星野源『ダ・ヴィンチ』星野源特集を語る

星野源『ダ・ヴィンチ』星野源特集を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『ダ・ヴィンチ』星野源特集「星野源と、思考。」について話していました。

ダ・ヴィンチ 2018年12月号

さてもう1個。私、星野源を特集した『ダ・ヴィンチ』が発売されました。やったぜ。ねえ。発売したぜ。「星野源と、思考。」をテーマに12月19日にリリースされるアルバム『POP VIRUS』に込めた思いを語ったロングインタビューや『いのちの車窓から』の新作エッセイ他、32ページにも及ぶ私、星野源大特集が掲載されています。ねえ。これ、すごい特集なんですね。すごいよ、寺ちゃん。マジで。これ、僕読んだ時に本当に感動しました。すごいっす、この特集。ええと、僕の『POP VIRUS』というアルバム、12月19日に発売でございます。(小声でささやくように)ぜひ予約するんですよ、みなさん。いまからでもいいんです。予約するんですよ……そうです、そうです……そうやって予約するんですよ。

ねえ(笑)。アルバムが出るんですけども。で、そのいちばん最速インタビューみたいな形でございます。なので、その『POP VIRUS』のインタビューとか、僕星野源自身の姿勢みたいなものを特集してくれるという、ありえない……なんて言えばいいんだろう? 本当にありがとうございますという感じですね。なんで、その僕が普段思ってることとか、やってる仕事みたいなものをですね、関係者のみなさんとか一緒に仕事してるみなさんとかにインタビューをしてくださったりですね。僕と縁のある方、そして普段聞いてくださってる人とか……漫画家の方とか小説家の方とかにイラストを寄稿していただいたり。あとは書評を書いていただいたりとかですね。本当に盛り沢山な内容となっております。

関係者の方が話してくれたのは先ほどもお話しました細野晴臣さん。細野さんも語ってくださってます。ありとうございます。本当に。そして三浦大知くん。大知くーん! ツアー、お疲れ様! 早く見に行きたいと思っております。そして細田守さん。ねえ。いつも本当にありがとうございます。そして関(和亮)さん。もう! いつもお世話になっております。本当にミュージックビデオの演出をね。そして、(吉田)ユニちゃん。本当にいつもお世話になっております(笑)。なにからなにまで本当に……本当にお世話になっております。

そして、STUTSくん! STUTSくん、最高にいい子なんだよ。ねえ。最近、STUTSくんの作業場に行くという動画がYouTubeで公開されてるんで。インタビューみたいなの。それをぜひ、面白いんで見てみてください。

そして『おげんさんといっしょ』のプロデューサーの柴崎(哲也)さんね。お世話になっております!(笑)。いつも本当に……(笑)。

(寺坂直毅)フフフ(笑)。

(星野源)なんで笑うの? あなた、いちばんお世話になってるでしょ? 本当にお世話になって。本当に素晴らしい人です。かっこいいテレビマンですよ、本当に。『イエローマジックショー』でもちょっとご挨拶することができて。柴崎さんも語ってくださっています。そして『逃げるは恥だが役に立つ』のプロデューサー、那須田淳さん。那須田さーん! 本当にいつもお世話になっております。本当に優しい人です。そしてです。これがいちばん……これがいちばんメイン。当番組ディレクター、石井玄ちゃんのインタビューが掲載されています!(拍手)。

(ファンファーレが流れる)

(星野源)自分でSEボタンを押す(笑)。ファンファーレね。これは……ヒカルちゃんのインタビューが読めるなんてなかなかないですよ。前にあった? なんかあったね(笑)。なんかすごいかっこいい、偉そうな感じで(笑)。まあ、偉い人なのかな? すでにね。偉い人なのかね?(笑)。そう。ヒカルちゃんのインタビューが載っているんでぜひ、ラジオを聞いてくださっている方は読んで見てください。本当に素晴らしい。みなさん、すごく素敵な言葉を書いてくださっていて、嬉しかったです。ありがとうございます。

そして、そうそうたる作家のみなさん、漫画家のみなさんとかですね、寄稿してくださっております。くらもちふさこさんがですね、僕の『アイデア』という曲を元にですねイラストを書いてくださいました。僕がこの表紙の撮影をしてる時に、くらもちさんがわざわざご挨拶に来てくださいまして。そこでいろいろとお話をさせていただきました。普段から曲を聞いてくださっているそうで、本当にいつもありがとうございます。お会いできて嬉しかったです。本当に素晴らしいイラストでございます。ぜひみなさん、見てください。

で、くらもちふさこさん、塩田武士さん、山下和美さん、市川春子さん、伊図透さん、ミズタマさん、海野つなみさん、鈴ノ木ユウさん、真造圭伍さん、あらゐけいいちさん、那波マオさん、青木U平さん。もうそうそうたるメンバーでございます。すごい超豪華でございます。なんで僕の担当編集のMさんのもう情熱と執念が詰まりに詰まった、ものすごい一冊になっております。これはもう買わないといけない! (ささやくように)ぜひ買うんですよ。ねえ。みなさん、買うんですよ……。ヒカルちゃんのインタビュー、いいですよ……(笑)。

