プチ鹿島 丸山ゴンザレス・大麻ビジネスレポートを語る

プチ鹿島 丸山ゴンザレス・大麻ビジネスレポートを語る 水曜日のニュース・ロバートソン

プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で夕刊フジに掲載された丸山ゴンザレスさんの大麻ビジネスレポートについて紹介。モーリー・ロバートソンさんと日本の大麻報道などについても話していました。

GONZALES IN NEW YORK

(プチ鹿島)では、続いて夕刊フジの記事を行きたいと思います。この記事、面白かったですねー。「中国の死刑判決から北米の大麻解禁まで」。どういうことか?っていうと、丸山ゴンザレスさんという各国の危険地帯に詳しいジャーナリストの方。テレビでも有名な方ですが、その方が世界の薬物のヤバすぎる最新事情について明かしている、そういう記事なんです。面白かったのは、前半にカナダとかいろいろと書いてあるんですけど、「中国についてはどうなのか?」っていうことで。丸山さんは「大麻がビジネスになると考えたら、高品質な大麻の製造に力を入れ始めるだろう。なぜなら中国は民の声よりも国の判断が先行されるから」ということで。

あと、もうひとつ。「日本では5年前には大麻解禁など誰も信じようとしなかったが、いまでは世界的に見方が変わっている」という。「日本にこの流れ、押し寄せるんですか?」という編集部の問いに「あくまでも嗜好品で解禁する必要があるわけでもないが、今後は効能や危険性を理解する必要も出てくるだろう。その上で世界的な解禁の動きや関連ビジネスにどう向き合うのか、議論することが重要になってくる」という。これ、ぜひモーリーさんにも……。

(モーリー)そうですね。記事では「日本ではもちろん違法で、議論よりも先に行動は禁物」とかって書いてあるんですけども……それはエクスキューズですよね。要は、書いた新聞が叩かれないように、睨まれないようにしているだけで。でも、みんな大麻には興味があるから「大麻、大麻」ってそそりつつも、なんとなく日本式のガラパゴスで「ぼかしたから、いいだろう」っていうのはあるよね。

(プチ鹿島)うんうん。

「ぼかしを入れたらOKだろう」

(モーリー)漫画の時代から、そうじゃなかった? AVとかも。ぼかしを入れたから、これは大丈夫なんだっていう。なんか妙な阿吽の合意ができちゃうんですよ。だから、僕はそれとちょっと似たものを感じていて。みんな大麻の情報は知りたい。大麻に興味を持って、実際にカナダやアメリカに渡って日本人の若者なんかは体験する人がこれから激増すると思いますよ。で、それを止められないのはわかっているけども、どうせこんなに日本人がいっぱいやって問題がなかったんだから、合法化しようよって誰も怖くて言えないけど。でも、大麻へのSNSでの発信があるから、記事は書きたいんですよ。そのギリギリの妙なバランスを感じる。

(プチ鹿島)だからここで登場して語っているのが丸山ゴンザレスさんっていうのが僕は面白くて。要はいま、テレビの作り方も昔は秘境とかがあったら探検隊がみんなで行くっていう。「でもそれ、やらせじゃない?」とかいろいろと批判を浴びていたんですが、いま面白いのは実際に行っちゃう人がいるわけです。で、その人に……もう全部リスクは背負ってやってくれるわけなんで、その人をスタジオに呼んで語っていただくっていうことは、まあ嘘は行っていないし。リスクを背負って現地に行くのはその人なので。

(モーリー)だからリスクを外化しているんだよね。媒体としてはズルいけど、こうやって大麻に対する報道を面白おかしく広めていくっていう1点は……そこにある写真でも、「ほら、大麻吸っているぞ。面白かろう」ってやっているわけじゃない? で、APなんですよ。一応、写真はちゃんと買っているわけです。だから、自分の国の中では撮影できないからAPから買いましたよって。APって立派なニュースソースだから「ほら、立派なところで報道してるでしょ?」っていうのが逃げ道。

(プチ鹿島)だから日本ではタブロイド紙とはいえ、大麻の解禁とか議論を呼びかける……。

(モーリー)ある意味、新聞・雑誌・地上波のテレビよりは勇気あると思うよ。

(プチ鹿島)これがでも、まだギリギリだったっていうことですかね。

(モーリー)まあ、僕的には英語でニュースを読んでいると、毎日当たり前のように大麻のニュースがあるんで寂しいですけども。でも一歩ではあるので。ちょっとがんばってほしいね。

(プチ鹿島)実際のいろんな地域に行っているジャーナリスト……まあ、丸山ゴンザレスさんに語っていただくという、そういう記事で面白かったですね。

(モーリー)いいっすね。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/53058

タイトルとURLをコピーしました