安住紳一郎と福島暢啓 アナウンサーという仕事を語る

安住紳一郎・福島暢啓 『日曜天国』ピンチヒッターを語る ラジオ

(福島暢啓)ラジコプレミアムで聞いてるんですか?

(安住紳一郎)ラジコプレミアムも使うけど、なるべく……あんまりこうね、聞いちゃうと真似しちゃったりとか、同じ方向に寄っちゃうから。ちょっとまあそれは注意しながらだけど。まあ、ラジオ好きなんだけど、あまりラジオマニアになっちゃわないように。ちょっと注意しながら、広めに。真ん中に集まるのはあえてほぐす、ほぐすっていう作業はして。だから本当は福島くんの『次新』とかも毎週聞きたいんだけど、聞いちゃうと影響を受けちゃって、同じ番組作りになっちゃうから。なるべくこう、たまに聞く感じぐらいにしてっていう。

(福島暢啓)へー! 意図的にそれを減らす? お忙しいでしょう。でも、安住さんって。

(安住紳一郎)いえいえ。

(福島暢啓)月曜日から日曜日までびっちり働いてるっていうイメージですけど。

(安住紳一郎)そうですね。

(福島暢啓)特に週末、めちゃくちゃお忙しいですよね? 土曜日夜のニュース番組をやって。で、その後に次の日の朝のラジオの打ち合わせを番組が終わった後、夜0時過ぎたぐらいからびっちりやるんでしょう? 私、それを追体験させていただきましたけども。

(安住紳一郎)ねえ。ピンチヒッターで。ありがとうございます。

(福島暢啓)よくこれを毎週やってるなって思いました。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(福島暢啓)辛くないですか?

(安住紳一郎)いやー、もう慣れかな。辛いなと思う時はあるけれど。

(福島暢啓)もう10年以上、そのスタイルで。

10年以上続く土日のハードスケジュール

(安住紳一郎)でしょうね。15年ぐらいかな? 正しく言うとね、土曜日の午前中から『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』っていう番組収録があって。それが夕方に終わって。そこから『情報7DAYS ニュースキャスター』のオンエアーと準備。で、『ニュースキャスター』が終わって、『ニュースキャスター』の反省会と翌週打ち合わせ。で、深夜の2時ぐらいから早朝の5時くらいまでが『日曜天国』の打ち合わせ。で、ラジオの本番があって、それで終わりっていう感じです。

(福島暢啓)はー! その前の平日の月曜日から金曜日はずっと撮影が入っているんですか?

(安住紳一郎)そう。ロケと、あとはまあ細々とした仕事と、あとは打ち合わせ。あと、特番ですね。

(福島暢啓)その隙間をぬってテレビ見て、ラジオ聞いて……ってしてるわけでしょう? 寝る間がないんじゃないかと思っちゃいますけども。

(安住紳一郎)いやー、でも楽しいから。もうもともとテレビが好きで入ったから、そんなに苦でもなく。

(福島暢啓)見るのは好きでしょうね。それで聞くのもお好きだと思いますけど、出るのはどうなんですか?

(安住紳一郎)いやー、やっぱり見たり聞いたりする方が好きかな?

(福島暢啓)フフフ、いまテレビに出ていて「楽しい」と思う瞬間はありますか?

(安住紳一郎)ない!(キッパリ)。

(福島暢啓)フハハハハハハハハッ! ゼロですか?

(安住紳一郎)ゼロ。

(福島暢啓)全く?

(安住紳一郎)まあ、すごくね、女優さんに会えて嬉しいとか、美味しいものを食べられてよかったなっていうのはある。けれど、うん。普通にでも通りがかりに女優さんを見たかったなとか、プライベートでここに食事をしに来たかったなっていう感じ(笑)。

(福島暢啓)へー! そうですか。『ぴったんこカン・カン』の撮影、ロケなんかは私はもう教科書と思って見てるんですけども。

(安住紳一郎)いやー、本当? 嬉しい。

(福島暢啓)あれはね、台本ってあるんですか?

