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中島愛 休業中に坂本真綾とNegiccoに救われた話を語る

吉田豪と中島愛 掟ポルシェを語る SHOWROOM
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(中島愛)休業中はもう本当、最初1年ぐらいはプリキュアだけお仕事を基本、やらせていただいていて。あとは他のマクロスだったりとか声優の仕事でいままで受け持っていたキャラクターの動きがある時だけ仕事をしていたんですけど、それ以外は本当にふさぎ込んでいましたね。

(吉田豪)「ふさぎ込む」?

(中島愛)ずっと家にいました。もう本当、ほとんど外に出ていなかったし。

(吉田豪)家でなにをやっていたんですか?

(中島愛)家で……なにやっていたんだろう? 寝てた。

(吉田豪)フフフ(笑)。相当なふさぎ込み方じゃないですか。

(中島愛)でも本当に寝て、起きて、とりあえずご飯だけは食べなきゃって思ってご飯を食べて。でも、歌とかを聞くとなんか気が滅入っちゃうから。テレビとか歌とかも最初の頃は本当に全然聞けなくて。

(吉田豪)じゃあ、その昭和アイドルとかを掘るのももう無理っていう?

(中島愛)無理。「メディアでこういう話をする機会もないのかも」って……まあ、自分から離れたくせになにをふさぎ込んでるんだ?っていう話なんですけども、最初は本当に結構そういう感じでした。

(吉田豪)へー!

(中島愛)だから、その頃はフリーだったんですけど。なので、仕事は全部自分1人で行っていて。自分でメールのやり取りとかもしていたんですけど、そういうところでしか人と交流できないみたいな。

(吉田豪)ヤバいじゃないですか。

(中島愛)で、そのかわり、プリキュアとかで外に出ていって結構飲み会とかがプリキュアの収録後とかってあったりしたので。そういうの、いままでは結構私、引っ込み思案の方なんであんまり出席しない方だったんですけども。「誘われたら外に出る」っていうことだけを意識していたので。普段行かないような飲み会とかには行っていましたね。それは楽しかったです。それ以外の時は本当にドーン……って。

(吉田豪)その仕事の瞬間だけは楽しいけどっていう。

(中島愛)はい。でも家にいる時には本当に……割と冗談抜きでなにもしていなかった。ご飯とお風呂とかそういう日常的なところはギリギリできてましたけど。でも、さすがにマズいと思って。「なにか外に出るきっかけを自分で作らないとマズいのでは?」と思って、たまたまラジオで聞いたミュージカルのチケットのアナウンスみたいなやつがピンと来て。その日にチケットを取って。

(吉田豪)用事を作って外に出てみようっていう。

(中島愛)チケットを買って。で、結構そのミュージカルはチケット代がS席だと1万円を超えたりするから。気軽にっていうよりは「買ったぞ!」っていう感じじゃないですか。休業していて仕事もほとんどしていないし。なのでなんとかそれを買ったから絶対に行かなくちゃって思って行ったら結果、「ひさしぶりにちゃんと音楽を聞いたけど、めちゃくちゃ楽しい!」ってなっちゃって。

(吉田豪)歌を聞いても「悔しい」とか思わないっていう。

(中島愛)思わなくなった。むしろ、なんか「歌って素晴らしい!」っていう方に一瞬でスイッチが入っちゃって。だからって自分が歌って……みたいな感じにはすぐにはならなかったんですけども。

(吉田豪)徐々にリハビリが……っていう。

(中島愛)そう。ライブとか舞台とかミュージカルを見に行くようになって、徐々に自分が持ち直していったっていう感じですね。

(吉田豪)さっきコメントで「転職サイトとか見ていたって本当ですか?」って。

(中島愛)あ、そうです、そうです。たぶん今月出ている雑誌でその話をインタビューでしていただいたんですけど。ずっと転職サイトは……っていうか、あれですね。アルバイトの情報とかをずっと見ていて。ただ、なにしろ結構ふさぎ込んでいたので、応募するには至らなかったんですけども。

(吉田豪)アクションにも出れない。

(中島愛)「私には無理な気がする。私って全然社会に順応できていない。私ってやっぱりダメだ……」みたいな。でもずっとそういうサイトを見て、ブックマークして。「これだったらできるのかな?」みたいなのは見ていましたね。

(吉田豪)本当、よく立ち直りましたね。それを思うと。

(中島愛)でもこれ、営業トークとかでは全くなくて。本当にNegiccoのライブは大きかったんですよ。本当に。

(吉田豪)へー! じゃあ、弱っている時にNegiccoに行っていたんですか?

