星野源 『サピエンス』を語る

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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でアルバム『POP VIRUS』についてトーク。アルバム収録曲の『サピエンス』について話していました。

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(星野源)さあ、本日発売ニューアルバム『POP VIRUS』特集ということで、次は収録曲『サピエンス』という曲を流していきたいと思います。先に今回はメールを読んでいこうかなと思います。東京都23歳の方。「質問なのですが『サピエンス』の歌詞の中で『ふざけた愛しみ(かなしみ)』とありますが、『悲しみ』ではなく『愛しみ』という漢字を選んだ理由が知りたいです。私的には『悲しみ』だとなんとなくネガティブっぽいのかと思い、『愛しみ』の方が歌詞の世界観では当てはまるのかなと思いました。『サピエンス』からの『アイデア』、流れが最高です。ポップウィルスに絶賛感染しています」と。ありがとうございます。

なんか……なんのきっかけだったか忘れたけど、昔その「悲しい」っていう言葉を調べたことがあって。なんかそこに書いてあったのは、「もともと『悲しい』っていう言葉は『愛しい』って書いてたんだ。それでいまの漢字になった」みたいなのを読んだことがあって気がして。で、最近その歌詞を書いている時にも調べたら、なんかそう書いてあって。

で、その「愛」って書く方の「愛しみ」って書いて「かなしみ」って読むっていうのと普通の「悲しみ」っていうのの感触の違いっていうのがあるんで。その感触の違いっていうのを歌詞の中で表現できたらいいなと思って。「愛しみ(かなしみ)」っていうのと「愛しさ」っていうのの違いがあるなと思ったんで。それを両方、歌詞に入れてみました。

続いて、横浜市の方。「『サピエンス』、先日のドコモの新CM曲と発表があり、少しだけ先にCMで聞いて『これは……』と思っていましたが、本日はアルバムをフラゲしてフルで聞いて、とにかく耳が楽しくてお気に入りの曲になりました。今回、Ujico*さんというシンセベースの方が初参加されているということ。STUTSさんといい、源さんのおかげで新しいアーティストの方を知ることができて嬉しいです」。そうですね。ありがとうございます。

Ujico*くんというね、まだ若干21歳! 若いぜ!っていう。もう素晴らしいアーティストなんですけど。僕、前からの自分の曲でシンセベースを入れたいなってずっとずっと思っていて。でも、いわゆるシンセベーシストっていないんですよ。シンセって、ひとつのシンセでいろんな音が作れるんで。ベースの音も作れるし、そうじゃない音も作れるんで。いわゆるキーボーディストとかが弾くことが多いんですけど。でもなんか、「この人に頼む」って言うのもあんまりないなって思っていて。いつものキーボードの人に相談しても、「やっぱりベースはちょっと難しいかな」みたいな感じで。

「じゃあ、どうしたらいいんだろう?」って思っていて。で、ある日、いろいろといつもYouTubeで曲とかを聞いてて。その時に見つけた曲があって、すごいいいなと思って。「Ujico*/Snail’s House」っていう風に名前で書いてあって。いろいろ調べたら日本人だと。また20歳ぐらい。「マジか!」って思って。すごい曲が良くて。その中で、「あれ? ちょっと待って。この人にベーシストとしてベースだけお願いできないかな?」と思って。

で、オファーをしたら「すごいやりたいです!」って言ってくれて。実際に会ったらすごいいい子で。いい男の子で。STUTSくんもすごいいい子だよね(笑)。なんか、STUTSくんもそうだけど、トラックも作って、いろいろ作れるんだけど、STUTSくんにはドラムだけお願いします。Ujico*くんにはベースだけお願いしますって、なんかそういう頼み方。それが今回、特になんかいろんな意味で成功してるなっていうのがありますね。なんかやっぱり自分の楽曲は自分のプロデュースで、編曲なので。誰かに全部トラックを頼むってことはしないので。でも、その中でいろんなことを知っている彼らがひとつのパートをやることで、全然違うものがまたできるという。またそういうのも今回のアルバムの面白さであります。それではぜひ聞いてください。星野源、本日発売のニューアルバム『POP VIRUS』の中から『サピエンス』。

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星野源『サピエンス』


はい、お送りしたのは『POP VIRUS』収録曲でございます。『サピエンス』でした。そうですね。1個言うのを忘れていた。これ、ドラムを玉田豊夢さんという方が生で叩いているんですよ。僕、このリズムを生で叩ける人にはじめて会って。で、こういうリズムにしたいと思っていて、きっと生じゃ無理だろうなって思って。「こういう風にしたいんです。こうしてください」って試しに言ってみたら、「あ、わかりました」って言っていきなりこれをやりましたからね。これ、2テイク目ですから。「凄すぎる! 最高!」っていうね。もう本当に鳥肌が立って。

「最高っすね!」「あ、ああ、そうですか……」みたいな(笑)。超面白いんだよ、豊夢さん。いやー、そんな感じですごい大好きな曲になりました。で、冒頭のキーボードの音。ゆっくりなやつ。あれは僕の家で、自分の家にエレピ。ウーリッツァーがあるんですけど。それをiPhoneで録った音がそのまま使われています。はい。なんかそんなのも含めて、面白い曲ができたなと思っております。

メールが来ました。横浜市の方。「『わからないからこの言葉で書いている。説明できないことがあってもいいんだ』と、なにかハッとさせられました。そんなことだらけですから」と。そうだね。いや、本当ですよね。説明できないこと、全然ありますよね。感想もね、本当にたくさんありがとうございます。いろいろ読ませてもらっています。

なんでみんな、すごいいろんなことを書いてくれようとしてくれるんですけど、なんていうか僕がもうそもそもこのアルバムを、言葉にできないものを音楽にしようとしてるので。全然無理に言葉にしようとしていなくてくれなくてもよくて。「なんか最高!」とか「なんか好き!」とか。僕ね、「なんか好き」とかがすごい嬉しいんですよ。「なんか好き」とか「ヤバいね」とか。もうそれで十分。なんで、そういう風にメールもくれてるんですけど。そういうメールは採用はしてないけど、ちゃんと読んでますから。そういう言葉だけでも本当に嬉しいです。聞いてくれてありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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