(安住紳一郎)台本はね、ほぼ無い。

(福島暢啓)無くてあれだけ面白くできるっていうのは……それ、事前の調べものなんかはご自身で全部なさるわけですよね?

(安住紳一郎)そうですね。

(福島暢啓)で、調べること自体は私、そんなに苦ではないっていうのはよくわかるんですけども。資料を集めたりするのは大変じゃないかなっていう風にいつも思うんですけど。

(安住紳一郎)そうね。だから他の番組に出た録画とか、そういうものをかき集めて見たりしますね。

(福島暢啓)どうやってかき集めるんですか? ずっと自分で録っているんですか?

(安住紳一郎)いまは各局の放送の録画が普通に置いてある場所があるから、そこに行って。

(福島暢啓)ああ、会社の中にあるんですか?

(安住紳一郎)うん、そう。

(福島暢啓)それで一通り洗いざらい見て。で、手に入る文献は一通り目を通して。で、完全に知った状態で臨むっていうのが?

(安住紳一郎)そうね。あと全部、ねえ。こんなこと、手の内を話しちゃうのもあれだけれど。大体トーク番組、各局もいろいろあるもんね。当然、徹子さんの番組とか、あとは『しゃべくり』とか、いろいろと人気の番組があって。その人たちがね、全力をかけてトークしてるわけで、なかなかそこでこぼれたトーク案っていうのはほとんどないから。まあだいたい、ねえ。キモになるような話は出尽くしてるって考えるのが正当だよね。

(福島暢啓)はいはい。

(安住紳一郎)なので、だからまあそういうところを見て。「ああ、この話は面白いな」と思ったのを自分のところでももう一度お願いするみたいなやり方が多いかな。だからどっちかと言うとなんか、焼き直し的な感じ? 「アイリスオーヤマ手法」って俺は呼んでいるんだけど。

(福島暢啓)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)他のね、優秀なメーカーさんたちが開発したものをね、上手に販売していくっていう。

(福島暢啓)ジェネリックっていうか。

(安住紳一郎)そうそう。ああ、いいね。その表現をもらっちゃおう。ジェネリック的なトーク番組をやっているわけ(笑)。

(福島暢啓)アハハハハハハハッ! でもそれが、実はみんなに喜ばれるっていうことですよね?

(安住紳一郎)ただね、ジェネリックばっかり使っていると開発をする予算がメーカーに届かないから。他にも行ってっていう感じ(笑)。

(福島暢啓)でもそれが、それだけ準備した時に、その準備で想定してなかったことが返ってくることってありますよね?

(安住紳一郎)あ、出た。それは私に何を言わせようとしてるの?

(福島暢啓)フフフ、ありますよね?

(安住紳一郎)ありますよ。

(福島暢啓)それはでも、楽しいでしょう?

(安住紳一郎)楽しいですね。楽しいけど……まあ、だから準備してたものを全部捨てるっていうね。それができるかできないかっていう、アナウンサー6年目ぐらいの壁がありますよね。

(福島暢啓)それ、6年目ですか?

(安住紳一郎)6年目でしょうね。

(福島暢啓)その先はどうなってくるんですか?

(安住紳一郎)その後は、もう自由自在のブレーキアクセル交互交互みたいな。ドリフトターンみたいな。「ダーン! どっち踏んでるの!?」みたいな。

(福島暢啓)自分の積み重ねでなんとでもなるっていう状態に入っていくっていう。

(安住紳一郎)準備したものを出す、出さない、捨てる。アクセル踏む、止まるみたいな。で、両方を押しながらドリフトでギューンッ!ってコーナーを回って、みたいな。

(福島暢啓)フフフ、もう自由自在。どうにでもなるカースタントみたいな感じで(笑)。

(安住紳一郎)そうそう。で、詰まるとパントで逃げるみたいなね。

(福島暢啓)フハハハハハハハハッ! 逃げ方もわかっているっていう?

(安住紳一郎)そうそう。アメフトみたいにね、短いパスをつなげて、トークが進まなくなったらもうヤバいみたいな。そういう時はもう感覚みたいにパントでダーン!って蹴るっていう(笑)。

<書き起こしおわり>

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