はい。ええと、じゃあメールが来ております。山梨県の方。「たったいま、仕事帰りに『ダ・ヴィンチ』を買いました。どうしてもすぐに手に入れたくて職場近くの成人向け雑誌を主に扱う本屋に寄りました。カーテンで隠されたコーナーの手前に源さんが表紙の『ダ・ヴィンチ』は積まれておりました。待ちきれず男性客に混じってその場で立ち読み」。ああ、成人向け雑誌を主に扱う本屋、いいですよね。何だろうね。何だっけ? 地方に行った時に昔よく、信長書店とかの前を通ると、なんかいいバイブスを……(笑)。なんて言えばいいの? まあいいや(笑)。

「……源さん縁の方のインタビュー、マイベスト寄稿、米澤穂信さんとの対談。そして何より、久しぶりの『いのちの車窓から』。すでに『アイデア』の発表時にいろいろな所でお話しされていましたが、改めてその時の葛藤を文字で目にして成人コーナーのカーテン前であふれる涙をこらえることができませんでした。慌てて会計を済ませ、いま車内で読み返しております。カーナビから『うたコン』で歌う布施さんの声が聞こえます」。ああ、今日の『うたコン』、布施さんだったんですね。

(寺坂直毅)今日、布施明さんです。『君は薔薇より美しい』を……。

布施明『君は薔薇より美しい』

(星野源)ああっ、聞きたい! いいですね~。「……買ってよかった。家に帰って『オールナイト』までの間にまたゆっくりを見たいと思います」っていうことで、ありがとうございます。続いて……「今日発売の『ダ・ヴィンチ』の『星野源と、思考。』を読みました。源くんは常に全方位にアンテナが立っていて、全身全霊全力全開でひたすらに考え続けている人なんだなと思いました。音楽、演技、文章などの作家面だけでなく、この先の未来やお仕事の現場の環境、周りの人々のことももれなく網羅していて、そんなに思考をフル稼働しまくってエネルギーが切れないのかな? 疲弊しないのかな? 大丈夫かな? と心配になってしまうほどでした。すごいです。

関係者インタビューやイラスト寄稿もみなさん、源くんに対するリスペクトと信頼と愛が溢れていて、当てはまらない人をなくしたいとロングインタビューで話されていたその気遣いと優しさが、周りの人たちを等しく包み込んでいるからこそ、唯一無二の素晴らしいチーム星野源となっているんだなと感じました。米澤穂信さんとの対談は次項に続くということで、来月号もしっかりとチェックします。素晴らしい特集、ありがとうございます」ということで。ありがとうございます! なんか褒めてくれてありがとう。嬉しい!

「早速、『ダ・ヴィンチ』を読ませていただきました。源さんがラジオで『2017年はつらかった』と言っていたことが胸が痛くなるほど、源さんの文章読んで伝わってきました。大変な思いをしてる中、周りの方々が源さんの生み出すアイデアにひかれ、自分たちも頑張らないとと思い、また新たなアイデアを生み出し、素敵な関係を築きながら私たちにたくさんの作品を届けてくれていたのですね。ありがとうございます。そして斗真くんとのハワイ旅行、帰りの車の中でのエピソードは本当に源さんのことを大好きで、源さんを苦しみから救いたいと思ってるの言葉だったのでしょうね。源さんの周りには素敵な方がたくさんいらっしゃいますね。羨ましく感じました。新しいアルバム、楽しみにしています」ということで。ありがとうございます。いや、いろいろとありがとうございます。エッセイもね、久しぶりに書いたのでぜひ、みなさん読んでいただきたいと思っております。

そうですね。そうか。泣いてくれるんですね。嬉しいですね。そうですね、なんだろう。楽しかったですね。文章、久しぶりに書いたっていうのもあって、感じをつかむのに結構時間がかかったんですけど。でもなんかね、文章を書くのも必要なんだなっていうのは改めて……自分の考えみたいなものとか、漠然とした状態みたいなものがはっきりと自分で認識することができるっていうのはすごく思いました。すごくね、なんかよい感じで書けたなと思っております。まあ、「壮絶」って書いてくださっている方、結構多いですね。ありがとうございます。そうでもないんですけどね(笑)。なんか、うん。僕はまあ、大変だったっていうのもあったんですけど。

あとやっぱりね、『アイデア』という曲がまず出せて、それをみなさんが喜んでくれたってのが僕にとって非常に嬉しかったことで。なんか人生って本当にオセロみたいだなと思うのは、ずっと何か辛い状態で負け続けても、何か1個で全部ひっくり返るっていう瞬間があるんですよ。僕、そういうことが本当に何回もあって。だから諦めたくないっていつも思うんですけど。なにか本当に辛くて「ああ、もうダメ。マジ、マジ本当にダメ!」って思ってる後に、1個自分で何かできたり、誰かが何かしてくれたりっていう状況の中で、自分はとても幸せなんだと思うんですが。それを自分でも作れるきっかけだと思うんですけど。

本当にオセロのようにバババーッ!って全部、「うわー、よかった……」っていう瞬間が訪れることが本当に何度もあって。なので、いまはもう全然大丈夫な状態でエッセイを書いたので。まあ、大丈夫じゃなかったら書かないんで。なんで、僕はいま非常に抜けた状態だって思って読むといいのかもしれないですね。ホラー映画を見て、「これは現実ではない」と思いながら見るみたいな(笑)。なんかそんな感じですかね。

<書き起こしおわり>

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