(中島愛)Nao☆さんが誘ってくれるから……最初、私チケットを買って行っていたんですけど、さすがに「呼びますから」みたいになってくれて。「あ、そんな……」って。

(吉田豪)「お金、厳しいのわかっていますから」みたいな?(笑)。

(中島愛)そうそうそう(笑)。休業中だし。最初はね、新潟まで行っていたんですけど、途中からお誘いいただけるようになって。やっぱり誘っていただいたらね、行きたいじゃないですか。で、一生懸命お化粧とかもして外に出ていって。で、途中でNao☆さんとプライベートでお食事に行ったりする中で、やっぱりもちろんNao☆さんとかもメディアに出ている時とそうじゃない時とで全然変わりないタイプの方だから、話している内容とかも別に「意外! そんなこと思っていたなんて!」みたいなことを話されるわけじゃないんだけど。

(吉田豪)なにもないですよね(笑)。

(中島愛)そうそう。本当に豪さんのインタビューで読むような感じのままなんですけど、でも「やっぱり迷ったりしたこともあった」とか。「本当に紆余曲折あったし……」みたいなことを聞いていると、自分と同年代の方がここまでがんばっているっていうことがすごい励ましになって。

(吉田豪)辞めないで続けているっていう。

(中島愛)やっぱり歌が好きだし、アイドルっていうこと自体が好きだっていうのがステージからも普段のおしゃべりからも伝わってきて。Negiccoのライブに行くたびにすごい励まされたっていう。なんか日比谷のライブで私、豪さんの近くで見ていましたね。そう。それとかも本当にただただ楽しくて。ファンとして見ていて。

(吉田豪)うん。「心が弱っている時のアイドルは来る」っていうのがね、次々とコメントで流れていますけども(笑)。

「心が弱っている時のアイドルは来る」

(中島愛)そうそう。杉作J太郎さんも同じようなことをおっしゃっていましたよね?

(吉田豪)うん。言っていますね。

(中島愛)でも、本当にそう。心が弱っている時にNegiccoという養分を私はもらって。もう、「ここで30になる前にもう1回、立ち上げってみようかな?」って思って。Negiccoに立たせてもらって、真綾さんに背中をこうやって押してもらって「ああっ!」って思ったらCDを出して。

(吉田豪)気がついたらこうなっているという。

(中島愛)こうなっていて。本当にありがたいですよ。

(吉田豪)へー! いい話だな。コメントでさっきあったんですけども。「休業した理由は話しづらいですか?」っていう。

(中島愛)ああ、でも本当に休業した理由は全然自分に期待ができなかったからですね。なんかすごい……私、本当は『マクロスF(フロンティア)』のテレビ放送が終わったらやめようと思っていたんで。

(吉田豪)それぐらいだったんですか!?

(中島愛)はい。

(吉田豪)なんで? あの勢いで?

(中島愛)そこまでスターダストで5年間、くすぶっていて、全然自分には何もない。自分自身に魅力があるわけではないっていうところからスタートしていたんで、「ランカ・リーに合っている」っていう意味で選んでいただいたかもしれないけど、そこから「ランカ・リー=」っていう冠を外して「中島愛」ってやっていけるとは私は到底思えないっていう……。

(吉田豪)フフフ、そういうくすぶりが長かったせいで自信が全くなく?

(中島愛)なくて。だから、たぶんこんなに広いところでリハーサルをさせてもらえるのも、こんなに広いところでライブをできるのも、ラジオ、テレビ、雑誌の仕事があるのもランカ・リーだからだっていうのは自分がいちばんよくわかっていたから。これはこんなに華々しい時期は私は18歳、19歳のここで終わりなんだっていう風に思っていて。だったら、絶対に食べていけなくなるだろうし、ダメだからちゃんときっぱり卒業して違う人生を生きる気持ちでいなきゃいけないなっていう風に結構割とテレビ放送が始まった頃から……。

(吉田豪)フフフ、テレビ放送が始まった頃から?(笑)。

(中島愛)っていう風に思っていたんですけど、テレビ放送が半分ぐらい行った頃、アフレコで「実は劇場版があるんですよ」っていうことを結構サラッと伝えられて。

(吉田豪)「あれ? テレビだけじゃ終わらないっぽいぞ?」って。

(中島愛)「おっ? 劇場版とは?」みたいな。で、劇場版はどうやら1年後とか。二部構成になったら2年後ぐらいまであると。「なるほど。じゃあ、劇場版があるならそこまではがんばろう」って思って、ちょっと延ばしたんですよ。

(吉田豪)へー!

