっけな、この曲?」って思って調べましたよ。そしたら、未発表の曲なんですって。未発表の曲がドレイクの作品の中で公開されるって大変な大物ですね。ドレイクはね。で、これちょっとタネ明かしますと、マイケル・ジャクソンの『Love Never Felt So Good』っていう死後だした曲の中で最も成功した曲。ジャスティン・ティンバーレイクとの疑似デュエット・バージョンもございますが。

あの曲が作られたセッションというのは、かのポール・アンカとマイケル・ジャクソンがコ・ライトのセッションをやってた時の曲なんですね。で、その時に実は複数セッションしていたらしくて、その中の1曲が今回の曲らしいですよ。それがちゃんとオフィシャルな道を辿って作られたというものを示すかのように、いまドレイクとポール・アンカが肩を組んでる写真っていうのがネットに出回ってますね。

One of the great nights…lots to follow! Love working with Drake! #paulankatour #recordingsession #canadian #canada #drake

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いや、もうなんか時代とかジャンルとかが本当にこれ……僕この間ももちょっと番組で話して突っ込みすぎたかなとも思ったんですけれども。いや、そんなことはないと思い直していまもういっぺん言いたいですけど。いまのね、R&Bシーン、ヒップホップシーン、中途半端な知識だともうわけわかんないですよ。この文脈が。もういっそのこと、何でもありっていうことで楽しむのっていうのもいいと思いますよ。でも僕、仕事ですから、一応こうやって読み解いていきますけどね。それにしてもね、ネット社会が音楽業界に与えた変化っていうのがいろんな人、検証してるけれども。こういうところにもその一端を垣間見る気がしますね。

つまりいま、目の前の音としてある分には、もう新譜も旧譜もある意味フラットなんだけど、その「旧譜の中でも知られざる旧譜は新譜である」っていうのはね、やや暑苦しくかつ重苦しい枕になりましたけども。それぐらいありがたみのある、そして2018年を象徴する1曲かと思います。聞いてください。ドレイク feat. マイケル・ジャクソンで『Don’t Matter To Me』。

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Drake feat. Michael Jackson『Don’t Matter To Me』

Quincy Jones feat. Brandy & Heavy D.『Rock With You』

マイケル・ジャクソン関連のナンバーを2曲続けてご紹介いたしました。まずはドレイクの新譜ですね。ニューアルバム『Scorpion』に収録されておりましたマイケル・ジャクソンをフィーチャーした『Don’t Matter To Me』。そしてクインシー・ジョーンズの……もうそうか。これ20年以上前のアルバムになるのか。1995年にリリースされた『Q’s Jook Joint』に収録されておりました、かつてクインシーがマイケル・ジャクソンの『Off The Wall』というアルバムをプロデュースした時の目玉曲でした『Rock With You』。それのセルフカバーということになりますね。クインシー・ジョーンズ feat. ブランディ &ヘビー・D。

まあ「セルフカバー」っていう風に申しましたけども、ご存知のようにクインシー・ジョーンズは自分で歌うわけじゃないので。マイケル名義の作品でプロデュースをするか、自分名義の作品集でプロデュースをして、そこにブランディを招き入れるかっていうことで。どちらにしてもまあクインシーサウンドなんですが。ただ、ご存知の方も多いと思うんですけど、クインシー・ジョーンズはもうブランディングがしっかりしてるんで。クインシーがそこにいれば、みんなクインシーらしいサウンドを作っちゃうんですよね。ミュージシャンがね。それも立派なプロデュースだと思いますよ。それだけ自分をアイコン化していったという人、他にパッと思いつかないぐらいのところまで行った人なんで。

<書き起こしおわり>

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