渡辺志保 Blueface『Thotiana Remix ft. YG』を語る

渡辺志保 Blueface『Thotiana Remix ft. YG』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で注目の若手ラッパーBluefaceの『Thotiana Remix ft. YG』を紹介していました。

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True freshman I’m only 1 year in allat of these rappers red shirted a couple years ?

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(渡辺志保)ここでさっそく次の曲に移りたいと思うんですけども。これ、前年の暮れにかけそびれた曲をブワーッと1時間かけるっていう放送をしたんだけど。その時にすらまだちょっと私、このブルー・フェイスというMCの曲をかけるという決断には至りませんでした。本当にここ数ヶ月でまた……ここ4ヶ月ぐらいでまた、主にアメリカのシーンをですけども駆け上っているスターMCがこのブルー・フェイスです。

(DJ YANATAKE)俺、いまたぶんSNSでいちばん見るのはブルー・フェイスかな? そんぐらいすごいよね。

(渡辺志保)で、今日かけるのは『Thotiana』っていう曲のリミックスが2日前に出まして。feat. YG。で、ビデオを撮っているのもミュージックビデオでいまずーっとハスリンしているリリカル・レモネードことコール・ベネットさんが撮ったミュージックビデオが2日ぐらい前に出たんですけど。彼自身はコンプトン出身。西海岸のコンプトンを拠点としているラッパーでして、赤か青かと言われれば名前もブルー・フェイスだから青の人なんですけども。

最初、ネットのミームが……彼のネットの動画がすごいバズりまして。かつ、オフビートのラップスタイルっていうのが、なんて言えばいいでしょうかね? ちょっとビートの規則性を無視するようなオフなビートでラップするスタイル。本当、最近だとSOB X RBEとかが本当、そのオフビートの真骨頂っていう感じのラップをしているんですけども。それとか、あとは西海岸は前からオフビートのラッパーが多いですから。E40とかマック・ドレとかもそうなるかと思うんですけども。

そのオフビートでラップしてる動画がかなりバズりまして。それから急激に人気が出たラッパーということになりますが。キャッシュマネーが彼を……。

(DJ YANATAKE)そうだね。そこから話題になった感じがするよね。

(渡辺志保)キャッシュマネーが彼とサインをして。で、去年の10月末ぐらいにはドレイク……出た! ドレイクがブルー・フェイスのことをInstagramでフォローして。かつ、「お前のやってること、最高だからこのまま続けてくれ!」って。で、「すでにボーイ・ワンダが俺とお前とのコラボ曲のビートを作っているからよろしくな」みたいなことをインスタのDMで送っていて。

で、それをブルーフェイスがスクショして、自分のインスタのストーリーに上げたんですよね。それでまた「ああ、ドレイクが目にかけている新人ラッパーだ」っていうことでまたバズりまして。そういうことで本当になにがきっかけになるかわからないよね。

(DJ YANATAKE)うんうん。

(渡辺志保)で、バイオグラフィーとかを調べても、ラップをスタートしたのが2018年1月って書いてあって。そんなことあるの?っていう感じなんですけども。まあ、なにをもってスタートしたのか?っていうのはいろいろと区切り方があると思うのでわからないんですけども。で、私もだから先週の金曜日の夜も土曜の夜も遊びに出たけど、両日ともこの『Thotiana』を聞きましたね。それぐらい現場でいまも盛り上がっているのかなって。

(DJ YANATAKE)ねえ。まあ、いまも言ったけどSNSが本当にすごいけど、なんかちょっと前の曲なんだよね。いま流行っているやつがね。『Bleed It』とこの『Thotiana』と。まあ、今日のリミックスは違うけど。

(渡辺志保)そう。リミックスは2日前に出たリミックスだけども、もともとは……。

(DJ YANATAKE)名前が出てから前の曲がいま、ウワッと来ている感じだよね。

(渡辺志保)だからシェック・ウェスの『Mo Bamba』とかもそうですけど、リリースからちょっとしばらくたって、バイラルヒットするみたいなのがいまはもう普通に……。

(DJ YANATAKE)だから追いかけきれないぐらいに出ているっていうことだよね。でもなんか注目されたら前の曲がいまバズるっていうようなね。なにが起きるのか、わかりませんね。

(渡辺志保)バズがね。温まって温まって爆発するということですので。みなさんもミームを作るところから始めたらいいのかもしれないですけども。そんな感じでいま、これがいちばんネットでもリアルな現場でもバズっている曲という風に言っていいかもしれませんので聞いてみてください。ブルー・フェイス feat. YGで『Thotiana Remix』。

Blueface『Thotiana Remix ft. YG』

はい。いま聞いていただいておりますのはシーンを席巻しておりますバズチューン、ブルー・フェイスの『Thotiana feat. YG』でした。いかがでしたでしょうか? まあ、彼のInstagramとかYouTubeとかSpotifyとかもディグって聞いてみてほしいなと思います。基本的には同じようなトラックでラップをしているんですけども。ちなみに、さっきもこの曲がかかっている時にヤナさんと話していたんだけど。このブルー・フェイスは青いクリップスっていうギャングの方で、このリミックスにフィーチャーされているのはYG。

で、YGってもう「コンプトン(Compton)」のこともわざわざ「ボンプトン(Bompton)」と「B」から始まる単語に呼び替えるほどの生粋のブラッズということで。これはクリップスのブルー・フェイスとブラッズを代表するYGがコラボしているっていうことで。なんかさ、我々のような一般リスナーは「それ、いいの? 赤と青が一緒になっちゃって、いいの?」って思うんですけど……最近はそういうのは珍しくないんですかね? というのをちょっと、今日のゲストのSTEELOさんに話を振っていたんですけども。STEELOさん、実際にアメリカで暮らしてみてそのへんはどうですか?

(STEELO)ええと、たぶんだいぶ変わってきていて。いまは結構ケンカをしちゃいけないっていうか、そういうのはあるのかもしれないですね。みんな仲良しじゃないんですけども、そこでムダな血を流さないっていうか。そういうのはあります。

(渡辺志保)そうか。じゃあクリップスとブラッズで一触即発、バチバチッていうのは、まあ一部の地域ではあれども……。

(STEELO)あるかもしれないけど、そうですね。

(渡辺志保)なるほどね。勉強になります。

<書き起こしおわり>

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