(中島愛)でも、劇場版が終わった頃にはもう、個人の活動も3年ぐらいはやっていたんですけど、そこに来ても中島愛としては特にこう、価値があるっていう風な考え方にはまだなっていなくて。だから、いろんな人に「あなたはランカちゃんだからここまで来れたんでしょ?」っていう風に、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも言われても、「それ、私がいちばんわかってます」ってずっと思っていて。で、自信がないままがんばって続けてはきたけど、もうたぶん年齢的にも20代折返し地点が目の前に来ていて。「私から出るものは、もうなにもないし。客観的に自分を見ていて全く面白いと思えない」って思って。

(吉田豪)へー!

(中島愛)いただける曲とかはすごくいい曲ばっかりで。いろんな活動もできていたけど、自分が見合っていないっていうことがめっちゃわかっていたんで。そこで心が折れましたね。

(吉田豪)なんでこんなに自己評価が低いんですかね? でも、今日の放送を見ていたら十分に面白い人だってみんな思っているはずですよ。

(中島愛)いやいや、結構いまでもそのスタンスは変わっていないんですけど、そう言っているとさすがにちょっとなっていう大人な自分が出てきて。なんとか自分を鼓舞しながらやっていますね。うん。

(吉田豪)そうかー。

(中島愛)っていう、単純にポキッと折れてしまったっていう。

(吉田豪)具体的な大きな何かがあったとかじゃなくて。もともとの自分の?

(中島愛)結構1年ぐらいかけてちょっとずつ折れていった感じでした。最後の1年は。取り立てて誰かに何か言われたとか、「お前はダメだ」とか言われ続けたとかっていうよりもむしろ、周りが優しすぎて辛かったのはあるかもしれないですね。

(吉田豪)「私なんか何もないのに、なんでみんな優しくしてくれるんだろう?」って。

(中島愛)そうそう。「怖いんだけど……」みたいな感じでした。「みんな、気を遣っているのかな?」とか。だいぶネガティブですよね。でも、結構周りが優しすぎて怖いとか、ちょっとずつ会場が、埋まる/埋まらないは関係なくても大きくなっていくたびに「これは応えられるのか?」って……というか、そもそも私、スターダストがどれだけすごいところかわからないで応募しちゃっているんですけど。周りを見て「なんで私、ここにいられるんだろう? いつ、『いらない』って言われるんだろう?」って中学生の頃からずっと思っていたんで。結構それがね、続いていって折れちゃって、結果ふさぎ込むっていう。

(吉田豪)でもNegiccoというネガティブガールズと仲良くなるのもわかりますよね。

(中島愛)でもそこで共鳴したのかも。「私たち、キラキラしてるでしょ?」じゃなくて、「私たちはこうでこうでこうかもしれないけど、でも立ち上がりたい」っていう子たちだったからこそ……あ、なんかめっちゃお腹が鳴っている。お腹が空いているみたい(笑)。なんかそういう共鳴をして、なんか好きになっちゃうみたいな。

(吉田豪)うん。Negiccoもものすごい悩んでいた時、「でもこういうネガティブなことを言っちゃいけないって言われてるんですよ」って言っていた時、「全然関係ないっすよ。わかっているから。あなたたちがネガティブなのは。全然出して大丈夫です! そこが魅力です!」ぐらいに言ったら、それが歌詞になったのが『ネガティヴ・ガールズ!』っていう。

Negicco『ネガティヴ・ガールズ!』

(中島愛)私は豪さんとNegiccoさんのインタビューはめっちゃその頃、すごい貪るように読んで読んで読んで。で、『ネガティヴ・ガールズ!』で泣くっていう(笑)。本当に、もう……本当に泣いちゃう(笑)。

(吉田豪)お菓子、食べますか?

(中島愛)食べる! いいんですか?

(中略)

(吉田豪)でも、いい話じゃないですか。ものすごく。

(中島愛)もう、本当にそう。包み隠さずこんな感じです。だから、みんなにも「心が折れた」って最初は言いづらかったけど、2年経ったんで。2年、復帰してがんばれたから、そろそろ言っていいかな?って。

(吉田豪)全然なんの問題もない話ですよ。ちゃんとそれがこうなって、いろんな人の後押しによって好きなことをこうやって言えるようになり、それが仕事につながって。いい流れじゃないですか。

(中島愛)やっと前向きに、ちょっとずつなれたから。

<書き起こしおわり>

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